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南極

私には、ちょっと大きすぎる夢がある。

南極に行きたい!

中学生の時、学校の図書室でこんな本を見つけた。(前半は本の紹介です)

渡貫淳子さんの、「南極ではたらく」である。

私は本を読むことがそんなに得意ではない。
しかし、この本はとても面白くてスラスラと読んでしまった。
借りていられる1週間のあいだ、何度も読んだ。
書店で見つけたら買いたいのだが、見つけられずにいる。
つまり、手元にないので一年以上前の記憶から引っ張り出しながら書くことになる。
正直、細かいところまでは覚えていない。
再びこの本を手に入れた暁には書き直すかもしれない。

この本は、著者の一児の母である渡貫淳子さんが、調理隊員として南極観測隊に参加する話である。
過酷な環境で限られた食材を使っての料理のこと、南極の冬(南極にも季節があるよ!)を乗り越えるための料理以外のお仕事、女性としてのハンデ。一般人は絶対に知らない、南極観測隊についてのアレコレが渡貫さんの視点で書かれている。

小さな子供のいる主婦が「南極で働いてみよう!」だなんて思うことが正直常軌を逸している。
ものすごくガッツがある人なんだなと思った。そして、読んでいて同時に思ったのが、それでいて親しみやすい人なんだなとも思った。

全くの未知の世界で、知識としてもすごく読み応えがあった。
専門用語がバンバン出てきて頭がこんがらがることなく、楽しく読むことができた。

過酷な状況に自身を放り込むその姿勢と、決して1人ではできないことに仲間と挑んだことに勇気づけられた。
とんでもなくすごいことをしていると思うのだが、
それでも、身近に感じてしまうこのエッセイ、すごい。とにかくすごい。語彙がない。

というわけで、私も南極に行ってみたい!!!!
人が簡単に踏み込むことのできない、自然溢れる神秘の場所へ。
世界中のどんなスポットにも真似できない迫真の絶景を拝みたい。
南極は国じゃないので、海外旅行でもない。宇宙でもない。そんな場所があるだなんて。

調べてみると、南極旅行のツアーがあるらしい(全てネットの情報ですが、行った日本人のブログはいくつか出てくるので信憑性はあると思います)。
かかる費用は少なくとも3桁万円前後。大金すぎてよく分からん。
期間は主に半月以上。11月〜3月初旬の南極でいう夏のシーズンに訪れるのがおすすめだそう。
アルゼンチンという南アメリカ大陸南端の国から、船で渡るのが主流だそうです。

なんか大金すぎるしめちゃくちゃ遠いし、
社会人にここまでの長期休みは取れるのか?と思うと行ける気がしなくなってきた。
でも逆に、お金とか時期とかの条件が整えば一応行けちゃうんですね。
あとは、英語もできないと……。英語中学生レベルも怪しい……。
海外も行ったことがない私の知識と想像力だけでは現実的なのかどうかすら分かりませんでした。
ブログには「案外簡単」みたいなことが書いてあったけれど、皆さんガチの旅人なのでね。

諦めずにデカすぎる夢として持っておきたいです。非現実的すぎて逆にワクワクしてきた。
誰か一緒に行こう!!

2023年1月編集

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