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有名映画たちを見続けた夜

どうせ時間があるなら、普段しないことをしようと意気込んで最近始めたのが映画鑑賞です。今回は、備忘録として感想を書いていきたいと思います。

今回映画を見始めるに当たって掲げたテーマは「誰もが知っている映画タイトルを回収していこう」です。映画を見る習慣が殆どなかったため、何が有名なのかすらいまいち分からないといった超映画初心者、作品選定は下記のルールのもと行いました。

①1980年代~2000年代はじめくらいの映画
→間口を広げ過ぎると訳が分からなくなって見るのをやめてしまいそうだったので、生まれた年±10くらいで探すことにしました。

両親に訊いて出てきた作品はとりあえず見る
→両親は「とりわけ映画が好きというわけでもないが、有名作品は見ていた」という今回の取り組みにぴったりな塩梅だったので、名前が出た作品は見ることにしました。

③洋画に限る
→洋画をほとんど見たことがなかったので、どうせ見るなら全くの無知から入ろうと思いました。

この3つをもとにしました。というわけで見た映画の感想を書いていきたいと思います。ネタバレが多々ありますのでご注意ください。今更これ?っていうくらいメジャー作品ばかりです。まさかわたしが映画の感想を書く日が来るとは思ってもいませんでした。

フラッシュダンス

ダンスシーンがめっちゃくちゃいい!主人公の練習風景、キャバレーでのショー、スケートの演技など見せ場がたくさんあって、全部素敵だった。音楽もとにかくたくさん使われてて、ミュージックビデオみたいな場面もたくさんある。特に最後のオーディションのシーンが良かった。殻を破って、プライドとか弱さを脱ぎ捨てた主人公のダンスが本当に楽しそう。飛べそうなくらい軽い。生活のために働きながらダンサーになるために日々練習する。なかなかできることじゃない。それだけダンスのために生きているのに、なかなか一歩が踏み出せない。でも、大切な人の死や恋人との衝突など様々なきっかけが彼女を強くする。わたしは自分の人生できちんときっかけをつかんで踏み出す勇気を持つことができていたのかな、なんて考えてしまうお話でした。


バックトゥザフューチャー

キャラクターすべてが愛おしい!散りばめられた伏線が華麗に回収されていく快感が半端ない。見た映画のなかでいちばん興奮しました。わくわくが止まらない。PART3のラストでドクが汽車に乗ってマーティーに会いに来たシーンでは嬉しさのあまり手を叩いて喜びました。今までは起こった事象すべてに伏線があって、理由があった。なのに、このラストでは「なぜドクがタイムマシンを作れたのか?」という説明をすっ飛ばしてるっていうのが、この後の「未来は自分たちが造っていくもの」というドクのセリフを体現しているような気がしました。そしてマーティーとドクの友情がこの結末を創り上げたっていうのがまたドラマチックで最高に最高です。未来は希望にあふれていて、どんな色でも描くことができる。最初から最後まで面白かった。


チャーリーズエンジェル

エンジェルたちの美しさ、快活さ、気高さにため息がでるくらい素敵。強い女よりかっこいい生き物がこの世にいるのかなってくらいかっこいい。エンターテイメントっていうものをぎゅっと固めたらこの映画が出来るんじゃない?っていうかんじ。どのシーンを見ても楽しい。爆発シーンとか戦闘シーンとかとにかく派手。そこがいい!そんなド派手な任務と日常生活が両方描かれているのもよかったな。恋人との自分、友人との自分、任務での自分、全部少しずつ違うけど根底は同じで、そこが自分を確立しているかんじがして良かった。そういうのが強さよね。根っこがしっかりしてる。個人的お気に入りシーンは、引っ越し作業中にテレビを見てたら楽しくなってエンジェル3人で踊り始めるところ。かわいい。けらけら大声で笑いながら踊ってる姿、最高に愛おしい。


マスク

コメディ映画って初めて見たかもしれない。マスクを被った主人公の動きがとにかくコミカルだし、途中ミュージカルのようなシーンが入るし、めちゃくちゃ陽気だった。これ、映画館で手叩きながら見たい。絶対に楽しい。ありのままというか、今現在の自分がいちばん素敵なんだよ、と肯定してくれる映画だった。マスクを被ると自分の欲求に忠実になったり、出来ないことが出来るようになったり、強くなったように感じられる。でも、そういった欲望を隠しながら相手を思いやったり想ったりしている姿が人間らしくて素敵なんだなと思った。ヒロインが「あなたはわたしを飾りとして見ていない。」ていう言葉よかったな。それってとっても素敵だ。そりゃあ好きになるよね。あと、主人公の飼い犬がとてもいい味を出していた気がする。最後のマスクをキャッチするシーン、めっちゃくちゃ良かった。この映画のMVPは間違いなくこのわんこだと思う。冴えないかんじに描かれてる主人公も、共感する部分があって応援したくなる。


トップガン

飛行機がはちゃめちゃにかっこいい!あれ大きなスクリーンで見たら圧巻だろうな。製作側の絶対にかっこよく撮ってやろうという気合を感じた。出し惜しみしない作り方がかっこいい。音楽が聴いたことあるやつばかりで興奮した。友人の死というのが物語の大きな分岐点になるんだけど、悲しみを乗り越えて戦闘に向かうシーンが臨場感たっぷりで見入ってしまった。感覚派な主人公と理論派なライバルの構図もおもしろかった。天才というか、天性の才能を持つ人ってこういうかんじなのかなあと思いながら主人公の飛行シーンを見た。時に理不尽にも感じてしまう主人公の振る舞いもこの天性のもの故なのかなと思うとそれすら良いものに思えてくる。地上、特に基地でのシーンはあんまり色が無い分、飛行時の空の青さが際立っていてめちゃくちゃ印象に残った。幼少期にこれを見たら絶対にパイロットに憧れる。


オーシャンズ11

11,12,13と見ました。これもキャラクターがみんな生き生きしていて、そこを見るだけでも楽しめる。活気がすごい。登場人物がとっても多いけど、全員に見せ場があって、全員好きになる。こんなにたくさんの人物を全員動かして物語を進行していくって、すごくないですか?脚本考えた人すごい...と途中変な方向に思考がとびました。音楽もおしゃれで、主人公たちが仲間をスカウトしていく場面もスマートな感じに進むから、さらっと盗むのかなと思っていたら、けっこうヘマをするんですよ。そこがいいよね。トラブルがあったときの人間っぽさというか、そこで登場人物たちの性格が垣間見えていい。愛着が沸きます。シリーズ通してみると、だんだんとチームの絆が深まっている感じも良い。でも最後はさらっとお別れする。この後腐れのなさが、またいつかこのチームで何か大きなことをしてくれるんじゃないかっていう期待が持てて余韻まで楽しい。あと突拍子もない方法でお宝を盗む(13のダイヤモンドを盗む場面とか)大胆さが、スカッとしていい。


以上、ここ最近見た作品の感想たちでした。全部とっても面白かったです。今まで見ていなくて損したなあと思いました。今回はBTTFシリーズ以外字幕で見たのですが、英語でのセリフの掛け合いってテンポが良くて気持ちがいいです。(完全に感覚なのですが…)映画って、込められたメッセージや思いを探る楽しみ、映像を見る楽しみ、音楽を聴く楽しみ、キャラクターを見る楽しみ、など楽しみ方が無限大で遊園地のようです。これからもたくさん見てみようと思います。また感想書きたいな。

最後に余談ですが、映画のお供にはぜひ無印良品の素材を生かしたキャラメルポップコーンをどうぞ。とっても美味しいです。これのおかげで、映画鑑賞がさらに楽しくなりました。