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【夫婦】言葉にすることを避けてはいけない

夫は電子タバコを吸っている。私はタバコのにおいが苦手だ。
吸い殻のニオイでも気分が悪くなるので、捨てる場所も1か所だけにしてほしい、と以前お願いしていた。卓上や洗面のごみ箱には捨てず、キッチンの蓋付きのごみ箱に捨てる約束になっていた。

今朝、誰も起きていない部屋でダイニングテーブルに腰掛け、私は読書をしていた。
卓上には小さなごみ箱が置いてある。そこからタバコのニオイがして、まさか捨てていないよね、とごみ箱の中を覗くと、ティッシュに包まれた吸い殻があった。
がっかりした。

彼は簡単に約束を破った。
ティッシュにくるめば見えないし、ニオイも分からないだろう、バレないだろうとでも思ったのだろうか。

彼はいつも、私の訴えを軽視している。また細かいこと言ってる、と。
できない、したくない、と思うなら言ってほしい。
言ってくれることで、違う方法を考えられる。

蓋付きのごみ箱に替えようとか、そもそもごみ箱を撤去してしまおうかとか、ごみ箱の横に袋を置いておいてそこに入れて捨てようとか、何かしら提案ができる。

「大事にされていない」
またそう感じてしまった。
こんなことくらいで、と思われるだろうが、積み重なったものとても大きい。


私が彼を大事にできていないから、彼も私を大事にしてくれないのだろうか。
そう考えることもある。
夫婦間不和において、どっちが先攻後攻かなんて難問だ。
でも、私が大事にできていないからだ、と思うと、我慢するしかないのかな、と遠慮してしまう自分もいる。
(不満が消えるわけではない)

相手から「こうしてほしい」とお願いされることは少ない。
話し合うより、我慢するほうが楽らしい。
”話し合い”を”喧嘩”だと認識しているのだろうか。
自分だけ言うのもまた、苦しい。

私は、自分の提案を通したいわけではない。
関係を良くしたいだけなんだ。
関係を良くする方法は1通りではないはず。
私がAという提案をしたとしても、一緒に考えれば、お互いが納得のいくBやCが生まれるかもしれない。
ただの高い理想に過ぎないだろうか。

でも、何も言わなければ、何も変わらないし、溝は深まる。
お互いのことを知る機会もない。


自分が我慢して丸く収まるならそれでいい、と言うと聞こえはいいが、
それは向き合うことを避けているだけだと思う。
我慢してるんでしょ?心の中で、勝手に距離を取ってない?
悲しいかな、そういうのだけは、言わなくても伝わってしまう。

言葉にしてほしい。どちから一方だけではなく、お互いに。
それを避けてしまうと、二人の仲は平行線のまま。
最悪の場合、
その二つの線はどんどん離れて、平行線でもない、ただの別々の線になる。

私はただ、繋がりたいだけなんだよ。

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