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風邪を引いたら執着を手放せた話

昨年11月、自分的に大きなイベントが終わり
風邪を久しぶりに引いた。
ちょうど、「風邪ってあんまり引かないんだよね」と誰かと話しながら
《こういう事言うと引くんだよね》とうっすら思っていた。
さすが。意識と身体は直結している。

いつもすぐ治るのでナメていたら全然治らず
最後は喘息発作的なものに変わり
さすがに息が苦しいのでかなり久しぶりに内科に。
気管支炎だったらいいなと思っていたら
診断はやはり喘息。
犬を室内で飼ってると言ったら何とか離れて暮らせないかと言われ
どういう意味だよと納得行かず薬も受け取らずに
帰り道に漢方薬局へ向かった。
あ、怒ってたわけじゃないよ。笑
解決策はそこじゃないだろと思っただけで。

行きつけの漢方薬局でその時の状態を説明し
私の体質に合った養生法を教えてもらい漢方薬を処方してもらう。
言われたことに注意し、過ごし方、食べ方を変え
漢方薬を2回ほど飲んだところで息苦しさがなくなり
3日も経たずにほぼ治る。
その後は風邪を引く前よりも健康になった気がした。

2023年11月「杜人」から学ぶ大地再生ワークショップ

しかし、12月になりまた大きな主催イベントが終わった後で
またしても体調を崩す…
クリスマス過ぎた頃から年越しにも間に合わずずっと体調不良。
年末らしいこともせず、正月らしいこともせず、
ひたすら正月中も寝続ける。

その体調が悪く身体の自由が利かない間、
布団の中でただただ、感じることに集中した。
直前にヨーロッパ旅行から帰ってきた千恵子さんに聞いたお話を思い出す。
外国で大怪我をした時にどうしたか、思い起こされる。
今まさに私が実践する時だ。
千恵子さんの言葉を繰り返し思い出し
自分の身体の細胞ひとつひとつ、
私の魂の記憶、
受け取っている周波数を感じる。

執着しないってなんだろう?
委ねるってなんだろう?
深刻に受け止めないってどういうことだろう?
周波数を受け取るってどういうことだろう?
身体に起こっている事と魂の状態とは別?
身体が傷ついていても心とは別?
私はこの出来事を通して何を試されているんだろう?

布団の中で熱を出しながら考えていたら、
ふと思う。
こうして脳を使って考えるのは一番違うのかもしれない。
そうだ、脳を使うと身体に意識が戻っていくと聞いたぞ。
頭を使わず感じることに集中しよう。
すると頭ではなく心の奥から言葉じゃないメッセージが届いた。

私の身体はその一瞬一瞬でできる限りのことをしてくれている。
その身体の、細胞のひとつひとつの営みに感謝するだけ。
すべてが意味があって、すべてがその時一瞬では最善のことで。

その瞬間、すべてが愛だと感じられる。
すべてが愛で、そのすべてが私で、宇宙まるごと愛だけになる。

病み上がりに引いた今年のおみくじは大吉!

すると私が執着していたものに気付く。

「私は元気でいないといけない。
私は健康でないといけない。
病気になったら早く治さないといけない」

病気になってる状態は悪いこと、
元気じゃない私は私らしくない。
病気になってもすぐに治ることが自慢。

そんな自分の執着に気づいた時に
やっとどういうことか腑に落ちた。

病気になった私を受け入れる。
弱っている私でもいい。
元気でなくてもいい。
病気になることは悪いことじゃない。
身体に起こっていることを俯瞰してジャッジをせず、
状態の変化を観察して面白がり
こんな時もあるんだをまるごと受け入れる。

それを意識した途端に、身体の辛い症状にフォーカスしなくなった。
あー、頭が痛いな、はただそれだけ。
早く治さなきゃ、早く元気にならなくちゃ、を意識しなくなる。
今はそういう症状が出てるんだな、を俯瞰で感じられる。

その調子で急激に治ってきた正月、
とにかく症状がコロコロ変わることが不思議だったので
身体の中がどうなっていたのかと正月休み明けにまた漢方薬局へ。

こんなに症状がコロコロ変わるって、どんな事が起こってるんですか?
と聞くと、なんと典型的な風邪症状だと言われる。
ただし、みんなが思う風邪(かぜ)、ではなく、風邪(ふうじゃ)。
風邪とは、症状がコロコロ変わり移動していくのが特徴。
たぶんイベント続きで意外と疲れが溜まっていたんだなあ。
冷えが取り切れなくて身体が冷えてしまっていたっぽい。
根本的に治すため、身体の中を温める養生法を教えてもらう。
まず身体を冷やす過ごし方をするのも、
身体が冷えるものを取らないのも大前提。
そこから身体を中から温める過ごし方、
食べ物の選び方、食べ方を教えてもらう。
知ってるようで知らなかったし、できてなかったなあ〜。

そこからは生活の仕方が変わり、心身ともに健康になった。
運動を義務にしなくても、身体を動かすことに喜びを感じる。
健康になるためにこれをしなくちゃ、が消えていき、
気持ちいいからそうしたい、と勝手に健康にしていってくれる。
変わっていくことを感じて面白がることができる。

ついでに、外見への執着もどんどんなくなっていった。
老いること、見た目が衰えていくことへの恐怖も悲しさも
どんどん手放している。
若いことが良い、もなく
シミやシワのない肌が美しいでもない。
私は私として歳を重ねたそのままが愛おしい。
太ろうが痩せようが、私であることは何も変わらない。
卑屈になることも、恥ずかしく思うこともない。

あー、やっぱり起こることに意味のないことはない。
病気になったことで気付けたことって忘れない。
養生法をたくさん学んだから、お客様に伝えられることも増えた気がする。

テレビで偶然見た2024年の最強運ランキングはなんと48組中3位!

2024年に変わる瞬間には布団の中で苦しんでいた私でしたが
年末に大掃除をしなくても、
元旦におせちもお屠蘇もなくても、
お雑煮も食べられなくても初詣に行けなくても、
そんなこと関係なく年は明けるしお正月は来る。
私達が思い込んでる「今やらないと」に縛られることはない。
掃除は365日いつやったっていい。
おせちは無理して食べるものじゃない。
新しい年に感謝することも、正月だけじゃなく毎日したらいい。

なにもできなかったことで、なにもしなくても豊かな事に気づけた。

年明けに治った後、ゆっくり初詣に行きおみくじを引くと大吉。
2024年の最強運ランキングでは48組中、3位。
それだけでなんだか嬉しくて毎日楽しくてありがたい。

仕事が大好きなことも当たり前じゃないんだなって気付く。
本当に、ありがたい。
私を囲むものは愛しかない。

新年を病気と共に迎えた今年のワタシ、なんだか強そう!笑

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