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「ゲンコツらじお」#79 カウンセリング 共感と同調の話

職場の不満をもらすやっかいな人
「どう思います?」なんて相談されたら
どう返しますか?
やっぱり「こうするほうがいいよ」って答えちゃいます?
ちょっと待った!
それでは何の解決もしていないって?
共感と同調は分けなきゃいけない!
それってどういうこと?
いつもどおりにゆる~く、ちょっぴりまじめにおしゃべりします!
※2022年5月15日の録音
(フクダクニヒロ、イイジマミツオ、カツワタマサユキ)


以下、文字起こし

フクダが大阪に帰省した話の続きです。

フクダ「友達にふたり会ったんですが、(カウンセラーをしている友人から)面白い話が聞けて、傾聴って人の話を耳を傾けて聞くっていうののプロで、もうひとりのほうが職場で、めんどくさいっていったらアレですけど、クレームっていうか「こういうことがある」みたいなのをしょっちゅう言う人がいると。まぁ言ったら「もうちょっとガマンしぃや。まわりとウマいことやりぃや」というようなことなんやけど、相談されるから「こういうふうにしたらいいんちゃう?」みたいに返すんやと。それを(カウンセラーの)彼に話したら、それはちょっと違うねんでって。「こうしたらいいんちゃう」って言ったのが、実は間違いやったらしくて、「共感」と「同調」っていうのがあるんやけど、カウンセリングでは「共感」と「同調」は分けなくちゃいけない」

イイジマ「わかる、わかるっていうのと、同調ってなに?」

フクダ「共感は相談してくる人に対して、その人の話を聞いて、気持ち的に、感情的に寄り添うこと。例えば「こういうことがあったんです」って言うてきたら、「ああ、そうか大変やね。しんどいね」って言ってあげるのは共感。同調っていうのは、調子を合わせるってことなので、その人の考えに合わせる。「そうそう、それはそうだよ。オレもそう思うよ」っていうのが同調なんですけど、カウンセリングの世界では、共感はしても同調はしてはいけない。これ、結構難しんですけど履き替えがちで、例えば「そうやそうや、オレもそう思うわ」って、もし言ってしまったら、その場では収まるかも知らんけど、あとあと「あの時、同じ考えやって言ってくれたじゃないですか」っていうトラブルが、また起こるんです。全然解決になってないです。その場しのぎでしかない。では「そうか、そうか」って共感して、そのあとどうすべきかってことなんですけど、そこから傾聴なんです。とにかく話を聞くんです。その聞くってことが大事なことで、わぁって感情的になってる人が、人に話すってことで、論理的に伝えないといけないので、そこで整理させてあげることが大事なんです。それをどんどん繰り返していく」

イイジマ「うん」

フクダ「さっき言ったように「オレもそう思うよ」とか、逆に「それは、そう思わん。オレはこう思うよ」っていうのがなんでアカンかっていうと、その人の今までの経験とか知識とかから得られたものから発したことばだから、自分の考えの押し付けなんです。なので、相談している人が整理していって、その人の考えていることの中から導き出した答えから解決策を出さなアカンのです」

イイジマ「要は「アンタは答えを持ってるでしょ」と。アドバイスじゃなくて、引き出してあげる。自己解決させなきゃいけない」

この続きは「げんこつラジオ」の配信をお聴きください。

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