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ギーの効果と、つくりかた。

みなさんギーはご存知ですか?最近はスーパーなどでも見かけることがちらほら増えてきました。

今日はギーの魅力と、買わずとも自分で作れる手法についてシェアしていきます。

ギーとは簡単に言うと、溶かしバターをさらに煮詰めて煮詰めて、不純物を取り除いた純正のオイルのことです。

さて、この1000通りの使い方があると言われている高純度のギー。

食べることもできますし、トリートメントとして身体に塗ることもできます。食べると身体のアグニ(消化力)を高め、代謝を促進する効果があります。インドの医学として、癌を予防する効果があるとも提言されています。また、ギーに含まれる脂肪酸は脂肪の分解に働きかけ、太りにくい身体づくりができる効果もあります。肝臓で蓄積される間もなく、すぐにエネルギーに変換されて使用れるからです。

そのほかにも、アレルギー体質の方、免疫力をグッと高めたい方もコンスタントに摂取することをお勧めします。

私が行っているギーの摂取方法は、朝ごはんにギーでバナナを焼いたものを食べる。アーユルヴェーダでは、基本的にフルーツを生で食べるよりも火を通した方が身体を冷やさずに良いとしているので、朝起きたばかりで消化力の低い臓器たちを働かせるために、朝ごはんで食べています。また、糖分の高いバナナは、夜などに食べるとカパを高め身体がだるく感じてしまうことがあるため、朝が良いと思います。

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消化力を高める効果があるため、体調が悪い時や病み上がりの身体にも効果があります。そんな時にも、例えばりんごをスライスしてギーで焼いてコンポートのようにしても、美味しくいただけて、且つセルフケアとしても良いかと思います。

普段、料理でバターを使う時、ギーに置き換えて使うと良いです。私は何かしらの形で、毎日ギーを食べてます♬

ここからは、自宅でできるギーの作り方について紹介しています。私が普段行っている方法なので、参考にしてみてください。

【用意するもの】鍋(私は雪平鍋を使っています)、無塩バター、煮沸消毒済みの瓶、クッキングペーパー

バターお好きな量を鍋に入れて弱火でゆっくり溶かし、液状化させていきます。

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ポイントは焦がさないようにゆっくりと、そして、決して混ぜない、触らないこと。

そのまま完全に溶けたあとも、ゆっくりと煮詰めていきます。上澄に白いモコモコしたようなものが溜まってくると思いますが、これが不純物です。これもまだアク取りなどせず、このまま煮詰めていきます。

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私は普段450gほどの無塩バターを使用するので、煮詰める時間は25分ほどです。バターの量や火力で多少前後するため、バターの様子をしっかり観察しながら作成してください。

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さてブクブクと沸騰してアクもよりクリーミーになってきました。このアクの下の層が黄金の透明色に変わり、鍋底に茶色い焦げが少し見えてきたら完成のサインです。

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さて、透き通ってきたので、キッチンペーパーで濾過しながら清潔な瓶に移していきます。これも熱いうちに行ってください。

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鍋底がこんな感じに茶色っぽくなっているのも、上手にできたサインなので、煮詰めた後にすこし鍋底を優しく覗いてみて、茶色っぽくなっているのを目安にしても良いです。

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透き通った綺麗な色であれば大成功です。出来上がったばかりから濁りが強い場合は煮詰め不足が考えられますが、完璧を求めず、少しずつ上手になっていけばいいです。美味しく召し上がってください。

ちなみにギーは暖かいところでは液状に、寒いと固形へと変化しますので、気温によっては出来上がりから時間が経つと徐々に濁ってくるはずです。日本は湿度も多いので、私は冷蔵保存でだいたい半年〜1年以内に使い切るようにしています。

ちなみに、室温によって溶けたり固まったりと形態がかわることは、ギーの品質には何も問題ないのでご安心を!

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ちなみに、バターはニュージーランド産のWestfield のグラスフェッドバターを使用しています。グラスフェッドバターは、牧草だけを食べて育った牛さんから頂いたミルクで作られたバターです。香り豊かで、ギーはキャラメルのような香りがして本当に幸せです。

個人的にギー作りはなんだか瞑想と同じような効果があるように感じて、すごく好きです。

意識の高い方は、満月の夜に作成して、満月のパワーをぎゅっと封じ込めたギーを大切にしている方もいらっしゃいます。

ギーを食べることで便秘の解消にも効果的なので、ぜひ日常的に摂取してみてください。







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