「私」で良い・「私」が良い
私って周りからどう見られている(思われている)んだろう…?
カウンセリングに来られるお客様の多くは、このような悩みを抱えています。
「カウンセリングを受けるまででもない」という方でも、周囲の目を気にする人、多いですよね。
私も昔はそうでした。
容姿もパッとしない、運動も苦手、成績は中の上くらい。
要は「取り柄がない」人間でした。
(今はだいぶ髪の毛が薄くなってきましたが…)
周りからどう思われているのかが気になって、常に周りにいる人間のコトバとか、態度に敏感になってしまっていました。
何かしようとしても「失敗したらバカにされるかなぁ…」とか、何か言おうとしても「反論されたら嫌だなぁ…」「嫌われたら嫌だなぁ…」なんて思ってしまい、結局周りに合わせているだけ。
友達が何か話をして笑うと「自分の事を笑っているんじゃないかなぁ…」なんてことも思っていたり。
今から考えてみると、余計な心配ばかりしていたんだなぁ…って思います。
周りからどう見られているかが気になるというのは、「今の自分で良い」と思えていない、それは「自分」を信じていないからです。
「私は『私』で良い」と思えていない、ということです。
「私」という人間を「私」が信じていないので、周りの人たちから評価してもらったものを、自分の価値として取り込んでしまう。
けどそれはあくまでも「相手が観た私」であり、「私」の一側面に過ぎません。
しかもその一側面は「周りに合わせた自分」で「本来の自分」ではありません。
相手の様々な意見に振り回されて、相手に嫌われないようにそれぞれに合わせて「私」を作る。
それで得た評価は「自分を偽った事で得ている評価」だと思ってください。
それは「本当の私」ではありません。
それは「相手を欺いている私」だと思ってください。
「相手を欺いている自分」では、「自分を信じる」ことも出来ません。
「欺いている」ことが相手にばれたら、もっと嫌われてしまうからです。
つまり「自分」に対しても「相手」に対しても疑心暗鬼になっている「自分」がそこにはいます。
それでは人間関係がうまく行くはずありませんよね?
どう見られているかを気にするよりも、自分が「私」をどう見るか。
そこに居る「私」を「私」として受け入れることが出来ているか。
「私」を受け入れ、「私」を認めることが出来ていれば、そんな「私」で良いと思えるようになれたら、人目が気にならなくなって人間関係も楽に築けるようになります。
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