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機能不全家庭 毒親 虐待

私のストレス解消法の一つに「毎日1~2本のアニメを観る」というのがあります。

この年齢になって再びアニメにハマって以来、深夜に放映しているアニメを録画しまくって、日々の終わりに観てから寝る、という生活を送っています。

今もいくつかのアニメを観ているのですけど、中でも「Paradox Live THE ANIMATION」が面白くて。
「“幻影ライブ”に人々が熱狂する近未来を舞台に、それぞれの音楽ジャンルでトップを走るHIPHOPチームが、自らの音楽でNo. 1を獲るためにステージバトルに挑む」という内容なのですが、始めはこのアニメに出演されている声優さん(今は「CV」っていうんですかね?)たちが実際にラップを行なっているライブ映像を観て、そのカッコ良さから今回のアニメを観るようになりまして。

昨晩もこれを観ていたのですが、そこではあるグループのメンバー同士が仲間割れのようになり、それぞれが自分の過去を話すうちに絆を取り戻す、というモノでした。

しかしそのメンバーが語る自分の子供の頃というのがどれも見事な機能不全家庭で。

一人は自分の意思で初めて好きになれたモノを親から全否定され、一人は親のわがままをそのまま受け入れるうちに自らの価値観も歪んでしまい、一人は親からの期待を一身に受けていたものの手のひらを返されてしまい…

どれもかなりひどい虐待であったわけですが特に手のひら返しをされた彼のトラウマとなっている「お前はいらない子」というのには、思わず涙が出てしまいました。

機能不全家庭を形成する毒親というのは、我が子に対して自分たちの歪んだ価値観を「正しい」と思い込み、それを子供に押し付けることで子供の価値観も歪めてしまっている、というのを改めて再確認しました。

彼らはそれぞれの過去を話すことでお互いの苦しさを理解し「お前が必要なんだから、お前を見捨てる事なんてしない」という辺りでまた涙。
アニメですからこのようにハッピーエンドとなっているわけですけど、実際はこういう苦しみを抱えたままの方々がたくさんいるんだろうなぁ、と思いました。

アニメでもこういうストーリーを取り込んでくるようになったのか、と想いを新たにした部分もあり、こういうところからも「生きづらさ」に気付いてくれる方が増えてもらえるのもアリかな、と思います。

その意味でもこれらの情報を発信していくことが大切だとも、改めて感じました。


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