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受け止める姿勢


自身を振り返ってみても思春期は「疾風怒濤」。
心の中に嵐が吹き荒れていた、そんな時代だったと思います。

親としてはどのように向き合えば良いでしょうか?


思春期の生物学的な変化はすべての人に共通して経験されますが、タイミングや進度はきわめて個人差が大きく、このことが多感なこの時期の心理に大きな影響を及ぼすと考えられます。
体と心がチグハグに成長するのですから、情緒が不安定になるのは当然のことといえます。

この時期、大人からの対応も

「まだ子どもなんだから…」

「もう大人なんだから…」

と両極端だったり、さらに戸惑いを与えているかもしれません。


思春期は自己評価にも非常に敏感で、社会規範と自己概念の間に矛盾がある場合、さらに葛藤が生まれやすくなります。

加えて 現代の子どもたちはひと昔前と違い、けたたましい情報の渦の中にいます。不安定な状態で さらにこの渦を掻き分けて選択していかなければならないのです。


思春期〜青年期は物理的・心理的に親元を離れて社会へ巣立つ準備の時期。
この時期は自己設計の力立ち直る力を養う時期でもあります。

親としてやってしまいがちな 

▫︎安全な道を先回りして準備してあげること

▫︎親の価値観を押し付けること

は、この時期の成長を妨げてしまうことにもなりかねません。

親としては胸が痛むかもしれませんが

⚪︎一歩下がって見守る

⚪︎子どもを信頼する

⚪︎何かあった時は必ず受け止めてあげる姿勢

が大切だと思います。

安心して自立できる信頼関係が家庭に築けたら、お子さんにとってこれから先、こんなに心強いことはないでしょう。

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