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私は「私の選択に納得できる私」で在りたい

3月を迎え、卒業式までは両手で数えるほどになった。

そんな今日はハローワークに通所して、担当職員さんと面談をさせていただいた。その中で私には、改めて感じたことがあった。

それは、私が納得する就活をすると言うこと。

と言うのも今日の面談中、職員さんから「3月までに絶対就職先を決めたいか、それとも、4月以降になってもいいから自分が納得した道を選びたいか。現時点で、美咲さんはどちらの気持ちが強いですか」と尋ねられた時。私は迷わず「後者です」と答えていたから。迷いが生じないことにも、特に驚きはしなかった。

なぜなら、私は大学4年生としての一年間、いつだって私自身と真っ正面から向き合い続けてきた、自信があるから。

家族や大学の先生、キャリア支援課の信頼できる職員さんと話を重ねていく中で、私は私の選択に責任を持ち、私が納得できる就活をしたいと思っていることに気付けた。

そこで、今日はこの一年を簡単に、振り返ろうと思う。


暗闇に落ちた春

4年生の春から夏にかけて。企業説明会に足を運んだり、人並みに履歴書を書いたりした。ただ、私は本当にこのままでいいのかとか、自分のやりたいことって何なのかとか、よく分からなくなって。心が落ちていくのを、肌で感じた。暗闇に迷い込んで、身動きが取れなくなった。気持ちが落ち込んだり、無気力になったり。

まあ今だって、それが全くないと言う訳ではなくて、まだたまにそうなることはあるんだけれども。それでも、以前の私と比べたらその頻度は格段に減ったから、よくなる兆しなのかなあ、なんて思ったり。

友達からの言葉に救われた夏

特に、周りと比べて、何度も落ち込んだのは夏だった。私の周りは国家資格取得に向けて、国試の勉強はもちろんのこと、それと並行して就活や実習と言ったマルチタスクをこなす人達の集まりだった。その頃、私と言えば週一コマの授業を休まず受けるのに精いっぱいだった。余計に落ち込んだし、自責が止まらなかった。

何度も「もう無理、できない」と思った。一人では抱えきれなくなって、友達たちの方が忙しいのを承知の上で、何人もの友達に連絡を取りまくってしまった。

にも関わらず、周りの人達は私のことを、沢山沢山、労ってくれた。「美咲ちゃんは美咲ちゃんのペースでいいんだよ」「美咲ちゃんは頑張っているよ」って、何人もの友達がそう声を掛けてくれて。あの言葉に私は何度、救われただろうか。本当に感謝の気持ちでいっぱい。

キャリア支援課の職員さんにも弱音を零してしまったが、否定せずに私の気持ちを受け止めてくださって、嬉しかったなあ。

自信がついて、一回り強くなった秋

秋。少しずつ気持ちが上向いたと思った矢先、クラス委員としてとある仕事を任された。他にもクラス委員はいたけど、副委員として任務を遂行しなければと思った。その結果、時に勝手に暴走した私は、独りで仕事を抱え込んでしまうこともあった。

だけどそれでは自分が潰れることを、身をもって体験していたから、他のクラス委員に正直に、助けて欲しいと打ち明けた。そうしたら、快く仕事を受け取ってくれた人が何人もいた。嬉しかったし、何より自信になった。協働力ってやつを、少しは身に付けられたのかなあって。

この時期に、いくつになっても社会には我儘な人間、相手のことを考えられない人間がいるんだと悟った。そういう人間もいるんだなって、スルーするスキルを友達に教えてもらった。一回り、強くなった。

卒論一色だった冬

冬。卒論一色だったかなあって、今振り返ると思う。とは言え、上述したクラス委員の仕事と並行しながらの卒論執筆だった。

正直、周囲からの期待、主に先生方からの期待が重圧に感じて、「私なんかには無理だ」とまた投げ出したくなった。この頃、何度も自分が書く文章に対する自信を、過度に喪失した。

その時は敢えて、違う大学の友達に話を聞いてもらった。高校からのその友達は、私のことをインスタのDMを介して、たくさん励ましてくれた。そうして不思議と力が湧いた私は「なんだかまだやれるかも」と、気付けば思えるようになっていた。

周囲からの期待も、ある程度は飼い慣らせるようになった。

昨年末に無事提出でき、口頭試問を終え、成績は一先ず合格だった。ほっ。

さて、これまで私は、幾度も選択をしては、そのたびに「あれでよかったのか」と自問自答を繰り返してきた。

正直、今だってそうだ。

だけど私はこの一年間、どんな時も、最終的には物事における選択や決断を自分自身でしてきた

自分のする選択に責任を持つと決めている。例えあと8日で大学を卒業したって、それは今後も変わることはない。

私は冒頭に「納得できる就活をする」って書いたけれど、何も就活だけの話ではないよなと、今は思っている。

これからも、私は「私の選択に納得できる私」で在りたい。


読んでくださってありがとうございます。

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