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参加するにはコストがかかるよっていう話

お久しぶりです。

最近、嫌われる勇気と言う本をオーディオブックで聞きました。避けてたわけじゃないけど、買うのもなぁって思ってたら聴き放題で期間限定で聞けたということで、聞いてみた感想です。

ないがしろにされている感

職場に馴染めていない人というのが僕の職場にもいます。人間ので色々ありますが、職歴も長く会社でも重要なポストに付いている人です。
僕から見るとそうは感じないのですが、疎外感がある、私ばっかり仕事してる、結局一人で働いてる、他の部署は楽をしている、私ばっかり、という思考に落ち込んでいるみたいなんです。→他の人からの証言より

サ責さんなのですが、実際大変な仕事だとは思っています。ヘルパーさんからケアマネから利用者さんからいろいろな訳の分かる話から訳のわからない話を聞く立場で、中間管理職のような仕事で大変だと思うんです。

じゃあ、それで一人なのか、他の部署はもっと楽なのか、その人ばっかり大変なのかって話になると、ねぇ?それは違うとは思うのですよ。

で、予想がつくかもしれないですが、
一人で抱えきれない仕事って出てくるのでそれを他の誰かが賄っているんですよね。例えば求人を出す仕事も、部署ごとにするよりまとめてするほうが効率的だったり、何かの仕事も自分がしていないのなら他の誰かがしてるわけですよ。
それを私は忙しくて大変だから出来ない、と。他の人達はして当たり前、と。
で、疎外感があると。

例えばバーベキューに行ったとして

バーベキューってみんなで用意してワイワイするから楽しいわけじゃないですか。
その中で一人だけ何も用意せずに座ってるだけで、周りはワイワイ用意してると面白くないと思うんですよね。

バーバキューを食べるのも美味しいしそれも楽しみですが、みんなでなんとなく役割があったり分担が合ったり、上手なことや下手なことをしながらすることも楽しみの一つだと思うんですよね。
それがいらないって言うならお店で食べたらいいと思うんですよね。お店のほうが快適で誰かが要ししてくれるわけですから。

それでも、外でバーベキューをするって共同作業をしたり誰かがなにかの役割を担うことが楽しさではないかと思うんですね。

アドラー先生は共同体感覚って言うけど

いや、正直なところ共同体感覚って言われてもそんな感覚わかりません。嫌われる勇気を読んだのですが、実際よくはわからないんですよね。

「課題の分離」や「横のつながり」「競争しない」、「自己中心的にならない」は理解しやすいんですよね。

課題の分離
バーベキューで手伝うか手伝わないかは自分の問題なんですよ。楽しもうと思うか楽しまないようにするのも自分の問題なんです。誰かがどうだからって言いたくなる気持ちもあるとは思いますが、それがあったとしても楽しみたいか楽しみたくないかはその人次第なんですよね。

競争しない(横のつながり)
誰かに勝つとか負けるとかバーベキューの場で必要でしょうか?仮に俺のほうが早く火をつけれるって競争をしたとしても、それの優劣で何かが変わるのかって話なんです。時に楽しみのためには競争も必要だとは思いますが、競争だけが人生じゃないんですよ。バーベキューは競争ではないんですよ。

自己中心的にならない
アドラー先生は自分は良くないと思う人も、それはそれで自己中心的だと言っています、だってそれは自分しか見ていないから。
バーベキューは多人数でするものです。ひとりバーベキューもありますが、今回はその話じゃないです。なので自分の火起こしが駄目でも、焼き加減が悪くても問題ではないのです。バーベキューはみんなとするもの。誰かにクールと言われるためにするもの。バーベキューは自己との向き合いの場ではないのですよ。

僕の職場の人

「私ばっかり焼かされている」「あいつは食ってばかり」「私のしてる作業のほうがしんどい(だけどあの人のしてる作業はノーカウント)」「私は肉を焼いてるから洗い物や他のことは出来ない」「(なにかお願い事をされても)私ばっかり!」って人とバーベキューしたいですか?って話になります。

バーベキューを楽しくするには、みんなで役割を分け合い、それぞれが役割を担う事が必要ですよね。その時に「私ばっかり!」とか「これをしたから何もしない!」とか言われてもしらけるだけだと思うんですよ。あっち行って一人でやっとけよってなると思うんですよ。

じゃあどうするの?

アドラー先生が言うには、他者貢献が必要だと言われているんですよ。
自分のこと他人のことを別けなきゃ他者貢献って出来ないじゃないですか。どこからが他人の問題かわからないと、誰かの役に立つことって出来ないですからね。
他人に貢献するんですから、競争してる場合ではないです。一緒にバーベキューを楽しめる関係性が必要なのです。
「我が我が」の精神では誰もバーベキューに誘ってくれなくなります。「俺が来たら面白くないやろ」って口癖の人も誘われません。両方、自分のことしか考えてないからです。他者貢献するには自分を見ていても何も出来ないので、他者を見ましょう。そうすると自分なんでどうでも良くなるかもしれませんよ。

職場もバーベキューも集団なので、似たようなものです。そこに参加するほうが楽しみを得られるし、楽しみ以外にも得るものがあると思うのです。参加しようと思ったら、できればコストを先払いしたほうが参加しやすいんですよ。そのコストって貢献だと思うんです。貢献することで得られるものって参加権なんですが、誰かから与えてもらうわけじゃなく、参加してもいいんじゃないかなと自分で思える権利なんですよね。

なので、タイトルが参加するにはコストがかかるよってことなんです。

バーベキューも貢献するとより楽しめます。というか作業を全くしなければ手持ち無沙汰でなかなか楽しみにくいよっていうお話でした。

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