見出し画像

「表現メモ」のススメー現役フリーライターがやっていること

こんにちは、フリーライターの比嘉桃子です。

ライター歴6年が経ったわけなのですが、6年経った今でも文章や表現という分野は大好き。
1つの物事に対してどのような表現ができるか考えている時間はとても楽しい作業です。

そんな文章オタクな私ですが、表現の方法に苦しんでいる方もいらっしゃいます。
「表現の幅が広がらない」「いつも同じような文章になってしまう」という方は少なくないはずです。

では、どうやったら表現の幅が広がるのか。
ライターの誰もがぶち当たる壁に対して、私なりのアンサーをご紹介します。

ライターの基礎は「読む」こと

前にも“ライターへの第一歩は何でもいいから「書く」、そして「読む」”という記事で触れたことがあるのですが、ライターは「書く」だけが仕事ではありません。
「読む」ということも仕事の内だと思っています。

自分の記事を読むこともとても大切な作業ですが、それと同じくらい大切なのが他人の記事を読むということ。
記事に限定せずとも、雑誌や広告、新聞など、とにかく他人が書いた文章を「読む」という作業はとてもとても大切です。

なぜなら、自分の中にある言葉の引き出しには限界があるから。
自分の中にない表現をいきなり使うことなんて、できないですよね。
天から急に新しい言葉が降りてくるという人はいないはずです。

つまり、表現の幅はどれだけ他人の文章に触れたことがあるかということに大きく起因します。

ただ読むだけでも相当な勉強になるはず。
しかし、ぜひもう一手間かけていただきたい。
他人の文章で「お、これはいいな」と思った表現をパクりやすくしていただきたいのです。

他人の表現をパクりやすくする「表現メモ」

他人の文章を読んでいると、グッときた表現やわかりやすい文章の構成、新しい言葉に出会うことでしょう。
そうしたとき、ただ「ふむふむ」と思うだけでなく、メモをとっておくことをおすすめします。

なぜなら、人間の記憶なんて頼りにならないから。
AIなら見た言葉はすべて記憶できるのだろうけど、人間にはそんな機能は備わっていません。
都合のいいことも悪いことも、いつの間にか忘れてしまっています。

とくに、たくさん文章を読めば読むほど記憶は薄れていくもの。
その時にどれだけ感動していたとしても、次の日には忘れてしまっていることさえ考えられるんです。
(もちろん個人差あり。少なくとも私は忘れるタイプ)

そのため、できればいいなと思ったものはすべてメモに書き留めておくことが大切。
手書きの方が記憶に残りやすいとは思いますが、私は手軽さを考えてスマホにメモしています。
いつでもどこでも見返せるしね。

表現メモの良さは、パクりやすいというだけではありません。
ライターとしての自信になるという点も大きなメリットです。

表現メモが増えるということは、それだけ自分の引き出しが増えているということ。
これだけバリエーション豊かな表現ができるのだと思えば、なんだかライターとして成長した気になりませんか?

とくにフリーランスで働くライターにとって、自己評価はとても大切。
会社員みたいに、上司との面談なんてないものでね。
自分の成長は、自分で振り返らなくてはなりません。

そういった意味でも、ぜひ表現メモを作ってみてください。

言語道断、丸パクリは禁物!

今回あえて「パクる」という表現を使わせていただきましたが、言わずもがな丸パクリは厳禁です。
あくまでも、参考にするという程度。
どこまでがパクリでどこまでが参考なのかはグレーゾーンではありますが…常識の範囲内で使うようにしてください。

私は今日、「冴え冴えとした」という表現をメモに入力しました。
スキンケア製品使った時の表現に使えそう!
日本語らしい清らかな表現に一目惚れです。

ぜひ気になる表現は、どんどんメモに溜めていってください。
私も誰かの表現メモにストックされるような言葉を紡げるよう、精進したいと思います。

それでは^^

この記事が参加している募集

ライターの仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?