アポロ宇宙船が月に行かなかったという話は本当なのか?
実は私「陰謀論」とか「とんでも系」は結構好きである。今まで陰謀論とされているものの中には、数々のエビデンスから「どうやら事実らしい」というものも多い。
・コロナウィルス人工説(中国武漢ウィルス研究所からの流出)
・コロワク薬害(心筋炎、免疫不全、がんetc)
・2020年アメリカ大統領選挙(民主党による郵便投票偽装)
など。これらは既に陰謀論ではない。少なくとも多くのアメリカ人にとっては「常識」の域に達している。
上記とは別に「とんでも系」の陰謀論は、一般には常識では考えられないような話が多い。とはいえ、意外に夢があったりもする。話半分で聞いている分にはおもしろいし、将来的には常識が覆るかもしれない。
そういった陰謀論の中でも特に人気のあるのが「人類は月に行ってない」というもの。Xのツィートにはリプ欄で多くの「信者」たちが賛同したり、「決定的なエビデンス」を提示していたりしていて、なかなかおもしろい。
「プランB」という考え方
この件をAIに聞いてみた。
ソ連に対抗し、国威発揚を狙うケネディ大統領が「10年以内に人類を月面に到達させる」とぶち上げた演説。それ以来アポロ計画は失敗できないプロジェクトとなった。「なんの成果も得られませんでした」では到底許されない。
不測の事態が起きることはあり得るので、「プランB」は用意していたはずだ。それがハリウッドスタジオでの撮影ではないだろうか?
「2001年宇宙の旅」の監督 スタンリー・キューブリックが暴露したことから陰謀論者がここぞとばかりに盛り上がっているが、上記のようなバックアッププランを考えるのはあり得るだろう。
ハリウッドでの撮影があったからと言って、それが「月着陸はなかった」ことの証明にはならない。「プランB」は用意されていたかもしれないが、当初の計画どおり、無事月面着陸できたと考えることもできる。
当時の技術では不可能、という説への反論
他にも、「当時のコンピュータは現代の関数電卓ほどの能力もない。これで宇宙を航行するなんて無理」という説もあるが、、、
いやいや、電子のふるまいを記述する量子力学の世界ならスーパーコンピュータの出番だろうが、宇宙船の軌道計算なんてものはニュートンの古典力学だから、当時のコンピュータでも十分計算できるだろう。世界初の大型コンピュータENIACが登場したのは第2次世界大戦直後の1946年。水爆の開発にも使われたそうだ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ENIAC)。
確かに当時のコンピュータの性能はたいしたことなかったが・・
写真や動画をすぐに信じてしまう人々
これこそ動かぬ証拠、とか言って写真や動画を引っ張り出してくる人もいるが、現代の画像編集技術をもってすれば、フェイク画像なんていくらでも作れるので、あまり信用しないほうがいい。
「陰謀論」を頭ごなしに否定するつもりはない。主張するなら反論に耐えうる根拠と論理で語ってほしいと思う。
その一方で、マスメディアが流す情報の信憑性が疑わしいのもわかる。古くは湾岸戦争時に世界中にCNNから拡散された「油まみれの水鳥」。イラクが石油施設を破壊した結果、重油が海に流出してこんな痛々しい姿になったというセンセーショナルな報道だったが、実は米軍の爆撃が原因だったとか。
最近ではウクライナ戦争におけるロシア軍の「残虐行為」(実はウクライナ軍の自作自演)など。ニュースやネットで流れる写真や動画を見て「ロシア憎し」「ウクライナがんばれ」と思った人は多いだろう。
巷に「陰謀論」が蔓延するのは、既存のマスメディアに対する不信感も要因としてあるのだろうと思う。
結局のところ何が言いたいかと言うと、どちらの立場を取るにせよ、100%信じるなんてことはしないほうがいいということだ。
もう今の世の中は「なんでもあり」の世界なのである。
蛇足:月へ行かない理由
ここから先は私の妄想なので話半分で。
仮説を立てるだけなら何でもありということ。いろいろな可能性を考えてみるのは頭の体操になる。
「人類は月には行ったが、その後、月に行く必然性がなくなったか、行けない事情ができた」
まず、一番ありそうなのがこれかな。政治家の本音。
「とりあえず、月面に人類を送り込むことに成功したという流れはできたし、ソ連の先を越すことができたので、もうこれ以上莫大な予算を突っ込む必要はない。戦争やるのにカネがかかるし。」
→宇宙開発なんてやってる財政的余裕はない。アメリカの軍産複合体は戦争で金儲けするのに忙しい。そっちに注力しているという説。
少し「とんでも系」っぽく。あくまで仮説として。
「月面は既にアメリカの管理下にあり、開発が進んでいる。アポロ以降、月へ行っていないというのは虚構で、秘密裏に月に人類を送り込んでいる事実は伏せられている。」
→どうやればそれができるかは知らない。ただ、情報のコントロールは政府(CIA)のお家芸なので、その気になればできるかもしれない。
もっとぶっ飛んでみたら
「実は地球外の知的種族によって月が管理されており、人類にはアンタッチャブルな領域になっている。科学技術のあまりの格差に、対抗する意欲も喪失している。」
→これはアーサー・C・クラークの「幼年期の終り」の世界そのもの。怖いと思う一方で、少しわくわくする。
太陽と月の見かけの大きさがほぼ同じなのは偶然なのだろうか?
月の自転周期と公転周期が同じなのは偶然なのだろうか?
以前からずっと気になっているのだが・・・
SFの世界では月が人工物であるというストーリーはわりとありそう。
4/9追記:関連記事
そういえば、田中宇さんの記事があったのを思い出した。
彼はアポロの月着陸は事実だっただろう、との立場をとっている。
https://tanakanews.com/230511moon.htm
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