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居場所が無いのなら居場所を作ればいいじゃない、というお話

以前にこういうお話を書いたことがありました。

参加するには、というよりかは所属するにはとか、疎外感を払拭するには、みたいなお話だったと思います。

居場所が欲しい

他の人の話をきていると、相変わらず居場所がないとか、疎外感を感じるとかよく聞きます。
気持ちはわからなくもないんですが、僕自身としては参加できないから疎外感を感じると思っていて、集まりとか楽しそうになにかしている人の輪に入れてないなぁと思うこともあります。(人の輪のことをこの記事の中では輪と呼びます)
そう思うことがあったとしても、全部の輪に入れるわけでもないし、参加できない集まりだってあるわけですよ。仕方ないよねって諦めることも大事だとは思っているんですが、そんなことを言い切ると話が終わるので、違う部分で続けてみます。

認めてもらわないと輪に入れないよね

疎外感を感じない方法としては、輪に入れてもらうことになるんですよね。誰かに輪に入っていいよと認めてもらうこと(許可になるのかな?)になると思います。
じゃあどうやったら認めてもらえるかというと、輪に入れてくださいとお願いすることが手っ取り早い気がするんですが、そんな事僕は言ったことがないような気がするんですよね。もしかしたら子供の頃に一緒に遊ぼうということがそれい当たるのかもしれないけど、大人になってそんな感じのことを言っていることを想像できません。
あ、付き合うときの告白がそうなのかもしれませんね。でも、それも大人になるとなあなあになってきて、自然とそうなってたみたいな話が多くなるような。

じゃあどうすれば認められるのか

認めてほしいと言う作戦はなんとなく不自然なので却下として、実際はどうすればいいか。
「役に立つ」というのは一つの鍵ではないかと思うんです。

昔の話

僕の少ない経験で申し訳ないんですが、一時期お世話になっていた職場がありました。あまり気乗りのしない職場で、実際その時の僕は次の仕事が決まるまでのつなぎ程度で考えていました。なので、特に職場内で仲良くするつもりもなく、嫌われると面倒なので当たり障りのない感じで、正直なところほとんど私語はしないようにしていました。仕事はと言うと、誰も仲いい人がいないので暇ができないように与えられた仕事を黙々とこなし、誰でもできる仕事も暇つぶしにこなして、誰かとコミュニケーションを取るのが面倒だったのでしたがらないであろう仕事もちゃっちゃとこなしてました。
いつからか、僕と仕事をすると楽になると皆さん思ってもらったみたいで、楽をしようと僕に近づく人が現れました。この楽というのは、自分の仕事を僕に押し付けてくる人もいましたし、1日の仕事がうまく回るようになる事を考えていた人もいました。
暇つぶしといえども、押し付けられるのは気分のいいものではないのでそれは避ける方向にしていましたが、徐々に認められるという感覚を得て、いつの間にやら知り合いや、仲のいい人もでき、居心地の良い場所になっていました。

っていうようなパターンもあるんですが、このときの僕は狙ってしてたわけでもないし、何より時間がかかります。狙ってするには忍耐も必要です。
もっとサクッとできる方法でないと参考にならないと思うんですよね。

輪の作り方

輪はどうやってできるのか、と逆から考えてみるのはどうでしょう。
意図的に作ることはできなくはないんでしょうけど、実際はいつの間にか仲の良い人が作ってしまったもの、ではないでしょうか。
じゃあ、仲の良い人はどうすればできるか。
共通の話題があったり、共通の価値観があったり、共通の経験があったり、仲良くなれる要素はたくさんあると思います。
今ある輪に入るには、その輪に入ってる誰かと仲良くなれば良くて、仲良くなるには共通の何かがあればいいんですが、それがあればもう輪に入れているんだと思うんですね。輪に入れていないとすれば、それがないというわけですよ。

輪に入れなければ輪を作ればいいじゃない

もし輪に入れないとすれば、頑張って輪に入ることより輪を作るほうが簡単ではないかと思うわけです。
最近はないですが、仕事の業界の集まりみたいなものに参加することがあって、実は人見知りで大勢がわーってなっているところに飛び込むの苦手なんですよね。大勢の集まりでカーストの高そうな人たちは和気あいあいとしているんですが、僕はいつも隅っこの方にいてるんですよ。見回したらだいたい他にも僕と同じような境遇の人がいてるんですが「誰かと来たんですか?」って聞いて「僕も一人なんですよね」(共通点)みたいな話ができたらそこに小さな輪ができるものなんですよ。別に一人じゃなくても「初めてこんな場に来ました」や「知り合いがいない」でもいいんですよ。もっと言えば「こおういうの苦手」でもいいんです。何にせよ共通点が必要。
それで、その場に小さな輪ができればあなたの居場所もできるし、相手の居場所もできるわけじゃないですか。そうすれば居場所がないと嘆く必要がなくなるのではないかと思おうんですよ。

欲しいものは与えましょう

いや、そういうことじゃなくってって言いたい気持ちもわかります。頑張ってもう出来上がっている大きな輪に入る難しい作業をするなとは言っていません。したかったらすればいいと思います。とりあえず居場所がなかったり、疎外感を感じ続けることはしんどいと思うので、まずは自分に居場所を作ってあげることと優先してみてはどうでしょう?と思っています。その後で大きな輪に入るチャレンジをしたっていいんです。
そのためには、誰かに作ってもらうより、誰かに作ってあげるほうが手っ取り早い気がしています。何が手っ取り早いかというと、自分の気持ち一つでできるからです。誰かに作ってもらおうとすると、その誰かはあなたがコントロールできないと思います。
与えることで、自分にも返ってくることがわかっているのならまずは与えるほうが、手っ取り早いのではないかというお話でした。

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