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酒飲み男子へ、スパイスならカレー以外にも浮気したくなるものなのです

こんにちは、Yas之助です。

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パソコンをカタカタしていると、隣にろくちゃんがやってきます。

フェーーーーーン

当然可愛いので、骨をあげます。

するとボリボリとおとなしく隣で食べています。

当然その間もずっと可愛いです。

目を離してカタカタしていると、ポトリと音がします。

フと見ると、ろくちゃんが骨をソファーから落としてしまっています。
別に拾うわけでもなく、フェーーーーン…みたいな顔をしてフリーズしているので、拾って口元に置くと、またガリガリと食べ始めます。

あ、この間も寸分違わず可愛いですよ?

またカタカタカターとしてると、ポトリと音がして、落としているので、また拾ってあげます。

ということを10回くらい繰り返します。

お前自分で取れよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

と言いながら取って、置いて、ナデナデします。

骨をがじるのに飽きると、今度はちょっかいを出してきます。

かまえ!かまえ!かまええええ!

無視していると、パソコンをペロペロしてくるので、それはちょっと嫌なので構ってあげてしまいます。

気をそらそうと、足元にあるオレンジのボールを投げると、スタターーーン!と飛んでいきます。

フッ
犬だな

なんて思って、その好きにまたパソコンをカタカタしていると、
トコトコと返ってきて、

・・・・・・・・・・・・・

って見てくるんです。

・・・

・・・・・・・

わかったよぉぉぉぉっぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

って遊ぶ毎日。

こいつマジ何なん。たまらないわほんと。


さて、しばらくスパイスシリーズは滞っておりました。

まぁなかなかカレーをダイエット中に食べるのも…いや白米食べたくなっちゃうし…みたいな感じでできておらず。

しかし現在土日は解禁しているので、この前、秋葉原のカレー屋さんに行ってきました。

なかなかの人気店ながらも、少し外で待つくらいでは入れたのはラッキーで、待っている間に、何を注文しようかとメニュー看板とにらめっこ。

無茶苦茶悩んで
(始めてきたのだからまずは王道のカレーを頼むべきか、スパイスたくさん入った、若干亜種的なカレーにするか)、
スパイスどっさりのカレーを選びました。
まぁ、スパイスシリーズをやっている以上、そちらを頼むのが筋だろう!と自分をひたすらに説得しました。

結果、ここ最近食べたカレーの中でも一番美味しいくらいに美味しかったです。

できるなら毎日食べたい

特筆したいのは2点。

コリアンダー、つまりパクチーが絶妙に効いており、無茶苦茶癖になる。
コリアンダーパウダー、シード、生のパクチー、どれがどれだけ効いているのかわからないけど、いい味出している。

そして辛さ調整として玉ねぎのアチャールが付いているのですが、これが超美味しい。そして激辛。
なるほど、こうやってカレーの辛さを調整すれば良いのか、と目からウロコ。
妻はそこまで辛いものは食べれないが、だからといってカレーを2つ作るのも面倒…みたいな時は、カレーは普通の辛さに、そしてアチャールを激辛にして、カレーを食べながらアチャールをつつくことで調整する。

家に帰ってすぐにアチャールを作ってみましたが、
まぁそんなすぐには成功しませんね。
ある程度満足行くものができましたらこちらに投稿したいと思います。

やっぱりスパイスは美味しいなぁ!なんて再認識したカレー。

しかし毎回カレーというのも芸がないなぁ…
とう言えば、一番最初に、スパイスはカレーだけじゃない!なんて豪語していた私でしたので、たまには他のスパイス料理、作ってみるか!
という事になりました!


ということで今回はこちら!

①ガンボスープ

ルイジアナの料理らしく、肉やエビ、野菜と一緒に煮込んだシチュー料理です。一般的にオクラが入っていることが多く、粘り気があります。

こちら、前職の先輩(ウィスキー4Lくれた狂ってる人)が、昔私の家で作ってくれたんです。

それがね、超雑なの。
玉ねぎの切り方とか、鍋への放り方とか、調味料の入れ方とか。
めっちゃ汁飛ぶし、キッチン周りびちゃびちゃだし。

凄い先輩批判するじゃん、て思ったでしょ?

なんでこんなに言えるのかと言うと、

超うまかったの。なんか知らんけど衝撃的に美味しくて、ガンボなんて初めて食べたけど、なにこれ!!!!!こんな美味いのあるの!!???

