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親子の関係は未知数だから

2022年7月17日(日)

息子と夫は二人でプールへと出かけた。昨日もプールへ行ったのに元気なことだ。少しだけ顔つけが出来るようになり、ちょっとだけ潜れるようになったことが息子は嬉しいらしく、しかし近所のプールは冷水プールなので二人とも唇を真っ青にしながら奮闘していたらしかった。そんなになるまでプールにいたいと思うなんて、泳げない私にはさっぱり理解できない。でも楽しかったという息子を見るのはとても癒される。良かったね。


2022年7月18日(月)

息子と夫は二人でプールへと出かけた。昨日もプールへ行ったのに元気なことだ。あれ?この文章、なんか読んだことあるよね?デジャヴ?と思ったそこのあなた、デジャヴかと思ったのは私もです。この三連休、息子と夫は毎日プールへと出向いた。息子のプールに対する熱がここまで上がるとは思っていなくて、夫も私もただただ茫然としたけれど、本人は楽しそうで、しかしまだ泳ぐことは出来ないようで、今日は早々に飽きて帰ってきた。いくら楽しいことでも、毎日やってたら飽きるわな~。


こうやって日記を書いていると、夫と息子がとても仲が良いようにも思うのだけど、実はこの二人にあまり会話は無くて、でもこれが男同士の親子の関係なのか、女性であり一人っ子の私には皆目見当もつかず。

そして最近ずっと『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』を読んでいて、ここでも父と息子が登場し、男たちの関係性について思いをはせているのだった。

辻さんの小説を読んだことはたぶん無いのだけど、息子さんとの暮らしがとても楽しそうに描かれているものだから、この二人の関係はとても良いな~と思いつつ、料理上手でおおらかそうな父、家族思いで成績優秀な息子ならば、人生は楽しく過ごせるのかもしれないね~と、うがった見方もちょっとだけしてしてしまい、羨ましいからってうがった見方をしてはダメだ、と自分に言い聞かせた。反省。

離婚して一人で子どもを育てることの心細さが、少しだけ見える時もあったりして、辻さんがどれほどの思いで息子さんを育てているのか、どれほどの覚悟が必要なのかを、ページをめくるごとに思い知らされるようでもあり、それを思えば私なんてのん気なもので、毎日あまり考えずにのほほんと生きているんだな~と感じた。

子育てを苦労に変換することは、とてもたやすくてついやってしまうことだけど、そこを面白さとしてみることが出来たら、子どもとの関係も、自分自身の精神も不安定にならずに済むのかもしれないよね、と本を読みながら考えていた。言うほど簡単なことじゃないけれど、心がけだけは持っていたい。面白さという目線で日々をとらえていたい。

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