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青山美智子さんの作品を読んで、涙がとまらなかった話

たまたま手にとった「木曜日にはココアを」と「赤と青とエスキース」。

「赤と青とエスキース」は、書店でふと目にして購入した。単行本のデザインが綺麗で、思わず手が伸びたと思う。
帯に〈二度読み必至!〉と書かれていたのと、パラっとめくって読んだ最初の文章に惹かれたのも購入のきっかけとなった。


「木曜日にはココアを」は、ツイッターで見かけて、表紙デザインが好きなミニチュア写真家の田中達也さんだったから、書店に探しに行って購入。


どちらも、青山美智子さんが書いたものだと知らずに購入。後から読もうと本棚にしまうときに「同じ作家さん…だと…」と何故かテンションが上がった(それを知らずに購入したから)



本を読むときは3冊などまとめて読むことが多く、「今日はまず青山美智子さんの本を2冊だなぁー」なんて、呑気なことを考えてた。


軽率な考えだった。
文庫本で購入した「木曜日にはココアを」から読み始めて、30分足らずで号泣していた。涙腺脆弱じゃん…って読み進めたけど、本を閉じるまで号泣の波が何度も来た。
年かな…33ちゃい…前頭葉いかれちまったかい…



わたしも気づかないうちに、だれかの人生に優しく触れて、そして背中を押してるのかな…って思える、終始温かい話。
そして、わたし自身ほかの人からいい影響受けてるなぁって改めて実感した(この本も然り)

短編の物語が、それぞれリンクしているので詳細なにも書けないけど、しいて言うなら「わたしもマーブル・カフェでココア頼んで、ひとこえぼれしたい」。




ぜひ、読んで答え合わせをしてほしい。
わたしみたいな涙腺ガバガバ民には、家で読むのをおすすめしたい。
下記で試し読みできるみたい。




涙を何度もぬぐい、2時間ほどで読み終えたあと、「赤と青とエスキース」を読み始めた。

二度読み必至って書いてあるし、さすがに泣かないだろう、伏線回収に驚愕できるのかな楽しみ〜なんて、これまた軽率だった。


これも号泣。
ねぇわたしの中の水分枯渇しちゃうよ…


これも詳細は書けない系だけど、絵が好きなわたしにはドンピシャで、個展行きたいなぁと思ったし、子どもができたら色の名前つけたいなぁって思った作品。
51歳になったときにまた読み直したいなぁ。

そして最後まで読んで、たしかに二度読み必至だなと思った。



内容はもちろん、ことばの使い方や表現、物事に対する目線や視点がとても良くて、ことば好きのわたしにはグッと刺さるものが多かった。


「木曜日にはココアを」で好きな文章は、

キリンの首が勢いよくしなった。
こんなに長いと不便じゃないのかな。
風邪をひいて喉が痛いときって、どこからどこまでつらいのかな。


わたしの首はうなったよ。
この視点、なにをどうしたら生まれるのかしら…
この文章を読んでから、たしかにどこまで痛いんだろうか、そもそも痛くなるのかな…なんて妄想した。あとで調べてみようと思う。


「赤と青とエスキース」では、

私たちはこんなふうに、色を失っていくんだろうか。


年齢を重ねていることを実感したときのセリフ。
わたしもすこしづつ年をとったことを実感してきているから、余計にこの一文に引っ掛かったのかもしれない。




青山美智子さんの作品をはじめて2作品いっきに読ませていただいたけど、こんなに泣かされるとは思わなかった(読んだひとで、こんなに泣いたひといるのかな…不安になってくる)


紹介したことば以外にも、本の中のいたるところにグッとくる、というか刺さる表現がちりばめられているから、そのことばに触れたくて本をひらくことがあるだろうなぁと思った。


ほかの作品は、明日買いに行く。



読み終わったあと、この感情をどうしたもんかと思って、また青山美智子さんに感謝の気持ちも込めつつ、noteを備忘録としてつらつらと書いてる。


セブチも言ってた。「備忘録を読んでみたり」って。いつか読み返すときがくるかも。

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(この映っている美男子ウォヌや、7/17ハッピーバースデー!)


セブチも差し込んで情緒…って感じだけど、とにかく青山美智子さんの作品に出会えてよかった。

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お借りした画像のクリエイターさん:たねたまみ さん



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