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贅沢な夜中の読書時間

おはようございます。モエロオトメです。

今日は、あまり眠れませんでした。
いや正しく言えば眠れたけれど、夜中の時間を楽しんでしまった が正しいです。

丑三つ時を楽しむ

夜中の2時 目が覚めてトイレへ

この時間の風の涼しさに気付いて窓を開けました。

この時間帯に電気が点いている家はなく、とても静か。

聞こえるのは ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーという虫の音  


それから  自分の呼吸だけ。


昨日図書館で川上未映子さんの本を数冊借りてきました。

眠るときに、本を読むとよく眠れるので、すぐ手の届くところに小説を置いておきました。


案の定寝落ちしましたが、時刻はまだ2時。たまにはゆっくりと文章を追ってみようと思い本を開きました。

今回手に取った小説の主人公は女性で校閲の仕事をしている という設定です。


好きな方は何の本かわかりましたかね??



私は小さいころから、小説を読むのが好きでした。知らない人の気持ちになれるし自分のことを忘れて、時間を忘れられるから。

川上さんの作品に出合ったのはたしか、大学三年生の時。
たまたま行った古本屋で見つけた小説。

ありありとした描写。


例えば、冷めた紅茶を飲んだ時の「苦い粉っぽさ」や人間関係に悩む職場で過ごす「居心地の悪さ」が、まるで実際に体験しているような気持ちになれる。
そんな言葉の選択で、すごく引き付けられました。

日本の人はあまり言葉に出さない 奥ゆかしさのようなものがもともとあるせいか
私自身の問題なのか


人に伝える言葉の選択肢が少ない気がします。

例えば 何かを食べた時のリアクションや反応が決まりきっていて つまらないと思います。

「まるで~のよう」とか「~みたいな」などの比喩表現だけでなくて、もっともっと感じたそのままを伝えられる手段が足りていない気がします。

そういった言葉の、語の使い方が上手で丁寧でなめらかなので川上さんの作品にとても魅了されます。


まだまだ読みかけですが、2時から読み始めて気が付いたら電気を消してまた眠りについていました。


なんだかすごく尊い、まるで夢かと思える時間を過ごすことが出来ました。
また今日も早く眠りについて、俗にいう丑三つ時を楽しみたいと思います。

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