高橋悠子

セーラー服に特化した、女装小説を書いています。 妄想と幻想と現実が入り交ざる、一歩違え…

高橋悠子

セーラー服に特化した、女装小説を書いています。 妄想と幻想と現実が入り交ざる、一歩違えば、共感不可能、必至かも。

最近の記事

女子高生の悪巧み

1  この女子高生には、変わった趣味があった。 これはと思った男の子を女装させることだった。 でも、筋骨隆々とした、背の高い子は申し訳ないけど、対象外。 世の中には、男、男とした人を、女装させて、辱め、屈服させる事を趣味としてる子もいる。 たまたま、私は違う。 華奢な男の子にセーラー服を無理矢理、着せて、恥ずかしがる、姿を見ていたい。 でも、もしそんな男の子に出会えてもどうやって、セーラー服を着てもらえるかしら。 バケツをひっくり返して、ずぶ濡れにして着替えさせる。 えー、無

    • 朱に交われば赤くなる(15)

      寸評 次の日の放課後、僕らの描いたデッサン画が張り出されていた。 看板には、デッサン画展と書かれていて、男の娘なんていう言葉は全くない。安心する。 まず、一通り、皆の作品を見てみる。驚いた。力作揃いだ。 凄く、僕の表情を、同じ絵がないくらい、皆、個性豊かに捉えている。 僕は、今、セーラー服を着て、この展示室にいる。 と言うのも、デッサンの授業が終わった後、先生は、僕に、突拍子もない提案を持ち掛けたのだ。 「もうじき、生徒達の描いたデッサン画が展示されます。 当然、あなた

      • 朱に交われば赤くなる(14)

        肖像画(2) 先生は言う。 「尚、描き終えた作品は、学校の玄関の廊下及び、校長室の隣の展示室に一ヶ月間、飾られます。 皆さんの力作ですから、出来る限り多くの人に見てもらおうと思っています。 それに加えて、なんと私達の高校のホームページにも掲載されますので、がむばって下さい」 「在校生、学校への訪問者そして、HPにも開放されるという事は、私達の作品は彼らの評価が成績に加味されるという事なんですか?」 「それは、ありません。 芸術は、大衆に迎合するものでは、ありません。あなたの

        • 朱に交われば赤くなる(13)

          肖像画(1) 僕はセーラー服姿で、デッサン室の扉のノブに手をかけていた。 男子高生にとっては、決してありえない姿。 俯く度に、襞スカートが目に入る。 この扉の中に一旦入れば、僕は変態の烙印を押され人生の終末に陥るのではないだろうか。 いくら、モデルとはいえ、僕は本職ではない。イメージとは違った僕のセーラー服姿は遠慮なしの本物の女子高生達にはどう写るのだろうか。 とても見られたものじゃないと言われ、明日からはもう僕はこのクラスにはいられないかもしれない。 扉の開ける、ギ〜とい

        女子高生の悪巧み

          朱に交われば赤くなる(12)

          僕は先生に委ねる 先生は、ハンガーに掛かったままのセーラー服を僕の身体に優しく押し当てる。 「大丈夫ね。サイズは合いそう。ところで、あなた、セーラー服は着たことあるの?こっそり妹さんのを拝借して着てるとか」 僕は、ぶんぶんと首を振り、 「あるわけないです」 それを聞いた先生はいつもと違う真剣な面持ちで、 「じゃあ、私の言う通りにすることね」 先生の目の奥から怪しい光が放つ。 「セーラー服をこれから着る限り、晴れてあなたは、女生徒の一員になれるのよ。嬉しい?おめでと」 ここ最

          朱に交われば赤くなる(12)

          朱に交われば赤くなる(11)

          いやだ、いやだと言いながら 僕は、先生にモデルの人がいつも使う更衣室(女性用)に連れ込まれた。部屋には移動式ハンガーがあり、様々な衣装が掛かっている。 ワンピース、お姫様ドレス、ウェディングドレス、メイド服、女児服、ロリータ服、OL制服、OL通勤服、振り袖、町娘、拘束具。「えっ、モデルの人はこんなものでも着るの?」 先生は答える。 「なに言ってるの。当たり前よ。プロのモデルだもの。 特に振り袖は着付け教室に通って、講師の免許も取得しているわよ。プロのモデルがこの衣装は着れ

          朱に交われば赤くなる(11)

          朱に交われば赤くなる(10)

          学校に登校し、授業を受ける 教室に入り、周りを見るといつものように、僕以外、女の子は皆セーラー服を着ている。 僕はドキドキしてきた。 僕も、夢だとは言え、昨日は皆と同じセーラー服を着たんだ。 おまけに、彼女達のとは色、形が多少違うとは言え、同じブラとショーツも身につけたんだ。 僕は彼女達と同じ女子高生の仲間になれたんだ。 でも、・・・ 今自分の着てる服は、男子なら当たり前の詰め襟の学生服。 僕は、所詮、このクラスでは、皆の中に溶け込めれない。 落ち込みながら、椅子に座る時、

          朱に交われば赤くなる(10)

          朱に交われば赤くなる(9)

          妹の部屋に入った僕(4) 僕は、着ている服と下着を全部脱いだ。 勉強机の横には、全身が写るミラースタンドが置かれている。 毎朝、妹は鏡に映る自分のセーラー服姿に微笑みながら、今日も頑張ろうと言い、通学していたと思う。 でも今は違う。その鏡には、素っ裸の僕が映っている。 まさか、鏡もこんなものが、映し出されるとは思ってもいなかっただろう。 冷静な自分がいる。 僕は一体なにをしてるんだろう。妹の部屋で素っ裸になり、無断で妹の下着を、挙げ句は、男なのにセーラー服まで着ようとして

