同じ場所、同じ人、同じものを見ても 人それぞれ感じること、感じ方は違う。 違う価値観を認めること、 自分の価値観を認めてもらうこと、 自分の価値観に疑問を持つことが 時には必要だ。 信念を持って行動している人を見て、 何か取り残されたような気持ちになる。 文中に人生と生活の違いについて 言及している。 自分は正確に理解できているのか? 生活の為に必要なもの 人生の為に必要なもの その違いを知りたい。 心の中の深い河の中に 答えがあるのかも。
海と毒薬 遠藤周作 作中の人物が自分の内面と向き合う場面に 共感することが多くあった。 善人、悪人 ほんとの悪人はいるのか? 自分の中に 戸田のような一面と 勝呂のような感情の 両方を自覚してしまった。 また、読み返したくなる。 また、同じ感情を確認する。 確認すべきだと思う。
何が正しいのか 自分で考え行動していく それこそが大人になるということなのか。 少女は、僕を大人として認め、 弟は僕を大人として 認めることができなかったなかなかと。 僕は、どこまでも進んで欲しい。 そう思わせてくれる
文中の田代くんの言葉が刺さる。 「どんなつまらない目的のためでもいい、 とにかく歩いていられるのは、 幸福なんだってことをしみじみ感じる」 「本人の意志にさからってまで、 他人の居場所に干渉する権利があるのか」 目的を持っていて、行方不明になるのか 目的がないから行方不明になるのか 今は、どちらが多いかはわからないが、 そんなことを思うのは、 精神が行方不明なのかも。
非常に難解、だけどまた読みたくなる。 自分は世間から、どう見られているのか。 それとも、世間どう思われても気にせずに生きていけるのか? そんなことを考えてしまった。 見ること、 見られること 相反する行為だが、 実は共通する感情があるのでは。 また読めば、理解に近づくような気がする。
性的な表現と暴力でわかものの感情を表現している。 ロックミュージックに通じる点があると思う。 いつでも、暴力と性隣り合わせだと思う。 若い時は持っているその感情を うまくコントロールできるのかできないのか。 歳をとるとなんでコントロールできないのかと疑問に思うが、それはその立場にならないとわからないことだろう。 自分が歳をとり、 思う事は自分はちゃんと 消化できていたのだろうかと自問自答した。
女生徒 女生徒を通じて語られる言葉、感性、人生の真理のようなものにハッとさせられた。 太宰治は何を伝えようとしていたのか 伝えたいことを主人公のフィルターを通って 語っているようにも思った。 走れメロス 改めて読み返してみると新しい発見がある。 いかなる暴力も否定されるべきだとは思っていた抱擁の前に殴ること そんな暴力も時には必要なのかと 自問自答してしまった
何回か読まないと理解出来ないとは思うが、 まだ読んでみたいと思わせる強い力を感じる。 作中の登場人物に対して、 どの人物にも共感することが出来ない。 人の心は全くわからない。 結局、自分が一番大事なのだろうか。 自分を支配する絶対的なもの、 それが何なのかは、人それぞれ。 自分にとって、それが何なのか 自問自答した。
は想像さから産まれる。 いつでも物語の力に期待したい どの話もそう思わせてくれる。 世の中にら喜怒哀楽を 描いている色んな物語がある。 嬉しいけど悲しいお話。 悲しいけど嬉しいお話。 子供の頃、悲しかった思い出が 大きくなってから楽しい思い出になることもある その逆も然り。 子供に薦めたい伊坂幸太郎作品。
タイトルからは内容が全く想像つかなかった、 どんな言葉で表現していいのかわからない。 言葉は武器として 自分の身を守ることができる時もある。 その反面、相手に向かって攻撃する 道具にもなる。 自分はどんな風に言葉を使えているのか。 自分自身に問いかけた。 こんな状況におかれた主人公に 感情移入するのは初めてだ。 後にも先にも最後かもしれない。
嫁姑問題とスパイものを 組み合わせきて 極上グルメ完成に感動。 外国産の サーモンやアボカド使って 寿司ネタ完成? 和洋折衷? 異質なモノのの組み合わせから 生まれる作品であること。 最後は美味しく食べられれば良し。 文中の 対立するために対立するの言葉が胸に残る。 事実の誤った解釈で いくらでも起こり得る。 競争社会を見事に描いている。
二人が立ち向かうのは、 弱者に対する卑劣な暴力だ。 暴力が存在していることに目を背けず、 また子供に対しても、 暴力は存在している。 現実に起きている事件に目を背けたくなるが、 物語を通して、その暴力に対して 自分がどう感じたか しっかりと向き合いたい。 筆者が描きたいと思ったテーマに対して、 読み手が受け止めることができるのか。 言葉は武器に凶器にもなる。 あの重たい球もしかり。
人生に必要なもの 友達、休暇、約束、家族 そんなものに対する考察が秀逸で 偉人の言葉より 小説の中の含蓄の方が本当に心に残る。 名作は、 エンディングをはっきりさせないで 読者に考えさせる余韻を 与えてくれる。 メールがどこから届いたのかは 大した「問題」でも「答え」でもない。 心のレバーをドライブに入れておけば 結末も各々の心で勝手に進んでいくでしょう。
どんな死を迎えるのか? 死への準備は 生への強い義務を果たすこと。 遺書を用意する宇宙飛行士を思い出す。 死にたいという気持ちは、 自身が思い通りに、 生きれないことを強く自覚していること。 暗いテーマを取り扱っているようだが、 内容は生きることを強く肯定している。 短編連作でまとめてあることに 感動しかない。
人が人を監視する 人が人を裁く 現実にそうだよなと 本当にそんな権利があるのだろうか? それこそ火星にいかなければ、 この環境からは逃げられない。 良いことをしても 偽善者と指をさされる。 悲しみを乗り越えようとする姿は、 悲しみに落胆しない冷たい人と思われる。 死への向き合い方を考えさせられた。 人は必ず死ぬ それは真実 けれど死に方は選べない それも真実 健気にに無垢に生きたとしても 安らかに死ぬことを 選ぶことは出来ない。 文中の表現が
登場人物が逆境をきっかけに 人生が好転する描写が心地よい。 むしろ、逆境とは考えてなく ミッションのような試練を ひとつづつクリアしていく、 文中にある 人間を動かすめのは、 理屈や論理より感情であるとの表現に 強く共感した。 感情を優先している人に 幸福が訪れるのかも。