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作業療法士と心臓リハ

コラム記事の執筆を担当させて頂いている「PTOT人材バンク」さんで、新しい記事が公開されています!


高齢化や治療技術の向上によって、心疾患を抱えながら地域で生活する患者さんは少なくありません。そのため、心臓リハビリテーション(心臓リハ)の分野においても、生活を評価し支援する存在である作業療法士(OT)の活躍が期待されています。

この記事では、そんな心臓リハに携わる機会の多い循環器内科・心臓血管外科でのOTの仕事内容や求められる役割、働く魅力などについて解説しています。


ここからはちょっと余談。

以前勤めていた病院で、心臓リハに携わる機会が比較的ありましたが、その時の印象としては「リピーターの患者さんが多い!」という事です。

どういうことかと言うと…慢性心不全を抱えてらっしゃる患者さん(特に高齢の方)は、入退院を繰り返す方がやはり多いんです。
「また会いましたね~」という会話を何回もした記憶が…(*^^*)。

慢性心不全は加齢によって心機能が低下していく事に加えて、生活習慣・食生活・運動習慣などの影響も大きいのですが、それらを改善することってなかなか難しいんですね…。

入院中に再発防止の教育という形で、医師・看護師・薬剤師・リハ・栄養士…などなど多職種で患者さんに関わりますが、退院後に継続できる方はなかなかいない…。

そして、心臓リハ対象の患者さんは、全身耐久性の低下や易疲労性はあるものの、麻痺や体動困難があるわけではないので、家では比較的動けていて介護保険を使っていない方も多い。実際、申請しても介護度がおりない方も多そうです。

退院してしまうと、医療・介護職の目が届かないので、いつのまにか浮腫や息切れが強くなって入院が必要な状況になってしまう…という方が多いのです。

その手前で留まれるように、心疾患を抱える方への介護保険以外の在宅でのフォローアップ体制などがもっと整っていくといいな~と、この記事を執筆している時に漠然と考えたりしていました。


興味のある方は目を通して頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします♪




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