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路線図を描く

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趣味で描いた路線図を載せています。
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#路線図

相鉄の路線図をもう少し正確に描きたい

相鉄路線図の詳細版がちょっと面白い。

乗り入れ路線間での乗り換え駅がいくつかあるのだが、それぞれの路線上に描いてある(下図赤文字参照)。

乗り換え可能駅がちゃんと分かるようにしたかったので描いてみたら、割とすっきり描けた。

本当は三田線とJRも交差してるけど、ややこしくなるので省略。すっきりしてるのはそのせいか。

せっかくなので昔の東急の路線図を作る

 一つ路線図を作ると、同じフォーマットの昔の路線図も見たくなるものです。東急の路線図を作ったので、それに合わせて昔の東急の路線図も描いてみました。

 東急電鉄という会社の大元の母体は目黒蒲田電鉄なので、目蒲線が開通した年(関東大震災のあった年)から始めます。なお、開業年が不明な駅は表示していない場合があります。

1984年:田園都市線中央林間まで延長。
1987年:国鉄民営化。
1988年:東

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相鉄・東急新横浜線全通記念(2):新横浜線直通ネットワークの行き先を分かりやすくしたい

相鉄・東急新横浜線全通記念(2):新横浜線直通ネットワークの行き先を分かりやすくしたい

 新横浜駅の東急線方面の時刻表を覗いてみると、様々な行き先が載っている。行き先を書き出してみると、浦和美園、西高島平、渋谷、川越市、和光市、森林公園、新宿三丁目、高島平、鳩ヶ谷、赤羽岩淵、志木、武蔵小杉、目黒、奥沢の14駅。どこの乗り入れ先の駅なのか分からないものもある。
 元町・中華街からはどうだろう。保谷、自由が丘、川越市、所沢、元住吉、森林公園、池袋、志木、日吉、武蔵小杉、小手指、清瀬、新宿

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相鉄・東急新横浜線全通記念:東急路線図をもう少しだけシンプルかつリアルに描きたい

相鉄・東急新横浜線全通記念:東急路線図をもう少しだけシンプルかつリアルに描きたい

相鉄と東急の新横浜線全通で一番気になったことは、東急の路線図で新横浜線がどのように描かれるのかということ(他に気にすべきことがいくらでもありそうだが…)。早速見に行くと、このように描かれていた。

とても分かりやすい。新横浜線からの多くの車両が目黒線方面に進行し、東横線方面にも行くものがあることがよく分かる。しかし、各路線の実際の配置図を見ていると、少しもやもやするものがある。日吉から南西方面へ行

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名古屋市営100周年記念 名古屋市電系統図の52年(3):最盛期と全廃まで(1952〜1974)

1953〜1955の3年分は資料未入手のため、この時期に成立したいくつかの系統については正確な設定年を把握できていない。以降は現在に近いためか、全廃までの正確な系統図をほぼ完全に知ることができた。

この間に今池〜矢田町四丁目開業(1953.8.14)、金山橋〜池内町廃止、沢上町〜池内町開業(1954.7.1)、中村公園前〜鳥居西通開業(1955.8.10)、浄心町〜秩父通開業(1955.10.1

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名古屋市営100周年記念 名古屋市電系統図の52年(2):運行系統の基本が定まるまで(1937〜1952)

1940〜1950年は戦中・戦後の混乱期であったためか、正確な系統が分かる資料が入手しづらく、推測の域を出ていない系統図が多いことをお詫びしておく。

 「市営三十年史」p.118によると、1944.12.20、1945.4.28、1945.10.23にも運転系統を変更しているが、詳細は不明。1943.12.30に八熊通〜沢上町開業。1944年には高辻〜沢下町(3.1)〜金山橋開業(12.30)、

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名古屋市営100周年記念 名古屋市電系統図の52年(1):市内軌道全線市営化まで(1922〜1937)

 名古屋市が名古屋電気鉄道(現 名古屋鉄道)から市内線を引き継いだのは1922年(大正11年)。「市営十年」(名古屋市電気局, 1933)には、「最初、当電気局は会社時代の運転系統を踏襲していたが、大正11年12月、従来の運転系統を整理して、改正を断行した」とある。これ以前の系統図は残念ながら不明。しかし、「市営十年」と「市営十五年」(名古屋市電気局, 1937)によって、市内軌道全線市営化までの

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名古屋市営100周年記念 名古屋市電系統図の52年(序)

名古屋市営100周年記念 名古屋市電系統図の52年(序)

 今年(2022年)は鉄道開業150年並びに名古屋市営鉄道100年の記念の年。記念に名古屋市電の系統図を掲載します。
 「名古屋市電が走った街 今昔」(徳田耕一 編著, JTBキャンブックス, 1999)に、1961年(昭和36年)の系統図が記載されている(下図は自作)。これを見れば当時どこからどこまで乗り換えなしで行けたかとか、どこまで行くにはどこで乗り換えが必要だったかとか知ることができる。ふ

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リニューアルしました

「路線図を書く」のリニューアル版を順次公開していきます。

今の東京の地下鉄路線図を昔の様式で描いてみる(その2)

さて、続きを描こうと思ったものの、三田駅周辺をどうするかという問題がある。実際の路線のように、浅草線を北東から南西へ向かうように描き直せばいいのだが、どのように描いたものか。ここで、路線図の歴史を遡ってみることにした。下の図は1974年の路線図を模写したもの。

1970年台前半の路線図では以降と比べて山手線が南北方向に長く、浅草線(当時は都営1号線)は三田駅を斜めに走っていた。この時のままだった

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今の東京の地下鉄路線図を昔の様式で描いてみる(その1)

東京の地下鉄は路線が多く、複雑に入り組んでいて碁盤の目状になってないので、見るのも描くのも最高に楽しい。

これまでの東京の地下鉄路線図で最も美しかったのは、1970年代後半から1990年代前半まで使用されていた営団の路線図だと思う(営団は東京メトロの前身「帝都高速度交通営団」のこと:念のため)。

上の図は1988年の路線図を模写したもの。基本的に全ての線が縦横と斜め45°の線で描かれており、角

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ご挨拶と名古屋地下鉄路線図

ご挨拶と名古屋地下鉄路線図

Mogrefと申します。

路線図を描くことを趣味の一つとしています。

これは何かというと、「都営地下鉄路線図風名古屋市営地下鉄路線図」です。

タモリ倶楽部で都営地下鉄路線図が取り上げられたとき、「これを参考にして名古屋の地下鉄を描いたら、かっこいいのが描けるんじゃないだろうか?」と思って描いたものです。

こんな風に、少しずつ趣味で書いた路線図をアップしていきます。なお、路線図は全てPowe

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