見出し画像

勉強嫌いの子供心理の裏側と漢字勉強法

寺子屋ハイミ流の小学生の算数の勉強の仕方を何回かブログでも紹介したところ、「うちの子、漢字苦手なんで、漢字の勉強の仕方のおススメも書いてください!」とリクエストも何個かもらってたので、うちが実践してる練習法と、パパママがお勉強をみてあげる時にチェックしてあげてほしいポイントを、具体的にご紹介していきたいと思います!参考になれば、嬉しいです!

と、その前に、まずね、寺子屋ハイミ講座編成のモットーを。根本的に、入社したての若い子の指導も、おチビ~ズの勉強見るのも、私は一緒やと思ってて。

若手の、出来ない=分からない=知らない、事をガミガミ言うより、「どうやったら出来る様になるか、各々の目線で考えてプロセス立てて就学プログラムを組んであげる」のが社長である私の役目だと思ってます。と、同じく、子供達へ「勉強しろ」というフレーズではなく、「何がわからないか?」を聞いてあげて、その苦手を克服できるような学習プログラムを作って教えてあげるのが、私の役目だと思ってます。

よく、「うちの子、宿題しなさいって言うとカンシャク起こして嫌がるんです・・・」も親御さんから聞きますが、そもそも、そのイライラの裏側には、きっとこんなメッセージがあると思うんです↓↓↓

画像1

画像2

「勉強しろ」のフレーズが、子供目線で翻訳すると、そもそも作業としても「何をやったらええかわからへん!」が大きいです。分からへんのやから、、、、、そら、、、何もできませんよね(笑)イライラするしかないね。

画像3

漢字の勉強(覚えるのが)苦手な子は、そもそも勉強の仕方が分からないパターンが多いです。「ドリル見たもん!でも分からんもん!」って、どんどん自信なくなってっちゃうだけなので、「勉強しろ!」「勉強しろ!」だけを言うのはむしろ逆効果と私は思ってます。

というわけで、私の自論は、そもそも、「漢字テストの成績が悪い子」って、単純に、「覚えてないだけ」で「アホではない」!
学校で習って来た漢字を、どれだけ練習して覚えてるか、覚えてないかってだけなので、苦手さんは、何回も何回も書いて、覚えるまで復習するしかないのね。

「どうやって勉強するか」の基礎を最初に作ってあげる、、、と、このイライラした態度、グッと減ります!是非お試し下さい。

ある程度、「やるべきこと」を具体化して、勉強の仕方を作業化してあげる。はじめはその作業が完了出来たら、褒める。「出来ない」結果、よりも、「勉強した姿勢」の既成事実と努力をとにかく褒めてあげると、「次もやろう!」の意欲を引き出すので、結果、「出来る」事が増えていく。のが狙いです。

画像4

休校中の今は復習ベースなので、まずは、学校からもらってきたプリントやテストを、答えを見ずに1回やってみる。本屋さんで1学年前の漢字ドリルを買ってきてやらせてみるのもおススメです。(例:今年の4月から5年生の子には、「4年生の漢字ドリル」)

合ってるところには、〇、間違ったところにも、✖をシッカリ書き込みます。

画像5

ほとんどの問題集は裏に答えのページが載ってます。低学年の子は、パパママが見てあげてもいいと思うけど、ハイミ流では、大人向けの講座同様、「自活力育成」を大事にしてるから、、、1人で勉強できる方法を身に付ける、のも勉強目的の1つと思ってるので、答え合わせも自分でやる様にゆ~てます。

画像6

ここで、パパママに注意して見てもらいたいのが、答えの写し間違いする子が結構多いです。例えば、、、、

画像7

こ~ゆ~、ちょっとした部首や書き間違いって、意外と子供目線では、同じに見えてたりするので、最初は大人が一緒に出来れば見てあげてほしいところです。

画像8

もぉ、漢字は、「声を出して読みながら書いて覚える」が一番だと思います。ただ、③を丁寧にしてあげてないと、せっかく10回覚えるのに練習しても・・・こんな残念な事に・・・

画像9

そもそも、間違えても~たまま、練習して覚えちゃう・・・・。

大人目線では、「なんでやねん!!」って感じですが、子供からしたら、はじめて見る形の漢字はもはやマークと一緒。

「丁寧に正しく写す」のも、なかなか大変だったりするんです。

特に高学年になればなるほど、さっきの「出版」の「版」みたいに、先に覚えてる「紙」と頭ん中でごっちゃになっちゃったりね。ある程度、しっかり集中力がついて、勉強法に慣れるまでは、親御さんが注意して確認してあげてほしいところです。

画像10

10回ずつ書いたら、数日空けて、間違ったドリルやテストをもう一度やり直します。間違った問題を消しゴムで消す、とか、答えを書く部分に付箋を貼って見えなくして、別の紙に答えを書く・・・とか、方法は色々です。

