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注意欠如多動性障害(ADHD)


ADHDは典型的には、年齢の発達に合わないような、不注意、又は衝動性、多動性の状態を継続して見られ、それらが社会的な活動や学校生活を営む上で困難を示す状態を指します。

ア.不注意
気が散りやすく、注意を集中させ続けることが困難であったり、必要な事柄を忘れやすかったりすること。
・忘れ物や物をよくなくす 
・約束を忘れる 
・目の前の課題や遊びに集中できない
・提出期限を守れない ・整理整頓ができない 
・簡単なことでも最後までやり遂げることが難しい



イ.衝動性
話を最後まで聞いて答えることや順番を守ったりすることが困難であったり、
思いつくままに行動して他者の行動を妨げてしまったりすること。
・じっとりていられない 
・体のどこかが動いてしまう 
・順番を守ることが苦手
・離席してしまう 
・活動中や話し中でも目についた物の方へいってしまう

ウ.多動性
じっとしていることが苦手で、過度に手足を動かしたり、話をしたりすることから、
落ち着いての活動や課題に取り組むことが困難であること。
・思ったことをすぐ発言してしまう 
・おしゃべりが止まらない 
・感情の抑制が難しい
・衝動的に動いてしまう 
・人の話を遮ってしゃべり出す 



ADHDの特徴に当てはまったからといって、すぐにADHDと診断されるわけではありません。ASD(自閉スペクトラム症)の症状ともよく似ており、ADHDと併存することもあるため、発達外来や療育センターなどの専門機関での診断が必要です。

ADHDは脳の情報伝達に問題があるとされています。

困難さによっては薬物療法も使用されることがあり,困難さを軽くすることができます。

集団療育では他者と一緒に療育を受けることで,ルールを守ったり順番を守ったり,他者と同じ行動をすることを身に着けたり,他者が意見を述べる時間を待つ練習にもなります。

小学校の大きな集団に向けて療育で支援を受けることも困難さを減らすことに役立ちます⭐️

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