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あるアイドルから学んだ、どこでも「勝てる」人



先日、あるアイドルグループのコンサートに行ってきました。

アイドルグループのコンサートへ行ったことがある方は分かると思いますが、MC中にメンバー1人ずつ最近決まったお仕事を発表していく流れがあるんですよね。

「◯月からの新ドラマ決まりましたー!」
「僕は◯◯会社さんの企業CMに出演します!」
みたいな。


メンバーそれぞれの仕事の多い少ないが露呈する場なので、ファンとしては若干気まずさを感じる時間でもあります。笑


そして先日行ったコンサートでもお決まりのMCが始まり、メンバー1人1人の発表を会場みんなでお祝いしていました。
その中で、あるメンバーの発表が今日のテーマに繋がる大きな気付きを与えることになります。


それはどんな発表だったかというと
とにかくどのメンバーより仕事が多くて発表内容が永遠に尽きないというもの。
尽きなさすぎて会場がどよめくほどでした。


それだけ聞くと売れっ子アイドルなんだねー!
仕事できる人なんだねー!と思うのですが、
彼はグループの顔でもなければ数年前までは各方面から目立たないメンバーという扱い方をされて、とにかく自信のない表情が目立っていたメンバーでした。


本人インタビューでも、数年前を振り返るとあの時は自分に自信がなかった。と自称しているほど誰が見ても活気がなく露出も少なかったのです。


そんな過去を知っているから今の引っ張りだこな状況を嬉しく思うけど、嬉しさよりも尊敬が勝っています。


なぜならそのメンバーは、

自分の「好き」を誰よりも強く貫いてきた人だから。

昔からアニメが大好きで、アニオタを自称していて、キラキラアイドルがオタクだなんて気持ち悪いよ!という声も多くあったけれど、世間がどれだけ批判をしようと自分の好きをブレず貫いてきた人。


その結果「あのメンバーといえばアニメだよね!」という印象が付いて今はアニメのお仕事依頼が止まらない人気者に(ここまで話すと、もう誰のことを話しているかバレそうですね。笑)


止まらない発表を聞いている中

あぁ〜〜〜。
熱意がある人に勝つためには
「めちゃくちゃ好き」であることが
何より大切なんだなぁ。


と気付かされました。

アニメに詳しくて知識だけが豊富な人より、
このアニメのこういう世界観が好きで!
キャラクターのこんな姿に恋してて!
このシーンを思い出すだけで涙が出て!
…っ具体的に語れる。
ひねり出すんじゃなく好きすぎて自然に語れる。
そんな人ってやっぱり強いんだなぁって。


私が営業職だった頃、
「いまの市場は◯◯だから御社の課題はコレです」という"正しさ"を盛り込んだ提案よりも
「御社のこの商品を長年愛用していて、乗り換えできないほど愛してます。1ファンだからこそ見えた課題は◯◯です」
という好きだからこそ出来る提案の方が、驚くほど反応が良かったのです。
受注できるかは別問題ですが先方から一目置かれるようになったことを思い出しました。

仕事のために苦手を克服することは大切だけど、「自分はこれが好きなんだ!」
をアピールする努力のほうが何倍も大切で
結局自分の理想とする仕事があちらから歩いてきてくれると感じます。

「あの人といえばコレだよね!」

こう言ってもらえるようになれば勝ち。
誰だってどこまでも遠くへ飛べる。
なんとなく気づいていたけどこのアイドルの発表を聞いて確信に変わりました。

そしてそう認知されると自分も一貫した行動が取れるようになって、無駄な付き合いとか業務を断捨離できるようになると思います。
結果、どんどん生きやすくなるという好循環に繋がりますよね。理想型!

「好き」に正直になっていいんだよ。
そう気づかせてくれたアイドルでした。
素敵なコンサートをありがとう。


今夜もお読みいただきありがとうございました。
皆さんがいい夢を見れますように。
good night🪄

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