健やかな心のつくりかた

書く習慣チャレンジDAY22

テーマ:これまでで1番のチャレンジ

健やかじゃなかった私が、健やかさを求めた

一番のチャレンジは、健やかな心を手に入れるために生活を変えたこと。

いつからだろう。気づいたら、心と体がしんどかった。
小学校高学年で、自殺と意識しないまでも、危険なところにふらふら行った。
中学校で女子のゴタゴタで保健室に逃げ込んだ。
高校で家族と離れたくて留学した。
勉強は好きだったけど、継続ができず調子の波も激しかったので、頑張れなくて学歴もない。人間関係では必要のない嘘をついてしまい、自己嫌悪の日々。
大学でDV彼氏と付き合い、激痩せして「メンヘラ」と呼ばれた。
苦手なことが多すぎて消去法で「これしかない!」と非正規雇用の仕事についた。
社会人になって元気に働いたものの、休みの日はベッドから動けない日があった。

不眠歴18年、万年イライラ。

そこから本当に生活が劇的に変わったので、一大プロジェクトだった。

プロジェクトは今も続いているけれど、結構いいところまで来たと思うので、これから健やかになりたい人のために大事だと思うこと(Tips)と、やってみたこと(How to)を書いてみる!

1番いいタイミングは、今の自分に嫌気がさしたとき

このチャレンジは、私にとってはよかった。
だけど、人が健やかじゃないときには必ず理由があるもの。だから悲しいときに無理して健やかになる必要はないと思う。
しんどいときは、しんどくていい。
つらかった気持ちを吐き出しきって、ふと「いつまで続くの…?」って冷静になるタイミングってあると思う。
つらさとの同居生活は癒しのために必要だけど、「そろそろ出ていってもらおうかな」と思えたら、きっとそれがチャレンジのタイミング。

私の場合は、去年の夏にメンタルのどん底にいた。
仕事中に涙が出て、夫に電話する。
仕事に関係することを調べていても、気がついたら迷惑を掛けずに楽に死ぬ方法を調べてしまう。
そんな毎日。

心の病気としてはもっと重い人もいるのかもしれない。
大事な仕事のときは普通に振る舞えた。終わってからトイレにこもったけど。
何がなんでも死のうではなく、「迷惑を掛けずに」「楽に」と考えられた。まだ少し理性が残っていたのだと思う。
だけど、あの時期は間違いなく私のどん底だった。

思えば、ずっと根本的な対処をしないで生きてきた。
発散する、とことん落ち込む、卑下する、悲観する、自分も相手も粗末に扱う。そんな方法でごまかしてきた。どん底になってはじめて、カラオケとかお酒でもごまかせなくなって、ついに思った。

「もう嫌だ」
それは今までの人生への絶望でもあったし、変わってみようかと思うタイミングでもあった。

どん底が結婚後でよかった

どん底になったのが、結婚後だったのは私にとってよかった。
理由はふたつある。

①こんな妻じゃ夫がかわいそうだから、夫のために健康でいようと思った
他人のためにしか頑張れない私だったけど、とりあえず最初のモチベーションが持てた
②世間的に「幸せ」と言われる時期で、文句のつけようもない新婚生活。自分がしんどいのは、置かれた環境のせいじゃなくてメンタルのせいだと思った。

結婚に限らず、健やかに生きて欲しいと思ってくれる人を見つけて、安全な場所に身を置くことは、大きな意味があると思う。
きっとこれを読んでくれるあなたにも、そういう人や場所があるはず。

少なくとも私は、これを読んでくれる人に「健やかに生きて欲しい」と思っています。会ったこともなくても、同じ気持ちだったと思うから。

福祉や心理の知識は自分にも使える

幸い私には、知識があった。自分と同じような人をたくさん支援してきたから。専門職としての知識はすごく役に立った。やったことはなくても、どうすればいいかを分かっていたのは強い。

心がしんどいときは、
①まず話を聞くただただ聞く
②やりたいことをとことんやる
③これからに目を向ける
④自己理解をする

こんな知識をはじめて自分に当てはめた。

実際にやってみたこと

実際にやってみたことはこんな感じ。

・書き出す

=マイノートを作り、noteをはじめた。
書くことは心理学で「外在化」と呼ばれている。脳は自分のなかにあるものよりも、外に出したものの方が処理しやすい。
次に挙げた「分析思考」もしやすくなった。
書き出すと論理の破綻にも気がつけるし、言い換えもできる。(これは認知行動療法。「書く×認知行動療法」が気になる方は、以前書いたnoteがあるので貼っておきます)