て。

もう全部許しますよね。キッチン汚いとかもうちょうどうでも良い。
拭けばいい。キッチン拭けば終わり。全て無し

あの味が忘れられず、過去何回か作ったことあるのですが、なんか違う・・・こんなんだっけか?みたいな。

てことで今回はちゃんとスパイスを使いながら作ってみよう!となりました。

あのときの先輩の作ってる姿、動画で撮っておけばよかった。
適当すぎたから本人に聞いても実際のレシピわからないの。
幻のガンボ。

②トンポーロー

なにこれ?て感じですが、いわゆる中華の豚の角煮です。
どうやら杭州の名物料理らしいです。

普段はスパイスをそこまで使わない、ノーマルな角煮を作るのですが、たまには本場っぽいやつ作ってみっか!的な。
ガンボがシーフードと野菜ならこっちは肉だ!てノリ

さぁ作っていこう。


まずはガンボの食材を切っていく。

玉ねぎ…高いんよ…

あと人参もプラスしました。
セロリはあまり買いませんね、普段は。
妻もあまり好きではないとのことも拍車をかけているかもしれません。

私もそこまで好きではなかったのですが、パクチー好きぃ♡てなったあたりからセロリも好きになりました。マヨネーズ+味噌でポリポリと。

はやり好き嫌いが多いのは人生損してる、と私自身の人生に対しては思います。
食べるもの全部好きな方が楽しいに決まってる。
だって出てくるもの全部好きで美味しいんだもん。

うなぎ、マヨネーズ、セロリ、みょうが、大葉、ガリ、レバー、とんこつラーメン、おでんに入っている昆布、焼酎、紹興酒、ウィスキー、グミ、ルートビール、ドクターペッパー

私の過去のあらゆる時点で嫌いと思ったものたち。

未だに嫌いで、死ぬまで嫌いのままで構わないのがグミ。
ルートビールとドクターペッパーは、まぁ人生でそもそもそんなに出会わないからいっか。みたいな。

ルートビールはアメリカで初めて飲んだ時は衝撃的でした。
いつもどおり、家で一人で飲む用のビールを買いに行って、せっかくだからいろんな種類のビールを買おう!ということで知らずにRootBeerを購入、家でルンルンで飲んだ時に、リアルにキッチンに吐きました。

まっっっっっっっっっっっっず!!!!!!!みたいな。なにこれ!!!!!!!!

もうね、超裏切られた感じ。
けど凄いのは、まずいけど買ってしまったのはもったいないし、今これしかないから…
ということで、購入した6瓶、喉奥まで突っ込んで胃に流し込みました。
もうそのトラウマが凄くて飲まず嫌いナウです。

