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アイスランド旅行記(4)

アイスランド二日目です。一日目が早朝からだったので、なんだか既に3日くらい居る気分。。。
この日は「レイキャビク市内・周辺を歩く日」と決めてました。一つには防寒着が必要ならレイキャビクで買うのがいいだろうと思ったから、また一つには「初日の疲れをすこし癒しながら無理しない程度に」という体力配分のため。

アイスランドの案内本を見たことのある方は分かると思うのですが、ここは観光客にとって「自然に会いに行く国」、当然移動が多いのです。ということで朝10時に開くミュージアムからスタートだ、とばかりに9:45くらいに宿を出ました。

−13℃!! でも風がないのが救い。防寒装備・準備も慣れて来ました。緯度が高いので朝や夕方の光は真横から・・・って感じです。
チョルトニン湖畔の可愛い、美しい家々!エリア的に超高級住宅街もしくは各国大使なんかが住んでいらっしゃるんですかね・・・
おはよーー。今日も寒いねぇ。後から知りましたが、これらの野鳥のために温水を出して凍結防止をしているんだそうです。なるほど、だから湖の端なのに凍ってなかったんだ。
チョルトニン湖湖畔には世界最古の国民議会アルシングのための国会議事堂があります(茶色の建物、1881年完成)。あ、こっちは背面ですが。もともとバルト海エリアから(成り上がり王を嫌って)移住してきた豪族たちが開拓したということもあり、各豪族の長・首長(ゴジ、神事も行うリーダー)が集まって地区会議(シング)を開く様になったのが9世紀末といわれ、島全体のことを皆が相談する「アルシング」は10世紀(930年)に始まったとされています。最初の会議はシングヴェトリル(ユーラシア・北米プレートの境目で国立公園)の谷間で行われたのだとか。
レイキャビク大聖堂、1796年建立。
周りは歴史ある建物が沢山。街を効率良く回り色いろ知るにはウォーキングツアーを利用する手も。https://citywalk.is/ (無料のものでも終わったあとチップを渡すのが礼儀かと)
玄武岩でできた国会議事堂。玄武岩は溶岩流でできると言われるから、そういう意味では手に入りやすかったのかなぁ、なんて考える。2階の窓の上のレリーフはアイスランドの守護神とか。でも巨人とか牛(右の方)って北欧神話の影響強くない?って気もする。
国会議事堂前の公園に立つヨン・シグルズソン(Jón Sigurðsson)の像。デンマーク領だったアイスランドの独立運動を率いたひと。1879年に亡くなっているが、1944年6月17日にアイスランドは独立する。ちなみに6月17日は彼の誕生日で、現在はアイスランドの独立記念日。
苦難の道をひとつひとつ切り開くシグルズソンと、彼を信頼し静かに従う人々を表現したレリーフが銅像の下に。いやぁ進撃の巨人のなかの、壁を作った巨人達かと思ったわwww 因みにこの6角柱の石はアイスランド各地に見られます。ハットグリムズ教会もこの岩の壁をモチーフにしているから、アイスランドの人にとっては象徴的な風景なんでしょうね。
しつこいですが、街並みがホントに可愛い。
最初に行ったのはSettlement Exhibition.アイスランドに入植した人たちの歴史やこの場所から発掘された遺跡(集会所?だったようだが、建物側で湧き水が出てしまい遺棄されたと考えられている)から独立前後の人々の暮らし、第二次世界大戦時に英米の駐屯地があってその後レイキャビクの住宅エリアになった歴史などまでが展示されている。入場料が多少かかったはず・・・Guide to Icelandのサイトでは無料って書かれていたけれど・・・
昔ここにあった商店を再現。この島は入植当初からいろんなものを「輸入」に頼っていたから、物はデンマークやバルト三国、イギリスなどから来た物だったとか。
Settlement Exhibitionにある、「昔の商店」の外観。(当然ですが展示室につながるのでこのドアは使えません)
ちょっと買い物して、お昼をテイクアウトして宿に戻ろうか、ということに。
Icewearという防寒用グッズを置くお店は値段がリーズナブル。有名な66°Northという防寒アウトドアグッズのお店より安い!(いや、66°が高いのか?)
レイキャビク名物の屋台でホットドッグを買う。羊肉のソーセージだそうです。調べてたときは「お、珍しく安い食べ物が!」だったけど、最近のインフレのせいかパンデミックで経営が苦しくなったからなのか、値段は倍近くになってました・・・あ、一番シンプルなホットドッグは500円くらいで、このアメリカ大統領もたべたというホットドッグは一つ900円くらいでした・・・
首相官邸。


昨日見てたんだよね、ここで2人分買って宿に戻る・・・・だって!高いしさ!!!一人分3千円くらい、ランチスペシャルで2500円だけど・・・

屋台ホットドッグは美味しかったけれど激寒で、前歯が凍りそうでした 笑
ひとつが小さいので、前日みていたフィッシュアンドチップスの店で2人前買って宿へ。これを4人で分けて、ちょっとお茶飲んでその後全員軽く昼寝。マイナス2ケタの寒さで風も強いと体力取られます。

じゃ、また出かけようか、と外にでてビックリ。駐禁とられてました・・・

停めたところはAirbnbのオーナーの指示したところだと思ったのに。さらに、アイスランド各地で必要なパーキングアプリも入れて念のため払ったつもりだったのに働いてなかった模様。
とにかく宿のオーナーから停めてOKな駐車場の確認をとれるまで、いったん車で出かけることに。ということで予定してなかったアウルバイル野外ミュージアム Árbær Open Air museumに行くことにしました。つづく。

サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。