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「読書日記」書いて捨てる

2022年5月12日(木)

フミコフミオさんの『神・文章術』に「書いて捨てる」という話があり、実行してみたら気持ちが落ち着く場面が増えた。要らない紙に、頭の中にあることを書き出していって、書き終わったらその紙を捨てるだけ。キレイに書こうとか、文脈とか何にも考えずに、思いつくままに言葉を書き連ねるだけなのだけど、これが何だかとても良いのだった。

紙が手元にない時は、一人LINEグループを作成してそこに文字をバーッと打ち込んだりもしている。夫や子どもに対してイライラした時など、本人には言えないけれどしかし我慢できない感情を吐き出すだけで、気持ちは結構スッキリするのでオススメ。

ただ、文字を手書きするほうがスッキリ度が増すような、そうでもないような気がしているので、飽きるまでは紙に吐き出すことを優先しようと思ったりしていた。「飽きるまでは」というのが重要。飽き性であることは誰にも負けない自信がある。(何の自慢にもならん)

そういえば以前も、モーニングページをやっていたっけ・・と思い返していた。朝、頭にある言葉を思いつくまま、ノートに3ページ書いていくというもの。『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んですぐに実践したなぁと、懐かしくなった。

モーニングページは何ヶ月か続けたら、過去に書いたものを読み返してみるというのがあって、私はそれが非常に面倒でやめてしまったのだけど、続けていたらどんな世界が見えていたのだろうな、と今でも思う。

その日その時、自分が何を悩んで、何を考えて、そしてどうやって解決していったのか、そういった経緯を知ることができるのは過去を振り返るからだと思う。過去のノートを読み返してみると、たとえ書き散らしたものであっても、そこに今の悩みに対するヒントがあったりするから、ノートや手帳を手放すことは出来ない。

ただ、愚痴や不満は残しておいても、未来の自分が良い思いをするとは思えないので、すぐにでも捨ててしまいたくなる。こういう時には「書いて捨てる」が有効なはず。何でもかんでも捨てるのではなく、イヤなものだけ捨てるという方法を選択すればいいのだろうけれど、根っからの面倒くさがりにはその選択をすること自体が面倒なのだった。

とにかく言えることは、書くことは気持ちの整理にとても大事だということ。捨てるにしても残しておくにしても、書くことは続けよう。

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