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「平安文学、いとをかし」展 in 静嘉堂@丸の内

先月、東京・丸の内の静嘉堂@丸の内で開催中の「平安文学、いとをかし―国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」と王朝美のあゆみ」展に行ってきた。

11月16日(土) 〜 2025年1月13日(月・祝)
休館日:毎週月曜日、年末年始(12月28日(土)~1月1日(水))

前回、静嘉堂@丸の内に行った時に、この展覧会があることを知り、今年注目の「源氏物語」の屏風が展示されるということで、それだけでも見たい!と思って行ってみたが、そのほかの展示物も予想以上にクォリティが高かった。37点が4章に分かれて展示されている。
前回も見た「曜変天目」以外は写真撮影がすべて可能だったので、順にのせていこう。

ギャラリー1の入り口

第1章 平安文学の世界にようこそ!

蜻蛉日記、更級日記、枕草子、と平安文学勢ぞろい。

蜻蛉日記
更級日記
枕草子抜書
伊勢物語
うつぼ物語
今昔物語集
栄花物語

栄花物語」は、宇多天皇から堀川天皇に到る200年間の宮廷の歴史を仮名文で記した最古の歴史物語。正編30巻は藤原道長の栄華を中心に、続編10巻は道長の死後の時代の出来事を記している。正編の作者は赤染衛門とする説が有力。
そういえば、前回の「光る君」で赤染衛門が張り切っている場面があった!倫子さんは道長さんのことだけ書いてくれれば、と言っていたんだけど。

大鏡(藤原道長の栄華を中心とした物語)
無名草子(むみょうぞうし)

無名草子(むみょうぞうし)」は、初めて聞いたが、鎌倉時代初期に成立した日本最古の批評文学とのこと。作者は女性たちだ。

無名草子(むみょうぞうし)の説明


ギャラリー2の入り口

第2章 平安文学、いとをかし

修復法の説明
平治物語絵巻 信西巻
住吉物語絵巻
伊勢物語絵巻

第3章 時代を超える『源氏物語』

ここからいよいよ『源氏物語』関連の展示。

紫式部日記
源氏物語古系図

この系図は鎌倉時代のものだけど、系図の作成は平安時代後期から始まったとのこと。登場人物が多いから、当時の人も系図を作らないとわからなくなったんだろうな。

源氏物語(江戸時代)

あ~、また肝心な作品の写真の写りが悪い。。

紫式部図(土佐光起)


でもしっかり絵葉書も買ったから大丈夫♪


ここから源氏物語図屏風(住吉具慶)
美しいし、説明も詳しいのでわかりやすい。

右が第五帖「若紫」、左が第六帖「末摘花」
左が第九帖「葵」
左が第十四「澪標」
左が第二十一帖「少女」、右が第十九帖「薄雲」

さらに、国宝の「源氏物語関屋澪標図屏風」(俵屋宗達)も。

源氏物語関連は、まだまだたくさん。

絵入り源氏物語(江戸時代)
白描源氏物語絵巻(賢木)第1段
白描源氏物語絵巻(賢木)第2段
源氏物語蒔絵源氏箪笥

写真だとよくわからないけど、この箪笥も美しかった。

第4章 平安古筆と料紙装飾の美

現存最古の「古今和歌集」写本

このあたり、さっと通り過ぎそうになったけど、重要文化財と国宝だった!
紙が貴重。

重要文化財
国宝

まずは1周してから、写真を撮りながらまた1周、少し休んで、今度は久しぶりに音声ガイドを聴きながらもう1周。休むところもあるし、再入場も可なのはありがたい。

真ん中にあるスペース、ここで休憩できる。

貴重なものをたくさん見られて満足。

ビルの1Fにはツリーが。

こちらは丸の内ブリックスクエア。

丸ビル。

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