対面授業とかリアルで会うことのよさや大切さを忘れたくない
私は日本語教師をしています。
私が勤める日本語学校でもコロナの影響でオンライン授業を急遽導入しました。
オンライン授業、可能性を感じました。
でも、同時に疑問も感じました。
留学生×オンライン授業
今の学校にいるのは「留学ビザ」の学生。
オンラインメインでは留学してる意味がないのでは?と思ってしまいます。
田舎なので、コロナが収まるのは早かった。
早々に全面通学再開したかった。
だけど、未だに叶わず。
分散登校とハイブリット授業にはこぎつけたけど。
何のために彼らは日本にいるのか。
現地で感じるからこそ得られることがある。
それが留学では?
毎日登校したい学生もいれば、コロナが怖いからオンラインがいいと言う学生もいたのは事実。
私達教師としては、まずは毎日登校したい学生の希望を何とか叶えたかった。
けど、上に認めてもらえなかった。
これからはオンラインで稼いでいくから、オンライン授業続けといてくださいと。
わかるよ、わかる。
留学ビザ以外の学生取り込めるもん。
絶対やるべき。
でも、その理由でオンライン授業継続って在校生の状況とか気持ち考えてなさすぎでは?
これからはオンラインで!と言っておきながら、学生にタブレットを支給したり、自宅のwifi環境を整える手助けもなし。
お金かけずに工夫して何とかしてオンライン授業形にして学生の満足度上げて!としか言われない。
コロナ禍に異国の小さなアパートにこもり、不安定なwifi環境のもと小さなスマホの画面で勉強。
嫌になるよねぇ。
ただでさえ狭い留学生の行動範囲はさらに狭まる。
心が限界を迎える学生たち。
夜中に電話かけてくる子もいた。
登校日に面談したら、泣き出す子もいた。
毎日顔を合わせる安心感が人によってはすごく重要なんだとわかった。
「日常」を早く取り戻してあげたかった。
でも、叶わなかった。
オンラインVSオフライン
オンライン授業とかミーティングが普及して、対面授業やリアルに会った時に生じる「無駄」が浮き彫りになったと思います。
けど、その「無駄」の中に発見とか、人と人との繋がりをもっと強く豊かにさせることなかったですか。
オンラインは効率的!
どんどんオンライン化すべき!
そんな投稿が目につきます。
効率は重要。
でも、それを本当に効率的なものにする大前提として、その人の現状や気持ちを考えるべきでは?
SNSをのぞいていると、それが抜け落ちた議論や意見があるように感じます。
「対面」の授業やミーティングを見下すような発言もあって、悲しくなります。
状況や対象者に応じてオンラインとオフラインを適切に使い分けられる世の中に向かって欲しいなぁ。
VSじゃなくて、withになって欲しい。
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