美しくて切ない。愛を求める第2楽章【気楽にmusic.】
こんにちは。
先日、音楽用のマガジンを作成し、
そのはじまりの記事を書きました。
自分のためにも記録がしたくて、わくわく。
興味をもってくれる人もいて、さらにわくわく。
あまり興味がない人も、もしかしたらここに出会いがあるかもしれない。
たった一つの曲に
心を揺さぶられることがある。
生涯を共にする曲に
めぐりあうこともある。
私自身、これから先の人生で
何度も繰り返し聴きたい曲がある。
これからも
新たな出会いがきっとあるだろう。
誰かにとっても
そういう出会いがあるといいです。
そんな音楽を紹介していきたいです。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
記念すべき、1つめの作品は・・・
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲です。
おーーー!めっちゃ有名!!!
もはやクラシックの代表格!!!
ベートーヴェン、ブラームスと共に
3大ヴァイオリン協奏曲と言われる名曲です。
メンデルスゾーンさん、
実はもう一つヴァイオリン協奏曲が20世紀に発見されているそう。
(知らなかった)
けれど、このホ短調のほうがあまりにも有名になりすぎたため
ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、と呼ばれることもなかった。
それくらい、
メンデルスゾーンといえば!
ヴァイオリン協奏曲といえば!
な、名曲of名曲です。
そんな最高傑作を
あえて紹介する必要もないのかもしれません・・・
が!!!
意外と全楽章通して、味わって聴く機会は少ないはず。
(※ヴァイオリン協奏曲は、一般的に3つの楽章から構成される)
これを機に全楽章聴いてみてください。
第1楽章は、たぶん誰もがどこかで耳にしたことがあるはず。
テレビでもよく使われる。
哀愁をおびて、ちょっぴり感傷的なメロディは
とても分かりやすい、親しみやすい。
この有名で聴きなじみのある第1楽章。
もちろん素晴らしすぎるのですが、
私の好きなのは第2楽章。
今日書きたかったのは、この第2楽章の美しさ。
第1楽章のラストはとっても情熱的に盛り上がるんだけど
最後にファゴットの音が取り残されたように伸びて・・・
そのまま第2楽章に移ります。
この繋がりも心地よい。
この楽章は、オーケストラの繊細な伴奏に
美しすぎるソロヴァイオリンのメロディが歌われます。
ほんとに、「歌っている」と感じる。
13:00あたりから第2楽章が始まります。
イツァーク・パールマン氏の演奏。
感動。
この動画は編集バージョンだけど、とてもいい。
繰り返される主題が、この上なく美しい。
(※主題・・・テーマ。曲の中で最も大切なメロディのこと)
私は、この曲の第2楽章を聴くたびに、
つーーんと目の奥が痛くなって熱くなって
泣きたい気もちになる。
涙がこぼれるのはぐっと我慢するんだけど
気を緩ませたらこぼれてきそう。
娘たちにも感想を聞いていてみたら、
「走り出したい」曲なのだそう。
え?っと思った。
「広い草原の真ん中にいて
そこでママのことを思い出して
ママに会いたくて一生懸命に走る」
ママのことを思い出して
はやく会いたいなーと思って走るんだって。
どういう世界観。
いろいろ話を聞いていて解釈したのは、
愛情を求める気持ちなのかな。と思った。
大切な人に会いたい、
会って抱きしめたい、抱きしめてもらいたい。
分かる気がする。
私は、この曲を聴くと
過去の風景が浮かぶんだよね。
冬の夕方、5時のチャイムが流れていた
田舎の風景。
私はブランコに乗っていて、
いろんな物思いにふけってた。
すこしませた子どもだった。
大人びたことに憧れて
生意気なことを言ったり考えたりしていた。
そのくせ
人一倍甘えん坊で、愛情を欲していた。
子どもは、大人が思っているよりも
愛情に敏感だと思う。
「愛されている」という実感は
人にとって、一番大切な感情なのかもしれない。
この曲を聴くといつもそう思う。
今日はメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトについて書きました!
聴いてるだけじゃなくて
感じたことを言葉にすると
もっとこの曲が好きになる。
読んでくれてありがとうごさいました🌿
こちらもよろしく🪽🪽