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どんな世界を「見る」かは、自分で決められる

人は、自分が「ある」と思っているものしか見えない。


これを「カラーバス効果」と言う。

例えば「赤いものを探して」と言われて街を見渡すと、赤いものがたくさん見つかる。

赤いポストや赤い看板、赤い車、誰かの持っている赤いカバン…といった具合。

その直後「では、青いものはいくつありましたか?」と聞かれると、人は答えられない。

街を見ているはずなのに、青いものは見えていない。

それから改めて街を見渡すと、今度は青いものがたくさんあることに気づく。

公園の青い遊具、コンビニの青い看板…といった具合に。



人は、「ある」と認識したもの以外は見えない。
物質だけでなく、情報も同じ。


例えば推しの情報はどんなに些細なものでも目に飛び込んでくるけど、興味のないことは目の前に置かれていても気づかない。



この効果を活用したら、もっと世界を豊かにできるんじゃないか。
感じたい事柄を自分の中で「ある」としておけば、見えるようになるはずだ。


例えば、「やさしさ」や「愛」を設定しておく。

そうしたら、

「街を歩いていたら、私が落としたものを女の子が拾ってくれた、やさしい!」
「パートナーが何気なく話したことを覚えててくれて、○○を買ってきてくれた!愛されてるなぁ」

ちなみに実体験

みたいに、設定したカテゴリのエピソードが集まってくる。



わかりやすく共感できそうな事例を例にしてみたけど、普段スルーしていた何気ない出来事も「やさしさ」や「愛」に変わる可能性がある。

変わるというより、気づけるといった方が正しいかな。


自分の見る目が変われば、起きる物事の受け取り方も変わる。

人は見たいものを見たいように見る生き物だから。

この設定はどんなものにも使える。
「やさしさ」や「愛」だけでなく、「幸運」や「自由」など、見たいものを設定しよう。


さて、どんな世界を「見る」?

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