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アマゾンがドローン配送を開始へ。注文から30分で到着!医療介護の世界にもドローン普及なるか

米アマゾン・ドット・コムは5日、ドローン(小型無人機)を使った配送を数カ月以内に始めると発表しました。注文から30分以内に発注者の自宅の庭などに自動運転で飛ぶドローンが商品を届けるそうです。以下の記事に、ジェフ・ウィルケ副社長のプレゼンテーション動画が添付されているので、ぜひご覧になってみてください。ワクワクします!

ドローンはヘリコプターと円筒型の翼を持つ飛行機を組みあわせたようなデザインで、上下や水平に移動できる。15マイル(約24キロメートル)以内の距離を飛行可能で、5ポンド(約2キログラム)以下の商品を運ぶ設計という。専用の「的」を狙って下りる仕組みで、周囲に人がいる場合は着陸しない。電線などを避ける機能もある。

ついに空路で、注文から30分以内とは!

こうなると、医療の世界でも、薬の宅配などにも、ドローンを使用して、高齢者の自宅へ宅配し、ついでに見守りサービスを行える時代が来ちゃうかも。と思ったら、私が知らないだけで、もう実現はすぐそこなんですね!

今回の実証では、看護師などが車両で患者の自宅などを訪問し、車両内でビデオ通話により医師が遠隔地から患者を診察できるようにし、医師の指示に従って患者の検査や必要な処置を行うことを想定しています。車両はMONETの配車プラットフォームと連携させ、効率的なルートで患者の自宅などを訪問できるようにします。
伊那市とMONETは、ドローンを活用した医薬品の配送サービスなども検討し、医師の負担軽減と患者に寄り添った医療を実現するサービスモデルの構築を目指します。

MIKAWAYA21株式会社という会社でも、「買い物弱者」と呼ばれる、買い物に不自由を感じている高齢者等に向けた、ドローンによる、日用品や食材の配達サービスの実験段階に入っているようです。

そして、MIKAWAYA21では、ドラえもんのポケットから出てきたような、魔法の杖ならぬ『MAGOスティッキ』の開発もしています。docomo、au、softbankなどのキャリアのSIMカードを入れて通話ができたり、音楽が聴けたり、血圧が測れたり、暗い夜道でLEDライトが点灯し、服薬や時間を音声で知らせてくれたりするんです。すごーい!

医療、介護の世界は、どんどんIoTに頼れる世界にしていったほうがいいなと思います。

ドローンによるお買い物サービスを、ヘルパーさんによるお買い物サービスと同様に、介護保険適用にしたり、配食サービスなんかも可能ですね。

病院で働いていると、高齢の夫婦のみの世帯で夫婦ともに軽度認知症、足が不自由、軽度認知症があるのに一人暮らし。など、こんな状態で自宅に退院させて良いのかと思うことがしばしばあります。もちろん、退院前に介護保険サービスの導入をすすめますが、他人に入って欲しくない。と拒否されることも多々あります。

そんな時に、他人ではない、ドローンによる配食サービスだったら、「うん」って言ってくれるかもしれない。と頭に患者様の顔が浮かびます。

認知症の高齢者の徘徊で、所在不明になってしまった際に、ドローンによる探索はもう現実のものとなっていますし。あとはどう一般的に普及させていくかなのだろうなと思います。

いずれにしても、アメリカでの導入ですが、アマゾンのドローンによる宅配サービス導入というのは、人手不足の医療、介護の世界にとっても、現実的な夢の広がるニュースに思えました。


#COMEMO #NIKKEI

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