見出し画像

◇親だって完璧な人間じゃない、子供と同じで日々学んでいるんだ。#145




ドラマ「キワドい2人—K2—」の4話を見ている時に
ある言葉がとても刺さり、そして学びになった。



自殺をはかろうとして女の子が


「お母さんだけにはわかって欲しかった。」
というセリフに対し


主人公の黒木が


「甘ったれんな。

お前だって母親に前田優子をいじめていないって
本気で伝えようとしなかったんだろ

親なら分かってほしいか?
ふざけんなよ 親だって完璧じゃないんだ

子供の全部を把握できるわけないだろ!」



そのセリフにハッとした。


家族関係がうまくいっていなかった頃の私の口癖は
「親なんて私のことわかってくれない。」だった。





でも、
いまならこの言葉が間違っていることがわかるし

親が悪いのではなくて
自分に原因があったということを

きちんと受け止められる。




親が私たち子供の行動を
全部把握しているわけではないのだから
理解できない部分も把握していない部分もあるなんて
とても当たり前なことだ。



なぜなら『親』という肩書きがあるだけで
それを取っ払ってしまえば


親子関係ではなくて
ただの人間同士。


お互い〝他人同士〟である。


そこに親と子供の関係が付くから

親ならばわかってくれて当たり前
親なんだから理解してくれて当然

と『親だから〇〇!』いうような
甘えが生まれる。


だけど、よーく考えてみてほしい。


親だって初めて子育てをしたわけだし
もしあなたが第一子ならば

両親共々、あなたが生まれて
初めての子育てだ。


たとえその後に生まれた
中間子・末っ子だとしても

完璧に子育てをこなすことなんて
出来ないだろう。


だから、失敗することだって
たくさんあるだろうし

子供のためにいっぱい考えて悩んで
時には正面から子供にぶつかって


どうやったら理解してもらえるだろう?
どうやったら成長出来るのだろう?
どうしたらいいんだろう?


そうやっていつも考えていてくれている。


親だって完璧ではないし
いまこの人間界を生きている時点で
未熟なのだ。


生みの親なのだから
自分が何も言わなくても分かってくれるとか

私のことはなんでも分かってくれているとかは
ただの甘えに過ぎない。


私も母親に言われて
とても心に残っている言葉が

『言葉にしなきゃ何も伝わらないよ。』だ。


私はよく親は私のことなんて
理解してくれるわけない!といって


「親だから私のこと分かってくれて当然。」と
何も話さずに、ただただいじけていた。


自分から何も言わずに勝手にいじけて
「親は何も分かってくれない!私は愛されていない!」
なんて言っていたけど


ただただ自分が相手に伝えていないだけであり
本気で自分の想いを言っていなかっただけだった。


本当は両親から私はとっても愛されていた。


お母さんが言ってくれたように

自分が何で悩んでて苦しんでいるのか
何を想っているのかを

ちゃんと言葉にして伝えなきゃ
1ミリも伝わらなかった。


何も言わずに親だから
分かってくれるだろうなんて
甘ったれすぎた。


きっと多くの場合は
「親なんて私のこと分かってくれない!」というのは

自分が本気で相手に伝えようとしていなかったり
本気で向き合おうとしていなかっただけだったりする。



だからこそ自分から親に対して
想いを伝えていくこと。

そして親と向き合っていくことが何よりも大切なのだ。



私はまだ子供を産んでいないから
子育ては分からない。


でも、子供の立場からすると

親だから子供のこと分かっていて当たり前だ!とか
親なのだから○○して当然!は

ただの甘えだ。


ちゃんと自分から親と向き合っていこう。
ちゃんと言葉にして相手に想いを伝えていこう。


そうすることで必ず関係性はいい方向に変わっていくから。


私たちも日々学んでいるけど
両親も日々私たちと一緒に学んでいる。


あなたは親ときちんと向き合っていますか?


サポートありがとうございます♡励みになります(*^^*) 頂いたサポート代は本の購入に使わせていただき またよりいい文章を書いて還元させていただきます♡