日本一周一人旅20 【海の中の絶景温泉】
私の日本一周旅で一番印象に残ってる温泉どこ?
って聞かれたら間違いなく、ここ。
黄金崎不老ふ死温泉
海が間近に見える温泉ってきいてかけつけたとこ。
海を見ながら温泉なんて贅沢!!!!
まずは内湯で身体を流して
また服を着てからいざ外湯へ!
温泉まで少し歩きます。
ここの外湯は混浴と女湯しかないので注意です。
わかりづらくてかなりどきどきしました。
温泉は、目の前に海ってよりもはや海の中のよう。
荒れてる日はすごい潮をかぶりそうな近さです。
鉄が酸化して茶色いお湯はぬるめでずっと
浸かっていられる温度。
潮風が気持ち良くて最高。幸せ。
一人ぼ~と温泉を楽しんでいると
温泉好きな方が話しかけてくれた。
「一人なの?」
「はい、一人で旅してます」
「じゃあ乳頭温泉はいった?」
関東から東北に温泉旅行によく行くそうで
おすすめの温泉を教えてもらったりした。
「混浴も少し違うから行ってきたら?」
さすがに一人で行くのは勇気がいるなあ。
そもそも混浴なんて行ったことない。
「湯あみ着てるし大丈夫!ちょっと見てきてあげる」
もどってくると
「今人少ないし大丈夫だよ!絶対いいからいっておいで!」
よくわかんないけど半ば強引に勧められて、
なんとなく断れなくて、行ってみた。
2組のカップルと
おじさんと3人組の男の子がいた。
みんな私をみるとびっくりした顔をして
ぱっと顔を背けられた。
気まずい。
そして私もびっくりした。
湯あみ着てなくない?????
男性は湯あみ着を着てないんだ!!!!!
そんなの、知らない。
けどなんとなくここで後戻りもしづらくて
海を向いてお湯に浸かった。
落ち着かない。
喋ってた男の子たちも静かになるし
気を使わせてるのかなって思ったり。
私の事なんて空気と思ってくれていいのだけど。
私は湯あみ着てるし。
もう出よう。
、、待って。
もし私と同じタイミングで誰か立ち上がったら?
脱衣所で着替えてる人いたら?
あーどうしよう。
慎重にタイミングを考える。
誰か来る足音は、、波の音でいまいち聞こえない。
もうこれは運しかない!
誰も私と同じタイミングで立ち上がりませんように、
脱衣所に誰もいませんように。
どきどきしながら立ち上がった。
誰も立ち上がらなかったし、
脱衣所にも誰もいなかった。
よかった~。
もう一度女湯でゆっくりしてから帰ろう。
あの温泉好きの人はもういなかった。
まあいいや。
あー疲れた。
一人で緊張して疲れた。
私ともう一人しかいない女湯は平和で至福だ。
目の前には絶景。
疲れたけどひとつ学んだ。
私はもう混浴には行かない。
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