画像11

↓画像は、テスト問題創りの色分け中ものしか今手元になかったから、、、この例ではないんだけど、要は、2回目にやった時に、覚えれてた箇所と、まだ覚えれてない箇所を明確にするのが目的です。

画像12

後は③④の繰り返しです。

画像13

どんどん、どんどん、新しい漢字を「ドリルなぞるだけ」で量を増やすより、私は↑の方法で、とにかく「テストできなかった・・・しょぼん・・・」で終わらさずに、何度も何度も同じ範囲で、うっと~しいほどにテストし直す方が、新しいのを詰め込むよりいいと思ってます。うちで実践してるのは、復習ベースってのもあるけど、、、、1週間で書けないのを50個くらいのペースですかね。最初のうちは、まず「毎日続ける習慣を作る」事をプライオリティーに、1日15個10回ずつ書くので、だいたい1週間で2周まわるくらいの感じです。

画像14

元のプリントとテストの見直しを2回やる。1回目、2回目と間違えたところを、2周10回ずつ書いて覚える、、、をやった後は、「再テスト」をします。これは、間違った問題ベースで、1回目に書けてた漢字も少しまぜて作り直します。

画像15

「テストやるで!」ってゆ~のは、学校生活がはじまってからも、ついて回るプレッシャーなので、ある程度の緊張感のある「テスト慣れ」させてあげる事も目的の1つですが、やっぱり点数化は、1点でも最初より増えると、わかりやすく「自分の成長」が体感できるので、チビ達は地味にテンション上がります。

この「テンションが上がる」ってのが、すごい大事で、1問でも解ける問題が増える、1点でも点数が増えると、全力で「すげーーーー!出来る様になったやん!!!」とクドイほどに褒めちぎってあげてください。「次も張り切っって勉強しようモード」のスイッチ、意外と押しやすいですから!

このテストは、手書きでも、やっぱり「テストっぽく」作ってあげる方がいいかな・・・・。一回目のテストや問題集の書き込んだところを消しゴムで消して、コンビニとかのコピー機でコピー出せば、筆圧とかは飛んで映らないので、真っ白なカンニング不可のテスト問題出来るので、、、、、お家でやるなら、それが一番簡単だと思います!

画像16

私は、やっぱりデザイナーだし、、、、、個別にテストも作っちゃう。スタッフや関連会社さんのお子さん数、、、結構いるので、本音をゆ~と、ま~ま~大変な作業量なんですが。もぉココは、「仲間の家族は大事」ってゆ~わが社の愛情と、デザイナーたる職業病、、、「テキトー」に作れないってゆ~意地です(笑)毎晩、仕事終わりに夜な夜な復習テストを個別に作ります。

画像17


テストには、私のLINEスタンプの「ちっちゃいmoetちゃん」も入れてあるけど、コレを激励ととるか、圧力ととるかは本人次第。

また②~⑥も自分で出来る様に、答えページも作ります。

画像18

そして大事なのは、このテストも、一発で満点には、ほぼほぼならない、ということ。ただ、1回目よりは、2回目、3回目よりは、4回目と、正解できる問題が増えていく、っていうのを、子供が自分で体感していくことを一番大事にすすめてあげてほしいです。

こんな事を、ゆっくりでも続けてると、いつか絶対80点以上取れる様になるし、取れた時は、、、、、本人は絶対テンション上がります!

量より質!無理やり新しい漢字をいっぱい練習するより、「実に書ける漢字を1個1個マイペースに増やす事」を目標に♪

ちなみに、ハイミ流では、80%合格したら、その日の晩御飯は「次回の激励に好きなおかずをリクエストできる権利」がGETできる、ってゆ~ルールもつけてます!

あくまでも、「次もがんばってね!応援してるよ!」のスタンスをKEEPすることを心掛けてます。

これが、「ご褒美」みたいになったら、「見返りの為に勉強する」みたく理解を落とし込まれても、、、なんか違うと思うからね。

チーム・ハイミは、おチビ~ズ、こんな感じで漢字の勉強してます!

少しでも参考になればうれしいです。

moet

画像19

◆instagram◆ @moekoosawa https://www.instagram.com/moekoosawa/
◆LINEスタンプ◆ https://store.line.me/stickershop/product/1697342/ja
◆公式ブログ https://ameblo.jp/studio-hime/
◆最近のインタビュー◆ YOUR EYES ONLY  https://keitahaginiwa.com/3610/detailhttps://keitahaginiwa.com/3610/detail
◆ホームページ◆株式会社MOEKOOSAWA主催 スタジオ・ハイミhttp://himejapan.com/


この記事が参加している募集

オープン学級通信

サポート頂いた費用は、寺子屋ハイミの新講座作りや、クリエイティブ活動費用として活用させて頂きます。