見出し画像

Die Mosel モーゼル川 / TRABEN-TRARBACH トラーベン-トラーバッハ

モーゼル川は、あのローレライで有名なライン川に合流する川です。
『遊覧船でライン川下り』は外国人観光客にも人気ですが、モーゼル川沿いも「ワインで栄えた街が有る」「落ち着いた雰囲気」でお勧めしたいと思います。

訪ねたのは、TRABEN-TRARBACH トラーベン-トラーバッハという街です。

画像1


↑街にかかる橋のたもとにある塔(今回は閉まっていましたが、Brücken-Schenkeブリュッケンシェンケというレストランになっているようです。)

画像18

↑モーゼル産の白ワインのお店が沢山あります。甘い白ワインがとっても美味しくて、ゴクゴク飲めてしまえます。危ない。

画像11

↑川沿いの公園にあった大きなベンチのブランコです。

画像12

↑ベンチから見える景色はこんな感じです。これはもう夕方…。

画像10

↑ホテルの部屋からの眺めです。ミニミ二バルコニー付きのお部屋でした。

〜ホテル〜

私達が宿泊したのは『Hotel Moseltor』。おそらく家族経営の、アットホームなホテルでした。たまたまお部屋の改築後初の宿泊客が私達だったそうで、とても綺麗な清潔感のあるお部屋でした。他のホテル内も清潔感はありました。お部屋もバルコニーもサイズは小さかったけれど、夕方バルコニーでお茶もできてよかったです。気になったところは、古い建物ですから他の部屋の足音や物音がよく聞こえました。お部屋には湯沸かしポットも電話もなく、部屋でお茶やコーヒーを飲みたい時はフロントまで出向いて注文しなければいけませんでした。

『Hotel Moseltor / ホテル モーゼルトアー』

https://www.moseltor.de

画像14

ドイツのホテルでは、タオルやシーツの取り替えを、環境問題の観点から「毎日ではなくなるべく少なくするように」連泊客に呼びかけているところが多いです。気候的にも汗をかかなければ毎日シャワーをしなくてもヘッチャラですし、バスタオルも中タオルも大きいので、同時に2枚は使わずに1枚ずつ使うだけでも2日間過ごせます。このホテルでも『タオル交換を不要とされるお客様は、この袋をドアノブ外側へかけておいてください。』とあったのでかけておいたらチョコレート菓子が入れられていました。可愛いアイデアですね。

そして、このホテルにはダックスフンドのマスコット犬が居ます。マックス君。朝食ビュッフェやレストランになるお部屋も自由に行き来して足元をウロウロしていますので、犬が苦手な方はご考慮ください。(ドイツでは介護犬のみならず普通の飼い犬も入店オッケーなレストランも多く、日本の感覚とは違いますのでご注意を。) 写真の掲載は犬権上控えますが、私は犬の匂いと大型犬は少し苦手ですが、マックス君はとっても可愛かったです。

画像13

↑ホテルの窓辺にもダックスフンド。

ホテルの立地は最高で、朝食ビュッフェも良かったです。男女の兄妹がホテルを主に仕切っているようでしたが、女性は親切ではありますが少々物言いが強く、無愛想に感じられるかも知れません。でも以前にこのnoteへも投稿しましたけれど、イースター当日にはウサギのチョコがドア前に置いてあるなど、心遣いのあるおもてなしをしてくれるホテルだなと思います。そして、ホテルのレストランがミシュランです。シェフもご兄弟だそうです。このレストランでの食事も宿泊プランに含まれておりましたので、メニューを選ぶことなく出されるものを食べるコース料理をいただきました。今回のメニューは、残念ながら私達夫婦の口にはあまり合いませんでしたが、丁寧に作られている感じはしました。

次回、またこのホテルに宿泊するかと聞かれれば、してもいいな、と思います。でも、食事は朝食のみでいいかな。または、良かったけれど別のホテルにチャレンジしてみてもいいかな、と思う感じです。

