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感想「いつかはどこかへ」

こんにちは。鋭くてかわいい、好きな曲の感想を書きます。 otohtoさんの2作目。ボーカルは鳴花ヒメ。 最初の印象 背中を押される、うしろからちょっとサポートしてくれる、どっちだろう。楽しいな、ちょっと明るくていいなと。ふわっと考えてました。 繰り返し聴いて 鋭さがある? こどもの頃のほうが鋭い感性を持っている、あれのことです。たぶん。 余計なことを知らないのでズバッと本質に迫れるというか。知らないほうが、たくさん気づける。この曲を聴くとなんだかそれを連想します。 石垣

    • 感想「エンドロール」/寛容さの話

      こんにちは。推し曲の感想をつづろうチャレンジ4日目です。 今日は青屋夏生さんの「エンドロール」。ボーカルは初音ミク。 一言でいうなら「懐が広い曲!」 そう、この曲を聴くたびに漠然と許されるような、寛容な感じを受け取っていたのですが。 くしゃっと心が疲れてても、へとへとでしんどいよーって心がめげていても、まあまあ良いじゃん生きていこうやというおおらかさを感じるのでした。 なぜこんなことを今日書いているかというと、わたし自身の調子が今日、とても悪いからです! でも人間、調子

      • 感想『Hey,Jennie!』

        おはようございます。 ノリノリになれちゃう楽しい曲に出会ったので、感想を書きます。へいじぇーにー! 作者はつきみぐー、さん。ボーカルは初音ミク。 ミックスとマスタリング、調声をYoPさん。 アレンジを早蕨凪音さん。ボーカルレコーディングを河原嶺旭さん。 イラストを萩森じあさん。動画を兎月ららさんが担当しています。 へいじぇーにー! 曲中で何度も出会えるフレーズなんですけど、出会うたびにかわいいがあふれて、楽しくなっちゃう。たった一言でこの曲を紹介しろと言われたらニコニコし

        • 感想「くじらの夢」

          kohacolaさんの12作目。ボーカルは初音ミク。 こんにちは。とても素敵な曲だったので感想を書きます。 1回目に聴いた感想 「潮の満ち引きみたいな緩急がいいなあ」って。あとサビがずるいなあってメモに残ってました。 くじらが水面をざぱーんと打つ映像を思い出しながら、声が重なるけどすっきりとしたサビのメロディが印象に残ったなあって。 動画を見ながら気づいたこと 「あの日見たくじらの夢の歌」。という作者コメントと、動画の歌詞の映り方とか、イラストを見返していたんですけ

        感想「いつかはどこかへ」

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          感想「あの夏の旋律へ」

          杏ノ雲さんの5作目。ボーカルは初音ミク。 お久しぶりです。この曲がめちゃくちゃ好きなので感想を書きました。好きに書いたら長くなっちゃった。 日常からするっと抜け出す感じ、最高じゃないですか? はじまりの話 歌い出し前の仕掛けめちゃ好きです。セミが途切れて音が鳴り始めるのって、なんだかこう、わくわくするじゃないですか。何に似ているんだろうって思ったら、曲が終わって拍手して、だんだん拍手が小さくなって、またステージのわくわくが動き出す感じ。そうだ、劇場だと思いました。 音

          感想「あの夏の旋律へ」

          あのプリズムによろしく

          しーくんさん。 「鏡音の曲でなにが好き?」って聞かれたときにふわっと浮かんだのがこの曲でした。 この曲の伸びやかな歌声がやっぱり好きで、2番のはじまりの「春 ふらりっとステップで」からの歌い回しも大好き。 さわやかな風が吹き抜けるような。ぎゅっと掴もうとしたらすり抜けそうな不確かなこころも、きっとこの曲の中でならゆうゆうと泳ぐみたいに自由でいられそうで。にこっと笑って消えてしまうみたいな儚さもあるけれど、やっぱり聴くたびにこののびのびとした歌声に元気をもらえる、そんな曲

          あのプリズムによろしく

          再生

          ピコンさん。終わるのが寂しくなる曲。 言葉にできなくて、仕草に微かに見えるかどうかも微妙。本人にもわからない感情をそっと、まもってくれる。そんな空間がこの曲の中にある気がしました。曲なのか、空間なのか。 言葉が多くないことでこんなに気持ちが安らぐんだなって。なんだか今初めて気付いたような気持ちです。 曲なのに空間っぽい。じっと考え込んだりできるし、安全な場所みたい。 繰り返し言ってしまうけれど、曲と場所の境があいまいで。ただじっと考え込んでしまっても許されそうで。かぎ

          エンダーエンバーミング

          Heavenzさん。 これは適当でいいか、とあることを妥協した。 その結果が浮き彫りになってはじめて、あの妥協が無性に目障りに見えてくる。妥協しなかった分は悪くない結果が出ているだけに、余計に目につく。 そんなことを考えていたとき、「腐り落ちてゆく 愛してるものは全て」と唐突に言葉のかけらが蘇って、ああこの曲だと分かりました。気持ちがどれだけ揺れていようと、冒頭のピアノの音は変わらなくて。自分の感情が今に転覆しようと傾いていく船だとしても、ピアノも変わらないし、この曲も変

          エンダーエンバーミング

          Remain

          たそがれの中で踊り続けるような。 誰が見ていようと見ていまいと関することなく、ただ踊り続ける姿が浮かぶような曲。……たぶん、この踊り子は何がどうであれ、踊るんじゃないかなあ。 歌詞から想像するのが、どうにもステージライトの踊り子じゃなくて、ライトなぞ無いが、私が踊ればそこが舞台だと言うような、そんな踊り子の姿でした。 ❇︎ 変わらないもの、揺らがないものを見ると生まれる安心感のようなものを、私はこの曲に見出していたのかな、と気づきました。踊り続ける、その心の中に持つ芯を

          LIFE

          傘村トータのLIFEを聴いたら、わけがわからなくなりました。 ❇︎ 放り出された感覚になった。   連打音が反響してて、曲が終わってからもずっと鳴り止まずにわーん、わーんと響いてる。 生きるって連打、わけがわからない連打、もし自分がドラムやれって言われたらちょっと尻込みする連打。 こんなに音に動かされた体験、久しぶりすぎた。なんだあの連打。 そんな、まるで、心臓がずっと動いてるみたいな、なんて連打だったんだろう。そんなこと気にもとめてなかったのに。 放り出されて「

          fish in the pool

          ヘクとパスカルさん。とても素敵な曲だったので、感想とか、好きなところとか。 のびやかな歌声にうっとりと浸れるのが心地よく、目を閉じれば気持ちよく歌ってる姿が浮かぶくらい。そして、踊るだれかの姿が見えるような曲でした。 ピアノが刻む3拍子のリズムがバレエのワルツステップを刻むような軽やかさで。 (ジャケットのアラベスクに目を奪われたのが聴く動機だったので、「このリズムならどんなパ(動き)がつくかなあ」と架空の振り付けを考えたくなってしまう。つい。) 2分頃でがらっと印象が

          fish in the pool

          Strangers

          ヘブンズさんのStrangers、ある日ひたすら頭の中を流れてました。 そのときのイメージを書き留めておきたいと思います。 ❇︎画像は動画のスクリーンショットより ひとつひとつは小さな誘導灯が、ぼうっと灯って並んで、遠くから見たら道を示すみたいに。 くらげのように、流されるように、漂っているけれど ふと振り返るとちゃんとたどり着けるように いびつでも 自分が積み重ねた跡が振り返ると「形っぽく」見えたりすることもあるなって。 頭の中を流れていると、そんなイメージが浮かんで

          Strangers