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ADHDが楽しく働けるバイトの特徴をまとめてみた。

こんにちは、もふです。
noteでADHD当事者とその周りの方に向けて
ADHDの性質を理解したり、活かしながらポジティブに生きていく方法を実体験を交えてお話しています。

前回は「ADHDの人がやめたほうがいいアルバイトの特徴」というお話をしました。

今日のお話は何かと言いますと「ADHDの人が選ぶべきアルバイトの特徴」というお話をしようと思います。

私の経験上のお話となるので、同じ職業でも環境が違ったりする場合は、あてはまらないこともあると思いますので、あくまで一つの参考事例程度に読んでていただければと思います。

それでは、今までイキイキと働くことが出来たアルバイトの特徴を4つシェアしていきます!

①書類や数字に縛られない職場。


前回もお話ししたように ADHD の方は数字を扱うような、レジのアルバイトなどはケアレスミスが多く向いていないことが多いです。 
正確に文章を書く必要があるアルバイトも避けた方が良さそうです。
文字を書くにしてもある程度、口語調の文章のライターなどの仕事をするのが向いているのかもしれません。

私がしたアルバイトの中ではアニメのキャラクターデザインのアルバイトや子供の絵画教室の先生のアルバイトなどは書類や数字を扱うことが少なくいため、ミスが起きにくい上に、むしろADHD の私の発想力を生かすことができ活躍できたアルバイトでした。

またスポーツ系のアルバイトも数字を扱うことが少ない場合が多いです。
私の場合はプールの監視員のアルバイトをしたことがあります。
こちらのバイトは体を動かすことで給料がもらえる上、救急救命訓練をすることもあったので、やりがいの面でも非常に充実したアルバイトでした。

数字や文字を正確に扱うというよりも、誰かを笑顔にできたり、笑顔を守ったりするような事が成果とされる職場の方が、ADHDの方は楽しく活躍できる可能性があるのではないかと思います。 

②一人でいる時間が多い


ADHDの方は誰かの視線や気配があるとそちらが気になってしまい、注意散漫になってしまうため目の前の作業に集中できないことがあります。

他に多くのスタッフがいたりお客様がひっきりなしに来る職場では気が散りがちであったり、ペースを相手に合わせなければならないので、マルチタスクになったりと、焦りが生まれるシーンが多く、ミスを頻発しやすいです。

なので、在宅で一人でできるアルバイトなどは向いている場合があります。
例えば私の場合、テレビアニメで使うデジタル素材の製作スタッフなど自宅でできるアルバイトが向いていました。 

他にも、在宅ではないですが、警備員監視員など業務時間の多くを一人で過ごすことがあるアルバイトは気が楽でした。
トランシーバーなどを常に持っているので、もし分からないことがあればすぐに聞けるという状況であるのもパニックになりがちなADHDの傾向がある私にとっては相性が良かったようです。

一人で作業できるアルバイト=自分のペースを守れるアルバイトと言い換えてもいいかもしれませんが、自分のペースで仕事ができるのであれば ミスがないかなどの見直しも何回か行うことができたり、こだわりを発揮できるメリットもあります。

③人や状況を監視する仕事

 ADHDの方の中には定型発達方より、他人の挙動に敏感な方がいらっしゃいます。
そういった方には監視員数字や文章を扱わない接客業などが向いている場合があると思います。

私の場合プールの監視員をしていた時に「このお客様、今日体調悪そうだな」とかあの「あの、小さいお子さん深いプールに独りで行っちゃうで危ないな」など、注意が散漫であり、相手の気持ちを察するのが得意なため、定型発達の方よりも人や状況の異変をいち早く察知することが得意でした。

このアルバイトは大学時代の四年間ずっと続けることができ、私のアルバイトに対するトラウマを払拭することができると同時に、適材適所を活かせるアルバイトを選ぶことは非常に大切だということを実感した経験でした。

注意点としては ADHDの多動性がある方ですと、じっとその場に立ち続けることが難しい場合があるので、監視員や警備員でもある程度歩き回るような職場が良いかと思います。

④上司の器が大きく、人を生かす能力に長けている

人の悩みの9割は人間関係というように、職場の人たち、主に上司がどういった人が多いかということは楽しく働けるかどうかの絶対的な要因になると思います。

ADHD の方はやはり得意なこと不得意なことの差が非常に激しいため、 『誰にでも出来るようなことが、できない』場合もありますが『誰にもできない事が、できる』場合のもあると私は考えています。
そう言った人材を生かすことのできる、また生かした経験がたくさんある人のもとで働くことがかなり重要な要素になってきます。

例えば、私がライフセーバーのアルバイトをしていた頃
業務中に焦ってしまい、頭が真っ白になってしまうことがあったのですが
責任者の方が私が焦っていると、『モフ!焦るな焦るな!(笑)』と若干茶化しながらも諭してくれました。
また、ミスをしてもしっかりと反省して謝れば『大丈夫大丈夫、でも次は気をつけて』と見放すこともなく、四年間ずっとスタンスを変えずに言い続けてくれました。(もちろん大きなミスに関しては厳しく指摘を受けました…)
それどころか経験の浅い私をチームリーダーに抜擢することで、現場の異変にいち早く気がつくことが出来る能力を最大限に事ができる活かす働き方をさせてもらいました。

このように器の大きく経験値が豊富な人の下で働き心理的安全性を得ることができれば、ADHDの性質を持っていても、しっかりと自分の長所を活かすことがでることがあります。

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■おわりに。


いくいかがだったでしょうか?
以上が ADHD の私が向いていたアルバイトの特徴4つでした。
④上司が器が大きく、人を生かす能力に長けているかどうか
は運な部分がどうしても大きいのですが、いちばん重要な気がしています…

前回の記事でかなりアルバイトにトラウマを持ってしまっていた私でもそういった人の下で働くことで自信を徐々に取り戻すことができるようになりました。

私の場合アルバイト時代のライフセーバーをやっていた時に上司がそのような人だったので非常に幸運でした。
また、いつか書きたいと思っていますが社会人になってからもこの私の性質を説明せずとも理解し、導いてくれた方がいました。

ADHD や発達障害と言う概念を知らなくても、そういった性質を持った人がいるということを許容し理解した上で接し、さらに生かそうとしてくれる少なからずいるということは私にとって働くということへのトラウマを解消する大きな出来事でした。

最近では発達障害についての理解も少しずつですが進んできていますが、まだまだ職場で辛い思いをしている人がたくさんいる事も事実です。

これから少しずつでも ADHD や発達障害についての理解が世の中に広まり、悲しい思いをせずに働くことができるようになる世界が来るように私もこれからも発信を続けたいと思っています!

このnoteでは、ADHDの性質を持つ私が生活の改善するために行っていることや、考え方についてADHDにかかわる全ての方に向けて記事を投稿しています。スキ!していただけると投稿継続を頑張れるきっかけになりますので、ぜひお願い致します。m(_ _)m

ではでは~。


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