          朱に交われば赤くなる(9)

          朱に交われば赤くなる(8)

          妹の部屋に入った僕(3) 僕はブラをする決断が出来ない儘、部屋のドアノブから目が離せなかった。 今にも、勢いよくドアが開けられ、妹が入ってくるという未来予想図が何度も、頭をよぎっていたから。 僕は数十分、ドアノブと対峙していた。 すると、あれっ? よく見ると、ドアノブの中心部分には押し釦のようなものがついている。 こ、これは、もしかして、 ロック機構。何と言う幸運。 これを押してさえすれば、部屋の外から中には、ドアを開けて、誰も入って来れない。 そしてここは2階だ。窓から侵

          朱に交われば赤くなる(8)

          朱に交われば赤くなる(7)

          妹の部屋に入った僕(2) 僕は、改めて、右腕に絡んだレースのブラジャーを震えながら、見つめていた。 こ、これが女の子が身に付ける、ブラジャーなのか? 男の僕が神聖なこれを触ってるけど、いいんだろうか? 妹がもし今のこの僕の行いを見ていたら、僕は袋叩きにあっているだろう。 しかし、気付いた。 これは、いつまでも見てるものじゃなく、着るものなんだと。 でも、これをもし、僕が身につけてしまったら、どうなってしまうんだろう。 ファーストブラに挑む、男子は皆そう思うだろう。 だが

          朱に交われば赤くなる(7)

          朱に交われば赤くなる(6)

          妹の部屋に入った僕(1) 今は土曜日の朝、母さんと妹は確か夕方まで帰って来ないと聞いている。 この家の中は、僕一人だ。 僕は自室で、来週、学校で実習のある肖像画に就いて予習している。うーん、どんな気持ちで描けばいいんだろう。 考えれば、考える程、眠くなる。 中学の時に、美術の時間で、風景画を描いた事はあるけれど、今回は初めての人物画だ。 そうだ、確か、毎月購読している、月間(ザ、美術)が今月、人物画について特集していたはずだ。そう言えば、あの本どこにいったっけ?記憶を辿

          朱に交われば赤くなる(6)

          朱に交われば赤くなる(5)

          浴室に入った僕 最近、髪が伸びた自分に気付く。 そういえば床屋になかなか行ってない。ぼさぼさの髪だ。 ふと、記憶が蘇る・・・ クラス内、いつも現れる少女、僕の隣に座り、僕の事を見ては、くすくす笑う。 少女は女友達と談笑していた。 左右に顔を振ると、両サイドの髪は、少し火照った小さな耳をくすぐる。 さらさらとした髪を持つ美少女であり、と同時に、ぷるんとした唇を持つ。 彼女が窓辺に立ち、空き放たれた窓から受けるそよ風は、 彼女の髪を優しく撫で、髪は至福の輝きを増す。 彼女は

          朱に交われば赤くなる(5)

          朱に交われば赤くなる(4)

          玄関を開け、靴を脱ぐ 廊下を歩き出した僕は、ふと下を見ると、何かが落ちているのに気付く。 小さな筒状のもので、カラフルな装飾が施されている。 これには見覚えがある。 僕は記憶を辿っていた・・・ クラス内は、女の子達の賑やかな声で弾けていた。少女のセーラー服の胸ポケットから取り出したそれは、まるで魔法のアイテムかのように、皆の羨望の的になっていた。 「わぁ!それって新色じゃん。でも、色、濃ォー、目、つけられへん?」 「大丈夫、うちの学校って、緩いじゃん」 そう云うと、

          朱に交われば赤くなる(4)

          朱に交われば赤くなる(3)

          先生に呼ばれた僕は 職員室へと向かう。別室で話しましょうと言われ、指導室に入る。 「どう?学校生活には慣れたかしら?」 4月の入学式から数えて、まだ一週間も経っていない。僕は答えた。 「それなりに」 彼女は納得した様に、 「やっぱりね。私、気になっていた事があるの。このクラス、男子はあなた一人よね。正直言っていいのよ。 あなたは入学式後、このクラスに移った後、こう思った筈。 やったー。男は俺一人だ。もてまくり放題だぜ」 少し、違う気もしたが、今は先生の考えを知る

          朱に交われば赤くなる(3)

          創作ノート(セーラー服女装の宿題)

          僕が、これから、こういう小説を書きたいと思っている目録です。  これ以外にも興味のあるテーマがありましたら、お教えください。 執筆の手助けになること間違いありません。 以下のテーマで創作意欲をわかれた方は、宜しかったらぜひご利用してください。 僕とは違う、別の視点で書かれた小説は、大好きです。 発表されたら、一報お待ちしています。 乱文ですみません。 1 朱に交われば赤くなる  クラス内の男女比率は1:40  学園生活を送るうち、いつのま  にか、自分の仕草が女性っ

          創作ノート(セーラー服女装の宿題)

          朱に交われば赤くなる(2)

          そもそも、なぜ女子ばっかりの学校なのか 読者の疑問は尽きないと思う。 勿論、この学校は共学だ。僕は男装した女子ではなく、れっきとした男子であり、当たり前だが女子校に不法侵入した輩でもない。 ##県立%%高等学校。匿名にしたのは、公表すると将来入学希望者がいなくなる危惧があるから。 普通科は数クラスあり、男女半々ぐらい。でも、 僕の通う芸術科だけは、1クラスのみで、女子40人、男子は僕一人。 えっ、うらまやし〜って? でも現実は違う。 思えば、入学願書出す時、母親に言わ

          朱に交われば赤くなる(2)