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【詩】揺れ

天からつるす 糸ゆれる
窓はしめきり
訪ね人もとんといない
からすの声も ききおわり
影はまったく みあたらず
どうして糸が ゆれたのか
わたしは猫のように かんがえる
催眠のように挨拶し
しだいに静まる 秋の暮れ

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