読書「広告の会社、作りました」
著作は中村航先生。
「広告の会社、作りました」
ポプラ社。
一応、一般書籍にありましたが、字が大きかったので、学生向けだったのかな?
読みやすかったです( *´꒳`* )
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主人公、健一。
社会人2年目。
せっかく入社したデザイン会社が突然倒産して無職になってしまった。
以後3ヶ月、職を探すもなかなか見つからない。
ある時、たまたまタウン誌の求人広告が目に入る。
ダメ元で連絡してみるとすぐ来るように言われた。
恐る恐る行ってみるとアパートの一室。
そこに天津が居た。
それが健一と天津の出会いです。
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何だか分からない内に手伝わされた健一。
試験だと思っていたが、どうやら即採用と分かる。
と言うか、いつの間にやら共同経営!
天津の行動力にびっくりする健一。
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ある企業のコンペに参加するも、法人でないと受け付けないとの事。
しかも競争相手は広告代理店の大手企業。
出来レース。
天津と健一のたった2人だけの事務所では相手にしてくれない。
がっかりした健一。
すると。
天津は友人の力を借りながら、なんと会社を立ち上げたのです。
資本金はそんなになくても登記が済んでいたら会社は設立できます。
それをコンペの前に何とかした天津。
本音では天津も悔しかったよう。
健一の頑張りと悔しがる姿を見て、天津自分も奮起したとの事。
実は天津は過去、賞を取る程のコピーライター。
ですが、その後色々あって所属していた事務所を辞めた経緯がありました。
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健一と天津の会社は資本金が少なくても、たった2人だけど登記を済ませた立派な会社です。
天津のキャッチコピーと、健一がデザインした企画書を持ってコンペに挑みます。
相手が大手企業だとしても。
やるべき事をやり切った2人。
果たしてコンペは通るのか?
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ネタバレになっていなければ良いのですが💦
登記は必要な書類があれば法務局で出来ます。
広告代理店とか広告事務所とか。
何だか華やかなイメージです。
ですが、安定した依頼、収入となると難しいのですね。
個人経営なら尚更です。
これは広告の世界だけでなく、どんな業種でも言えるかも知れませんね。
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私は民間で働いた事はありません。
ですが、仕事は民間、沢山の企業や個人事務所との出会いがありました。
中には消費税の納付を免除できる「免税事業者」等もいました。
年間の売り上げが少ない業者等が、税務署に届けている制度が「免税事業者」。
ですが、2023年秋から、インボイス制度が始まりました。
詳しい事は分かりませんが、インボイス制度に署名しないと収めなくてはいけない消費税を、誰かが払わなくてはならなくなったと認識していますが、合ってますか?
免税事業者はどうなるのでしょう。
この辺りはまだよく分かっていないです。
勉強不足で私はまだ曖昧です。
私が今後、どう働くかとか収入を得るだとか。そんな事態になれば、この辺りも更なる勉強もしなくてはなりませんね。
さて。
前職の話ではありますが、私は仕事上、法務局に主に不動産と戸籍関係で行ってました。
その時に、法務局で法人登記があるのだと知りました。他にも人権等も法務局が取り扱っていて、法務局の業務も沢山あるのだなぁと思ったものです。
そんな記憶を、この本を読んで呼び起こされました。
この本で伝えたかったのは、主人公、健一が再就職して、成り行き上、急な事とはいえ天津と共同経営となり、仕事の受け止め方が受動的から能動的になった事。
更に俯瞰して仕事を見られるようになった事。
やりがいを感じられた事。
そんな健一の気持ちの変化と成長の物語です。
インボイス制度とか、免税事業者とか、法務局の業務とかを想起させたかった訳では無かったと思いますが、こんな事を思ってしまったのは私の個人的な興味関心からでした。
ですが、どんな事にも、アンテナ高く視野広く。何かを始めるなら尚更ですね。そんな事を感じられた作品でした。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
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