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小学校教諭から児童発達支援管理責任者へ転職。 大手療育施設で管理者として勤務中。 発達…

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小学校教諭から児童発達支援管理責任者へ転職。 大手療育施設で管理者として勤務中。 発達障害や子育て、療育や小学校の現状などお伝えします⭐︎

最近の記事

発達に合わせた支援

個々の発達段階に合わせたアプローチを行う 療育では保護者様からのお困り感やお悩みを聞かせて頂き,お子様の発達段階を見て内容を決めていきます。 保護者様から見ていると「うちの子には簡単だな」と思う活動内容もあられるかもしれませんが,療育終了後「お子様に強化が必要なこと」や「段階を上げても出来そうなこと」などについてスタッフ全員で話し合いを行い、次回の療育の準備をしております。 簡単そうに見えていても課題(答え)を覚えてしまっているだけで,別なパターンや問題提示をするとでき

    • 特別支援学級入級のデメリット

      デメリット ・通常学級で過ごしていけそうな状況になっても,年度途中で特別支援学級をやめて通常学級だけに通うことはできない。 ・特別支援教育に専門性がある担任が配置されるとは限らない。 ・支援学級はゆっくりペースで過ごすことが多いので,支援学級のペースが良く通常学級に行くことが嫌になってしまうお子様もいる。 また,支援学級にて少人数で過ごしているので,通常学級の人の多さに圧倒され教室に入っていくことを苦手とする場合がある。 ・年齢が上がるにつれて「なんで自分だけ支援学級で

      • 体幹

        自閉症スペクトラム・ADHDなど発達障害を持つ子ども達の中には,発達の特性によって生まれつき体幹が弱い子が多くいます。 体幹が弱いと体が安定しないので,スムーズにできないことが多くなります。 例えば・・・ ・食事に時間がかかる ・勉強や机上で取り組む課題に対して,したくても長時間座ることが難しい ・字を書くことがうまくできない,集中して取り組むことが難しい ・友達と同じように遊べない、すぐに疲れてしまう,すぐ寝そべってしまう ・身体がぐにゃぐにゃ・フラフラとしてうまく体操

        • 褒める

          自己肯定感を育む療育 療育中は褒めて伸ばします。 褒められることは自信を持つこと,自己肯定感を高めることに繋がります。 家や園で注意されることが多いと 「何て自分はできない人間なんだ」と マイナスな気持ちが重なっていき,自己肯定感が低いまま成長していくことになります(命に関わるような危険な行動に対しては厳しい声をかける場合もあります)。 私が勤務している療育では、本能的な欲求を大切に,できないことの訓練ではなく楽しい遊びを通して内なる能力を引き出すようにしております。意

        発達に合わせた支援

          入級のメリット

          〇個に応じた学習計画で学びます。 〇通常学級にはない「自立活動」「生活単元学習」などがあり,SSTの中でゲームをしながら他児との関わり方を学ぶ活動や,ルールを守ること,負けても受け入れることなどを学ぶ活動があります。 〇通常学級の環境に敏感なお子様には,少人数で落ち着いて過ごしやすい環境となっています。 〇個に応じた支援計画になっているので,その子のペースに合った進度で学習することができます。 〇教師側も個別対応がしやすいので,一斉指導を聞くことが難しいお子様でも,指

          入級のメリット

          注意欠如多動性障害(ADHD)

          ADHDは典型的には、年齢の発達に合わないような、不注意、又は衝動性、多動性の状態を継続して見られ、それらが社会的な活動や学校生活を営む上で困難を示す状態を指します。 ア.不注意 気が散りやすく、注意を集中させ続けることが困難であったり、必要な事柄を忘れやすかったりすること。 ・忘れ物や物をよくなくす  ・約束を忘れる  ・目の前の課題や遊びに集中できない ・提出期限を守れない ・整理整頓ができない  ・簡単なことでも最後までやり遂げることが難しい イ.衝動性 話を最後ま

          注意欠如多動性障害(ADHD)

          小学校の支援学級に在籍するかの判断・・・

          ① 療育手帳を持っているか  →知的障害(軽度,重度により特別支援学校へ入学もある) ② 発達診断等において診断が出ているか  →発達障害(自閉症スペクトラム,情緒障害ADHDなど) ③ 肢体不自由,弱視,難聴,言語障害,病弱など ④ 何らかの障害があり意思疎通が難しいなど 各地域には「総合療育センター」があり診断を受けることができますが, 年々診断を受けたいお子様が増えていて,診断を受けるまでに3カ月待ちや半年待ちの所が多いので,就学児相談会(教育委員

          小学校の支援学級に在籍するかの判断・・・

          小学校特別支援学級

          小学校には 〇通常学級   〇特別支援学級<自閉症・情緒学級,知的学級,肢体不自由学級の主に3クラス>        ※病弱,弱視,言語障害,難聴もあります 特別支援学級は国語,算数を支援学級でゆっくりペースで学び, その他音楽や体育図工などは 通常学級(支援学級に在籍しているので交流学級と呼びます)で授業を受けます。 支援学級に在籍となりますが, 技能教科や給食時間は通常学級にも入るので2つの学級に入っていることとなります。 学校にもよりますが,朝の会,帰りの会も交

          小学校特別支援学級

          ASD(自閉スペクトラム症)

          3歳位までに現れ主な特徴は (1)他人との社会的関係の形成の困難さ,臨機応変な対人関係が苦手 (2)言葉の発達の遅れ (3)興味や関心が狭く特定のものにこだわること   自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと このうち、知的発達の遅れを伴わないものを高機能自閉症といい、知的発達の遅れを伴わず、かつ自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものをアスペルガー症候群といいます。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があるといわれています。

          ASD(自閉スペクトラム症)

          朝ごはん🥞

          こだわりが強くマイペースなお子様の保護者様からのご相談。 朝ご飯を食べることを嫌がりイヤイヤが治まらない😢 園の送迎バスに間に合わない😢 「何が嫌なのだろう?」色々な視点で 考えてみます。 ご飯とみそ汁が嫌?パンが嫌?飲み物が好きな物ではなかった? 起きる時間はどうだっ たかな? その日になかった物(バナナ,ヨーグルト,シリアルなど)を用意してみる。 寝る時間が遅く,まだ眠たいのかもしれないから今日は早く寝るように心掛けるなど 「イヤイヤが起こりにくい環境をつくる」

          朝ごはん🥞

          保護者様の困りごと

          特色ある療育施設が多くなっていますね。 運動,音楽,読書などに特化した施設も増えています。 就学までに利用する「児童発達支援事業所」 小学校入学後に利用する「放課後デイサービス」 私は児童発達支援事業所に勤務しておりますが, 今までで一番多い保護者様のお悩みは 『言葉』 言葉がなかなか出てこない 正しい発音が出来ていない 滑舌が良くない 単語は出てきているが文章へと繋がらない 言葉を発する事が少なく泣き止まない などなど。言葉の遅れを心配するお悩みが1番多いです。 コ

          保護者様の困りごと

          初めまして⭐️

          note初心者🔰 子育てや発達障害に関わることを発信出来たらと思っています。 仕事柄,全国の保育園や幼稚園からも様々なお悩みを頂いております。 事例を含め,子どもたちに関わる様々な方達に読んで頂けるよう 書いて行きたいと思います。 どうぞよろしくお願い致します。

          初めまして⭐️