見出し画像

【読書日記】傷つけないために

【6月23日(水)】
子どもたちに口うるさくしてしまう自分に、嫌気がさすのにやめられない。怒る→怒ってしまったことに反省する→もうしないと誓う→でもまた怒る→また反省する→また誓う→エンドレス。

ずっとこのくり返しで、自分でも学習能力がないのかと途方に暮れていた。そんな時に親野智可等さんの本を読んでみた。

以前、『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』を読んでいたので、内容が重複している部分もあったけれど、重複しているからこそ心に刺さった。
「やっぱり叱るのは、子どもを傷つけるんだな」
ということが分かった。

叱られてばかりいる子どもは、親に不信感を持つようになると書いてあって。これは本当に耳に痛い言葉。
さらに、叱ってばかりいる大人の意見は、子どもの耳に届いていない。子どもが意見を聞こうとするのは、叱ってばかりいる人ではなくて、叱らない人なんだとも書いてあった。

何度も同じことを言わせる子どもたちに、いつもイライラしていたけれど。どうやら私が叱り続けているから、子どもたちも私の話を聞こうとしていなかったようだ。これは本当に心に刺さった。

親という立場に甘えて、子どもたちへの態度が非常に悪かったことに気づいた。喜怒哀楽の「怒」の部分ばかりを見せていた。本当は我が子であっても、他人なのだし気を遣う関係であったほうが、物事は上手く回るのに。

相手が誰であっても、「尊敬」する気持ちを持つこと。自分のお腹から生まれてきたんだとしても、一心同体じゃない。別の人間であって、思う通りに操る人形じゃないことを覚えておくこと。

こういった心に刺さった本であっても、時間とともに内容を忘れていって、結局はまた元に戻ってしまうことが多々ある。忘れないように、いつでも思い出せるようにしておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?