レバーは段々と美味しい、これは美味しいという自己暗示が成功し始めている状況です。

なすのアク抜きは…まぁいっか

全体的に粗みじんな感じで切る。大きさが全体的に揃っていればOK

さて、そしたら、小麦粉大さじ4にバター50gでルーを作っていく。

匂いがキャラメルポップコーン

弱火でじっくりときつね色になるまで炒めていく。これはキャラメリゼ、とか言うんですかね?漫画の知識しかないからわからないけど。

これオーブンに入れたらなんか良い感じのスイーツにならないかな

一生懸命混ぜていればちゃんと色が変わってくるんですね。
こやつのカロリーは凄いことになっているぞ…

毎度、お前は毎度

そして毎度おなじみ、にんにくをじっくりとオリーブオイルで炒め、香りを移していく。この工程での酒は格別。

なんか雑な野菜炒め

切った全ての具材を加えて、全体に油が回るように炒めていく。
途中で塩を小さじ1加える。

人参となすはもともとのレシピには入っていませんでしたが、色味的にいたほうが良いかな?ということで急遽の参加。

…味噌汁だね、これ

ここでチキンブイヨンスープを600ml加える。ただブイヨンをパッケージに書いてある量水に加えただけ。

オクラ、納豆、とろろの組み合わせは崇高

ここでオクラ。結構な量ですよね。
これをまた1cm幅くらいに切って適当に加え、ついでにシーフード系も一緒に加える。

冷凍シーフードはちゃんと解凍してね

いいね、スープというのはとにかく水の中に具材をどんどん加えて、味を整えていく作業だけ。

よし。ここでスパイス。

ローリエ:1枚
タイム:少々
レッドチリパウダー:小さじ1/2
ブラックペッパー:おもうてる倍

を次々と入れていき、最後に煮込む。

家庭料理感は強い

混ぜていると、どんどんオクラの粘りが流出してきて、全体的にとろみが付いてくる。これが正解なのかどうかはわからない。正解のガンボをいつかお店で食べなければ。


さて、場面は変わり。トンポーロー
豚バラ肉をお湯で下茹でしていく。

生肉をただ水に入れる

豚バラの大きさは、お子さんとかの配慮がなければわりと大きめでも良いかも知れません。あまりに小さすぎると途中でホロホロ崩れてしまったりするかも。

普通の角煮はいつも炊飯器で作っていました。

これはね、これは良いですよ。超簡単。まじでほっておいて、極上の角煮ができる。

が、

油が結構出ます。できれば下茹でして油を少し除くか、出来上がった後に出てきた油を取るなどしたほうが、胃もたれせずに良いかも知れません。
私は油好きなので一緒に食べて毎回胃もたれしてしまいますが。

…このまま食べれば良いじゃん

さて、下茹でしたら、今度は表面に焼き目を付けていく。
油が結構飛んでくるので適宜ペーパーで吸い取る。

ネギの緑色の部分の役割って何?

さて、そしたら圧力鍋の登場。

水:2000ml
鶏ガラの素:大さじ1
長ネギ青い部分:2本分
生姜(スライス):1/2片、適当で良い
スターアニス:1個
五香粉:少々

を肉と一緒に入れて圧力をかけて20分。

このスターアニスと五香粉で一気に中華っぽくなっていきます。
そしてどちらも少量で良いと思います。なかなかに強烈ですので、え?ブラックペッパーはおもうとる倍とか言ってるのにこっちは控えめなんですか!!???と言われたら、スンッと、はい、と答えます。

圧力がかかり、プシューーーーと湯気が出てくると、部屋の中は一気に中華の香りが部屋に立ち込めます。

ろくちゃんも、え?何この匂い!!??何者?????
とソワソワしはじめます。

良いんだよ。寝てろ。

20分ほど圧力かけたら、

紹興酒:200ml
砂糖:大さじ2
醤油:大さじ3
オイスターソース:大さじ1

を加えて、更に圧力かけて20分

肉の層がだんだんくっきり見えてくる

さて、ここで今回の失敗が始まる。

本来は、ここで煮汁を少し取って、フライパンで煮詰めながら片栗粉でとろみを付けて、角煮にかけて完成なのですが、

んー…これ肉に味しみてるん?なんか足りないような…これこのまま煮詰めれば肉全体に味しみて良いんじゃね?

てことで、工程無視してこのまま煮詰めることに。

もうね、匂いがこいぃの

おーいい色になった。

てことで完成!



器、新しいの買おうかな

なかなかにアジアンな感じになりました。
てことで乾杯!

縁に飛び散ったのはあえて拭き取らない

ガンボは意外と優しい味わい。まぁ、おそらく家庭料理的なやつなので、そこまで刺激的ではない料理なのでしょう。
それに野菜と魚介だけなのでかなりヘルシーいやバター結構はいってるわ。

ただなぁ…あの先輩が作ってくれたような、衝撃的な美味さではないなぁ…
そういえばソーセージ入ってたな。

多分なんですけど、肉由来の味が出てて、もっと濃い味付けで、もっと煮詰めたんだろうなぁ…あぁ、えらいものに最初に出会ってしまったがゆえに私は果てしない正解を求めて流離うのだろう。

はい、ただの角煮

さて・・・・・・・・・

これ普通の角煮じゃね???

あの黒光りしている感じないわ。
そりゃそうだ、ソースを別で作ってかけないといけないんだから。

まぁいいや、食べてみよう。

感想、しょっぱい。

かなぁーりしょっぱい。

ビールが秒でなくなる。

これ塩分過多で死ぬぞ。

なるほど、肉がある状態で今回の味付けで煮込むと塩味強くなりすぎてしまうのか…だからそこそこ煮込んで、あとはソースをかけるくらいにするとちょうどよくなるんだろうな。

あーなんで最後にアレンジしてしまったのだろうか…料理できない人あるある、最初からアレンジしてしまうやつ。

いいや、いい勉強になりました。
次回、もう一回作ってみよう。

以上、ありがとうございました!

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