・行動目標をシンプルにする

「分解思考」と呼ばれるものに近い。
「できなかったからダメだ」「こんなこともできないなんて」と考えずに、「いつならできるのか」と考えて、やることを淡々とやる。
「なぜできなかったのか」を考えることも必要だけど、自己嫌悪で動けなくなっては元も子もない。だから「考えずに淡々と」を意識した。

・いいところに目を向ける

=自己肯定感の低さから、全部ちゃんとできないと価値がない気がしていた。
発達障害の子どもに使う知識を自分に当てはめた。
苦手よりも得意にフォーカスすることで自己肯定感を伸ばし、得意なことへのモチベーションで苦手なことでも取り組めるようになるという考え方。
例えば、電車博士になる子がお金の計算が苦手だったとしても、大好きな電車に乗るために計算も頑張れるので、電車への興味を潰さずにおきましょうということ。

「思い切ってできる方に極ぶりしてみよう!」「てか、できることってなに??」と自己分析しまくった。
あとは、ご機嫌リストと無理リストを作った。無理リストにある内容が発生した日は、普段よりダメでも自分を許すことにした。そういう日はコンビニスイーツを買った。無理って書いてあるし、とことん甘やかして帳尻を合わせた。

・きちんと休む

=「休んでいて動けないことはダメ」だとずっと思っていた。でも動けなくて、ベッドでスマホを触っては時間を無駄にして後悔する日々。
元気でいるためには休むのは大事。でも、休んでもスッキリしない。

ヒントをくれたのは、整体のおじさんとアプリMeditopiaだった。
(マジで首が動かなくなって、整体に行って体の緊張をほぐすために瞑想をすすめられた)

はじめたのは、きちんと休むこと。
ベッドでだらだらスマホは、意味がない。スマホ触るなら起きる。寝るか、あとで昼寝をする。そう決めて、休み方を改善した。
今でもベッドでスマホは厳禁にしている。
寝るときのルーティンも決めて、すぐ寝付けるようになった。

ちょっとでもイライラするな、しんどいなと思ったら、とにかく8時間寝てみる。それでも解決しなかったらちゃんと考えることにした。
8時間寝ても解消されないことってほとんどなくて、実際には解決してなくても「まいっか」と思えるようになった。
解決と改善は大事だけど、いったん寝てからにしようと声を大にして言いたい。

・好きなことを見つける

1日30分でも時間をとって、必ず好きなことに没頭した。

好きなことのヒントは、昔の自分にあった。小学生の頃の私は、図書館じゅうの本を読みつくすほどの読書好き。それを思い出して、久しぶりに図書館に行って本を借りてみた。10年以上経っても、変わらず読書は穏やかな時間をくれた。

興味は広がっていくもので、読書に限らず「インプット」が大好きだと気づいた。今は成果よりも健やかにいるために、色んな勉強をしてる。

「休息」×「自分の好きなこと」で元気が育つ

かれこれ1年くらい自分を整えることを最優先に生活して、気がついたことがある。
「休息」×「好きなこと」はめちゃくちゃ心の元気に効く。

ただただ休んでいると、ベッドに寝転がったまま少年犯罪のニュースやゴシップを見続けてしまう。気持ちは沈むし身体も痛くなって、いいことがひとつもなかった。

チャレンジから学んだこと

このチャレンジから学んだことは、
・しっかり休む
・自分のなかだけで考えない
・自分を整える視点を持つ
・自分を好きでいられる方、心地よい方を選ぶ
・原因と解決を追い求めすぎない
・夢中になれることを見つける
・自己理解
この6つの大切さ。

健やかな心と体がないままになんとか頑張ってきた私の「教訓」は、とにかく健やかな心と体が資本。

私たちはみんな、今よりも自分の幸せ度を上げるために努力をしていると思う。子どもたちにもそう教えている。
だとしたら、どれだけ努力ができても成果をあげられても、幸せじゃなかったら元も子もない。
自分を責めてしまったら、「なんのためだっけ?」と考えてみる。自炊も、節約も、勉強も、早寝も、全部自分が健やかでいるためのはずだから。

健やかな心と体は、生活の術で誰にでも作れる。

私たちは、誰でも健やかな心を手に入れられる。心の持ちようとか気合はいらない。具体的な行動で、変えていけるもの。

すごく地味な生活かもしれない。それでも1年前に比べて満足度は上がったし、もう以前の生活には戻りたくない。

これから自分のタイミングで健やかさ目指す人に、このnoteが届きますように。

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