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【旅行記】某有名テーマパークの救護室に世話になった話

ここ数日、note含むSNSのフォロワー数人がディズニーやユニバのことを立て続けに語っていて、私も思い出したので書いてみる。皆さんの素晴らしい思い出を踏みにじらないように敢えてどことは書かないが、誰もが知る有名テーマパークである。分かってしまう要素があったらすまん。当時のnoteで若干触れたような気がするので本気を出せば特定できると思いますよ。
ちなみに体調が悪すぎてテーマパークの写真は1枚も残っておりませんでしたので、ギャラリーからお借りしました。

2023年夏、ある日妹がその某テーマパークに行きたいと言い出した。父は安定に乗り気ではなかったため旅行メンツから外され、母は電車の乗り換えやスマホの操作などにめっぽう弱いため戦力にはならないということで、私も連れられて3人で行くことになった。ついでに近郊でも遊ぶ計画になった。2泊3日である。その時の私は「(騒がしい場所は好きじゃないけど)行ったことないし付き合ってやるか🥴」という感じだった。

1日目の朝イチに1限だけ学校でテストを受けて命を削った後に出発した。

その日は近郊のモールで買い物をするということになった。目から耳からギラギラと情報が突き刺さりもう既にフラフラで、華々しい場所の中1人でマジで泣いていた。母に露骨に面倒くさそうな顔をされて更に鬱を感じたが、私は指揮をするために連れられてきたのでイライラしながらもなんとかこなした。

摂食障害だったので食事も何も楽しくなかった。昼は低カロリーそうな料理が多い店で通してもらったが妹は大変不満そうで、晩は母と妹はどデカいカツの定食を食べていたが、私は恐ろしくてそんなもの食べられなかった。ホテルに戻って1000円近くするサラダをもりもり食べて「贅沢だな」と言われた。少なくともカツよりはだいぶ安いし、当時の私にとって旅行における一番の幸福はそれだった。もちろん自分でも違和感はある。

2日目に本題の某テーマパークに行った。鬱特有のスローさで全てにおいて効率が悪く、入場する前から母の罵声を浴びてとにかくしんどかった。
普通は乗り物に乗って買い物をして、着ぐるみと写真を撮ってクレイジーな見た目の食べ物を食べるのだろう。しかしどれもあまり記憶にない。急に下に落ちる乗り物と、ぐるぐる回る可愛いやつに乗った記憶あるが、その最中のことは特に印象にない。至る所に食べ物が売られていたが、摂食障害で一口も食べられなかった。

母は三半規管が弱いので妹とご一緒できるのは私だけと大変頼りにされていた。しかし騒がしいものに乗るために騒がしいところに並ぶ元気がもうなかったので、謝罪して耳栓をしながら一人場内を徘徊していた。トイレすらうるさくて困った。そんなこんなで母はブチ切れていた。
本当に限界で一人でホテルに戻ろうと思って電話しまくったがフル無視され、やむを得ずそこに立っていた職員のおにいさんに「体調が悪い、静かなところに連れて行ってほしい」と声をかけた。運悪く愛想が悪い人(こういうところではすごく珍しい)で、連行途中に一度も振り返ってもらえなかった。

なぜ伝わったのかは忘れたが、救護室にいると知った母は急に手のひらを返したかのように飛んできた。とにかく落ち着きたかったので一人でホテルに戻らせてくれと言うとようやく承諾された。代理でバイト先への土産を買ってもらったが、帰宅後過食欲に耐えきれず微妙な味のクッキー30枚(観光地価格)を一人でたいらげてしまったのがバレてすっげえ怒られたのは別の話である。

3日目の朝はビュッフェだった。ストッパーが外れて沢山食べて引かれてしまった。まだまだ食べたかったのに切り上げられた。流石に体調の悪さが伝わったようで、ホテルから出たら即帰路についた。

今年の一月にも新幹線で遠出をして本気の体調不良に見舞われてしまい、外に出るのが怖くなった。かなり最近ということもあり、思い出すだけでしんどい。またいつか書こう。
何ヶ月も前から楽しみにしていた大きなライブ、終わったら熱く語ってやろうと思っていたのに……
他に最近の遠出といえば、大学受験に行った。楽しいような用事ではないが、体調が悪くなかったのでそのことは笑顔で語ることができる。体調さえ悪くなければ大して楽しくないことも美化できるが、逆も然りなのである。

書き終えた今、体調が悪くなった。

終わり!

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