エピクロス

「人は

恐怖のために

あるいは

際限のないむなしい欲望のために

不幸になる。

だが、

もしこれらに

手綱をつけるならば

祝福された思考を自分自身に

勝ち取ることができる。」

不幸とは

自分自身を制御できなくなることで

精神の安定さを欠いてしまうという状態。

恐怖を感じるのは

経験が浅いから。

失敗を恐れるから。

何度でも挑戦できると理解すると

かなりその恐怖から解放される。

何度でも挑戦できる教育、社会が必要。

際限のないむなしい欲望は

これで十分という認識が持てなくなることで

欲望の制御ができなくなるということ。

お金持ちな人であっても、幸福感が持てないのは

この際限のない欲望のせいなのか。

焦燥感のあるお金や物への執着。

その状態だと

どれだけあっても

おそらくは満たされることがない。

また人に対する過剰な期待も欲望の一つ

制御することができない他人に期待しすぎることも

不幸の原因となる。

所有することや期待することはむなしい欲望。

むなしい欲望は不幸となる。

エピクロスは

この恐怖とむなしい欲望を制御することができる手綱を

持つことができるとすれば

自分自身の思考をコントロールでき

幸福を感じることができると言っている。

幸福であることを自分自身で決めることが

自分を幸福にするということ。

相田みつが言っていた

「幸せは自分の心が決める」

と同じこと。

人間の欲望を制御する時代が

やっと来た。

人間は

ゆっくりではあるけれども

確実に

進化している。