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走れメロス

舞台を観に行きました。

いつぶりかの舞台。

タイトルは、「浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」。

ストーリーとしては、太宰治の生涯についてを描いた作品。

私、太宰さんの作品を、あんまり読んだことがなくて。

国語の授業で出てきた作品ぐらいしか、触れたことがないんです。

この舞台を観て、もっと太宰作品を読みたくなりました。

舞台を観終わったときに、1番最初に出てきた感想は、「太宰さんって、今でいうメンヘラ男じゃん」。

すぐ、「僕もう無理~死ぬ~」って感じなんです。

大学進学を機に、東京に出てきたけど、お金がなくてごはんもあんまり食べれなくなってきていて。

そしたら、僕もう無理だから死ぬわ、って逃亡するんです。

そんなことを、何回も繰り返していたらしい。

あ、あとは、作品が思うようにいかなくて、もう無理、とか。

身体が弱くて、入院とかもしていたから、それで余計にこころまで病んでしまったりとか。

そんな太宰さん、女の子とすぐ心中しようともするんです。

田舎から一緒に出てきた女の子と、薬を飲んで心中しようとしたり、最終的には4番目に出会った女の子と心中したり。

いやもう、どんだけメンヘラなん?ってなるんですわ。

あと、今さらっと4番目の女の子って書いたけど、すぐ浮気みたいなことするし、奥さんおるのに別の女の子に恋してしまったりするのよ。

もうさ、いうなればクズ男です。

子どもまでできてるときあるからね。

あとから子どもができたことわかったパターンもあるし。

メンヘラでクズ男って、最低すぎん?(笑)

なんでみんなこんなのに、引っかかるんだろうってなりました。

だけどね、文学の世界では本当に素晴らしい人なんですよね。

そこが、太宰さんのおもしろいところです。

最初に書いたように、作品が思うように書けない時期や、コンテストで賞を受賞できない時期があったりして、自暴自棄みたいになったりしたけど、いつしか誰もが知る天才文学作家になっているわけです。

私もまさに今、太宰作品を読みたいってなってますもん。

人としてはどうなん?って思うところがたくさんあるけど、作品は素晴らしい。

そのギャップがあってこそ、太宰さんだったのかもしれないですね。

という、この一連の話を、舞台で、生のお芝居で観れたのが、とてもよかったです。

私、生のお芝居が大好きで。

久しぶりに観に行けてよかったです。

太宰さん役をしていた、内博貴くんの演技も最高でした。

とりあえず私は、太宰作品の何かを読み始めたいと思います。

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