大正時代の食文化
突然ですが、「大正の三大洋食」ってご存知ですか?
はい、今回はお腹の減る話題です(笑)
江戸時代、鎖国していた日本は外国文化が入ってくるまでにかなり時間がかかりました。
この記事を読めば、大正時代の食文化について、ちょっとだけ詳しくなります。
記事の途中では、「グリコの由来」についても触れているので、気になる方は是非最後までお読み下さい♪
明治に入り、活発に外国製品が取り入れられる中、食べ物も日本人向けにアレンジされていきます。
そんな中、「大正の三大洋食」と呼ばれる物が出てきました。
1.大正の三大洋食
気になる内容は、以下の通り。1項目ずつ解説していきます。
1)カツレツ
カツレツは、フランス料理である「コートレット」は由来とされています。
当時、ナイフとフォークで食べる文化はまだ日本人には抵抗があり、また、白米と共に食べたいという事からアレンジされました。
2)ライスカレー
ライスカレーはインド…ではなく、イギリスから伝わったとされています。
詳しい話をすると、インドには「カリ」という食べ物があり、それがイギリスに伝わってアレンジされ、そのアレンジされた物を日本人向けにアレンジしたのが「ライスカレー」なんです。
3)コロッケ
コロッケはフランス料理の「クロケット」が由来とされています。
元々は、クロケットの中身はホワイトソースでした。
それを、日本人の好みに合うように「じゃがいも」を使用しアレンジしたものがコロッケの始まりだそうです。
2.提供された場所
カフェーやミルクホールなどで提供される事が多かったそうです。
しかし、洋食が振る舞われたのは都会で有る帝都(東京市)付近がほとんどで、田舎の方ではまだまだ日本食が多かったそうですよ。
3.一般家庭の料理
都心部では、一般家庭にも洋食が浸透し始めました。
というのも、この頃ガスが家庭に通い始めたんですね。
ご飯ものだけでなく、パンについてもこの頃広がりを見せていました。
この頃はまだ正方形の食パンでなく、頭ががこんもりしているイギリス風の食パンでした(食パンマンの顔の形)
ロシアパンの人気が出始めたのもこの頃だそうです。
ちなみに、この頃登場したパンとして「シベリア」が挙げられます。
「風立ちぬ」でも出てきたので、知っている方も多いのでは無いでしょうか?
4.当時のお菓子
「シベリア」のように甘いお菓子は、女学生や子供の人気を呼びました。
そうなると、洋菓子の存在も外せません。
この頃には「森永ミルクキャラメル」や、「明治ミルクチョコレート」が販売されていました。
しかし、今のようにコンビニでついでに買える値段ではなく、当時のチョコレートは一枚400円ほど。
高級なお菓子だったんですね。
より身近なお菓子としては、「グリコ」があります。
今と同じようにオマケが入った物でした。
ちなみに、グリコの由来は「牡蠣の煮汁からグリコーゲンを抽出」して、栄養菓子として販売しよう、となったことからだそうですよ。
また、この頃生まれた飲み物として「カルピス」があります。
当時の時代背景もあり、キャッチコピーである「初恋の味」というキャッチコピーは大きな話題を呼びました。
5.まとめ
大正の三大洋食といえば
・カツレツ
・ライスカレー
・コロッケ
これらは全て外国から伝わったものを、日本風にアレンジしたもの
都会のカフェーやミルクホールで提供された。
パン食も一般化し始め、シベリアはこの頃生まれた。
チョコレートやキャラメルは高級品だった。
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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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