BMWの財務分析(BMWの決算書に見る売上減少と研究開発費の増加理由、中国との関係)
ドイツの自動車業界がどのように変化していくのかが注目されています。ドイツのメーカーはエネルギー価格の高騰やウクライナ戦争の影響でコスト高に苦しむ中、中国のメーカーとの価格競争に直面しています。
ご参考(ドイツの自動車業界記事のまとめ)
こうした状況下で、フォルクスワーゲンはすでに人件費の削減を実施しています。また、ドイツ国内にある10の工場のうち3つを閉鎖することを追加で検討しています。
この国内工場閉鎖の検討が早いのか遅いのか、それとも遅すぎるのか、正しいのか正しくないのかの判断は難しいところですが、収益性の改善のために動いている、何もせずだらだらと業績悪化を眺めているわけではない、その点は評価できると思います。
今回の記事ではBMWの財務分析の結果を解説したいと思います。BMWも収益性の改善のために動いているのかどうか、これがテーマです。ビギナーの方に向けた記事です。BMWと中国の関係も説明しています。おもわず誰かに話したくなる内容です。
過去の財務分析記事と同様に、できるだけ実際の流れと目線の動きをそのまま記載しています。決算書の全体を眺めて、注目ポイントの一部を書き出しているわけではありません。よろしくお願いいたします。
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