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人生の一ページを飾ったアルバムたち②Songs of Faith and Devotion/Depeche Mode

2022/09/25 追記
お詫び:当初無料で公開しておりましたが、日がたつにつれものすごく恥ずかしくなってきてしまったので、誠に勝手ながら有料公開に切り替えることにしました。
誠に誠に勝手ながら、返金不可でお願いします。
本当は墓場まで持っていきたかった話だったのですが、勢いで書き上げてしまい、投稿に至りました。

どうぞご理解ください。

いくらかはお楽しみいただけるよう、途中までは読めるようにしておきます。

「片想い」は決して桃色ではない

私の半生は、その大半が黒歴史とされてしかるべきだ。

五十を過ぎた今でも「夢見る夢子」
ある日突然白い馬に乗ったイケメン王子様にさらわれたい。
そう思うだけならいいじゃないですか。
まあ、近ごろでは「さらってくれて、食わせてくれて、何もしなくていいなら、これほど楽なことはないし!」という打算が加わっている私の妄想です。

人生の大半を妄想族のヘッドとして生きてきました。
何かをしたくても実行には至らず、それはもっぱら脳内で生まれ、育ち、朽ちていく。
そう、恋愛に関しても同じでした。

しかし、片想いというのは非常に苦しく、つらく、できることなら一秒でも早く解放されたいものです。
勇気のある人はさっさとコクって付き合うか振られるかして次に進んでいくのでしょうが、そんなものは生まれてこのかた持ち合わせていない私の場合、ひとり悶絶している間に相手に彼女ができていて終わり。
(彼女がいたのに知らなかったってパターンも多いな)
そして、深い深い暗闇に突き落とされていく…

てなわけで、私にとって恋愛とは「桃色のファンタジー」ではありませんでした。

参考資料:

デペッシュ・モードと私

さて、音楽の話です。
私とデペッシュ・モード(DM:ダイレクトメールじゃないよ)との出会いは1984年、高校時代かと思われます。
Master and ServantやPeople are PeopleがMTV(マイケル富岡の夜は更けて)でガンガン流れ始めたころ。
そこから1989年くらいまでは特に追うこともなく、アルバムを聴くこともなく、「ああ、兄ちゃんたちやってるなー」くらいの距離感を保っていましたが、この曲がハートをわしづかみにしてくれました。

なにこれちょっとめちゃくちゃかっこいいんですけど!

というような感想を得たと記憶しています。

それに、アラン・ワイルダー様のお美しいこと

いえ、彼の美しさには初めて出会ったときから気づいておりましたが、当時私の心はデュラン・デュランのロジャー様のものだったので!
(そういえばロジャー相手にも、身も蓋もない妄想をしていたな…これについては後日)

アルバム「Violator」を購入し、CDが擦り切れるほど聴きまくり(擦り切れないけど傷はついたかも)、他のアルバムもコンプリートし、ここで一人のDMファンが生まれたのです。

新しいアルバムと、新しい妄想のオカズ

1993年。
「Violator」の次に発売されたアルバム「Songs of Faith and Devotion」は、サウンド的にヘヴィーさを増し(バンド内の人間関係もヘヴィーだったみたい)、ヴォーカルのデイヴもロン毛にヒゲをたくわえてワイルドになっていました。

ワイルドだろォ?

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