〜食事〜

食事といえば、観光地ですから少々レストランのお値段がどこも高めでした。Hotel vier Löwen ホテルフィアローベンのテラス席で食べたお料理が、味、ボリューム、お値段共に良かった気がします。外で景色も良かったので、そこも印象に良く残っているからかも知れません。

http://hotel-vier-loewen.de

画像15

↑wiener schnitzelu ウイナーシュニッツェル / とんかつ 16,50€…くらいだった気がします…(1€ 120円計算で1980円)

Die Greifen ディグライフェンというレストランは、お値段お高めですが店内も店員さんも明るく雰囲気は素敵でした。夫はトルテリーニを食べましたが「美味しかったけれど量が少なかった。お値段高かったのに。」と少々ぼやいておりました。でも上品なレストランだったし、観光地だし、たまの旅行の贅沢で良いかなと思います。ミシュランレストランの味が口に合わなかったり、ボリュームとお値段重視な庶民夫婦ですみません。

画像16

↑Salat Zander サラートザンダー / サラダとザンダー(魚)のフライ 18,50€ (1€ 120円計算で2220円) 写真では奥でよく見えないけれど、Hausgemachte Tortellini ハウスゲマハテトルテリーニ / 自家製トルテリーニ 18,90€ (1€ 120円計算で2268円) Riesling QbA fruchtsüss 白ワイン 1本 21€ (1€ 120円計算で2520円) Selters still 0,75ℓ 5,50€ (1€ 120円計算で660円)

他にもイタリアンレストランだったり、アジア料理も、インド料理のお店もありました。もちろん、アイス屋さんやカフェもありました。

画像17

↑小腹が空いたら食べ歩きもオッケーです。橋のたもとでちょっとマイペースなおじさんが販売していたソーセージ。ドイツのBrötchen ブロートフェン / ミニパンに挟んでくれます。

〜観光〜

この街は昔から白ワインの産地として栄え、川沿いに歴史ある巨大なワイン地下貯蔵庫(ワインケラー)があります。それらを見学できるツアーも定期的に開催されています。 ワインケラー見学ツアー 10€/人 1時間半程かけて丁寧に説明してくれます。

https://www.unterwelt-ausflug.de

私達はこのツアー参加が含まれた宿泊プランでしたので、参加してきました。ワイン1杯がついていて、ワイン作りの歴史のお話を聴きながら、地下のワインケラーを巡りました。説明は現地ガイドさんがしてくれますが、ドイツ語です。今は実際には倉庫としては使われていないので、クリスマス時期にはケラー内でクリスマスマーケットも開かれるそうです。

街からは、いくつかの散策コースも楽しめます。お城跡へ行ったり、隣街へも行くことが出来ますよ。

画像3

↑丘の中腹に有るお城跡はほぼ壊れているけれど、小さなレストランがあってワインやビール、軽食を楽しむことが出来ます。車でも来ることが出来るので、ご年配の方もちらほら見られました。

画像4

↑モーゼル白ワインで乾杯。

画像5

画像14


↑散策。

画像6


↑レンタルサイクリングで川沿いを走り、離れた街まで行くことも可能です。たくさん見える木の棒はブドウ。葡萄畑だけれどまだ芽吹いていない時期でした。

画像9

↑ZELL ツェルという街。奥に見える丘も葡萄畑ですね。

画像7


↑遊覧船も楽しめます(自転車も料金を払えば持ち込み可能です)。

画像8

↑船上でもケーキや軽食、ワイン、ビールが楽しめました。


モーゼル川よかったです。桜や菜の花の咲いている季節でした。今度は葡萄畑が綺麗な時期か、ワインケラーのクリスマスマーケットに来てみたいです。


2022年4月23日






ありがとうございます。励みになります。 頑張って更新しますね。夫と美味しいものを食べたいな。