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#本当にあった話
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜終章〜
これまでのあらすじ男はマッチングアプリでまたひとつアポイントを取得した。
会ってみると外見こそそこそこであったが、お互い酒が好きで話題も合う。
これはあたりだ、と確信したのも束の間、女の本性が露わになった。
酒が巡った女は、暴走車両の如く、男の会話を遮り、ただひたすらに結婚の話をし出す。
帰りたい男。しゃべりたい女。
帰れない男。止まらない女。
そんな時、神の救いの手が差し伸べられた。
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜Part3〜
前回までのあらすじ
男は勝ち誇っていた。
今回マッチングした女があたりだったからだ。
容姿はタイプでこそなかったが、話していて飽きないし、お酒という共通の趣味もある。
マッチングアプリからの卒業を確信した男。
しかしそれは甘すぎる判断であった。
話は続くよどこまでも
相変わらず女との話は盛り上がっていた。
お酒も進んでいた。
店に入って1時間弱が経過していたが、ここまで時間の流れ
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜Part1〜
プロローグ
さわやかな初夏の夜、男は自宅への帰路とついていた。
疲れ切っていた。
今宵もマッチングアプリで知り合った女と一戦を交えてきたからだ。
前日譚男は密かに昂っていた。
明日は女とのアポイントがある。
1ヶ月使ったマッチングアプリに限界を感じ、新しく乗り換えて2日目で知り合った女だ。
男は相変わらずバカだった。
今回の女もプロフの写真では顔が分からない。
それにもかかわらず男は