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生きる

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様々な試練のある人生、それでも「幸せ」になりたいと願うあなたに言の葉が届いたらいいです。^_^
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深海が青黒く見えるのは

深海が青黒く見えるのは

マリアナの海に調査に行った人の話を
聞いたんだ
調査船から見た海は
黒に近い青だったという

ほら、こんな色
と見せてくれたインクは
その青黒さを忘れないうちに
買い求めたもの

透明度が高いから
黒っぽく見えるんだね

人の心も同じように考えてみると
心の透明度が高いから
自分で覗いた心が
暗く見えるのかもしれないね

水の透明度が高いことは
汚れていないことではないらしい

それでもいいんじゃ

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満月 

満月 

満月を眺めていると
見えないはずの地球のカタチも丸いことを
認識する

人も同じ
自分の身近な相手を見ていると
見えないはずの自分のかたちまで見えてくる

三日月に見えるけれど

三日月に見えるけれど

あなたの人生が
今日の三日月のように
満たされず、足りない
欠けているように感じるとき
思い出してください
まんまるい月は
変わらずにそこにあって
照らされない場所であっても
変わらず、まるい形を保ち
満ち足りているのです太陽に照らされなくたって
欠けていたりしないのです

輝いても、輝かなくても
その価値に
変わりはないのですから

y i_am_i_am_iさんの素敵な写真を
使わせて頂きます

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樺色の月

樺色の月

樺色の月を見ると
昔の人は 
何か不吉なことが起こると
思っていた

光の屈折により見える
干渉色というらしいけど

怪しく妖艶に見える

今日の月は
何故だかひときわ惹きつけられる

それは人の心が
強さにも 弱さにも
惹かれてしまうように
できているからかな

こんな夜には
正しさだけでは説明できない
闇に吸い込まれそうになるのは
ありか、なしか

樺色の月に聞いてみる

真昼の月

真昼の月

真昼に月がくっきり見えるのは
空が真っ青なとき

早めに職場を後にしたら
日の長くなった空に
真昼の顔をした月が
微笑んでいた

月は見る時々の自分の気持ちを
鏡のように映しているようでもあり
余分な心持ちを吸収してくれるようでもあり

深呼吸してみたくなる

「真昼の月はやさしいな」
ひとり、つぶやいた

太陽のような情熱や眩しい光はなくても
与えられた光を返すことで光る月

そんなふうにそっと

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幸せを願う

幸せを願う

「もっと幸せになれるはずなのに」
時々思うことがある

あなたは
あなたが思うよりもずっと
魅力的なのですから
迷わずに進んだらいいのにって
思うことがある

過去の出来事から
そう思ってしまうのかもしれないし
考え方の癖なのかもしれない

だけど

あなたは
あなたが思うよりもずっと
「幸せになる力」があるのですから
「幸せになる決意」をして
迷わずに進んだらいいのにって
思う

「幸せになるコ

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哀しみと絶望と希望と

哀しみと絶望と希望と

温厚で優しく
頼りがいのある人だったが
人知れず抱えている闇は深く
長年続けてきた仕事を
辞めることまで考えていた

家族の問題は
家族にしか分からない

十数年もずっと両親の介護と
向き合ってきたその道中は
穏やかではない日々も
あったのだろう

自分の怒りを止められないと言う姿は
哀しみを帯びて
疲れているように見えた

まだまだ続く
解決の見えない日々を
あたなはどう過ごすのだろう

誰もが

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中庸の本能で

中庸の本能で

本能は強すぎても
弱すぎてもだめ

強すぎると
狩りに出ては危険に巻き込まれ
弱すぎると
狩りにも出掛けられず引きこもり

本能が強すぎても
弱すぎても
人類は滅亡したはず

本能と共存できるくらいの
強さであり 弱さであったから
なんとかここまで
生き延びてこられた

だから
勝者にも弱者にも
ならなくて良い

そのままで
ほどほどで良いのだよ
生き延びていくためには

万華鏡

万華鏡

目を開けられないほどに眩しい
万華鏡の模様は
封印された物を
実物以上に美しく魅せる

筒を覗きながら回転していくと
それは美しい宝石のような輝きで
ガラスの小片ですら
愛おしい宝物のように見える

人生も同じしくみで
自分の人生を回転しながら
覗いているから
美しく見えてしまう人や物がある

それをどうしても
手に入れたければ
本物の宝物なのだと
自分に言い聞かせて

回転するのを止め
いったん

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生まれてきた理由

生まれてきた理由

生まれてくるのには理由があってね
聞くところによると
どうやら親を選んで生まれて来ているとも
言われている
自分で選んだのなら
何か理由があったのだろう

生まれてくるのには理由があってね
本来ならば
浴びるほどの親の愛情を注がれるために
生まれてくる
満たされた愛情や
足りなくて自分で埋めた愛情は
今度は誰かに渡せるらしい

生まれてくるのには理由があってさ
そうそう予定通りには
いかないことだ

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白い紫陽花でなくてもね

白い紫陽花でなくてもね

雨降りに
そっと寄り添ってくれる紫陽花が好き

取り分け白い紫陽花に
惹かれる
何ものにも臆せず
生きているようで

紫陽花の花色は土による
酸性で青色に変わり
アルカリ性で桃色に変わる

実際にはアルミニウムやリン酸の量など
もっとたくさんの要素によって
花色は変化する

そして
アントシアニンを含まない種は
色素を持たないから
何色にも染まらず
白い紫陽花となる

白くならない理由を知ると

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心の声を聞いて

心の声を聞いて

必要とされる場所で
大切にされることが
あなたの心を
あたたかく包みます

時には
誤った判断をして
あえて
傷つくような場所に
入り込んでしまったとしても

目が覚めたら気付きます

あなたは
たくさんの優しさに
包まれているのですから

自ら好んで困難な道を
ゆくこともない

天国への入口があるのなら

天国への入口があるのなら

「愛」について 

もしも、天国への入口があるのなら
何も、もたずに行こう

楽しかった思い出も
感動した思い出も
辛かったことや
楽しみにしていた明日も

だけど、
愛していた記憶だけは、天国で
もしも、美しいものを見たのなら
思い出せるように
おまじないをかけていこう

もしも、天国で
美しいものを見たのなら

あなたの顔も、名前も、肌のあたたかさも
思い出すことはできないけれど
ただ、あたた

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